STEINS;GATE Cp.11(トゥルーエンド)

Cp.11 境界面上のシュタインズゲート

紅莉栖エンドにおいて、オカリンはβ世界線へと移行する。
そこは、紅莉栖が死に、まゆりが生き、SERNによるディストピアが生まれない世界線。
これで物語は終わるはずだった。

しかし、2036年からのタイムトラベラー・阿万音鈴羽が、この世界線でも現れる。
彼女は言う、この世界線では、タイムマシンを巡る第三次世界大戦が起こり、50億人が死ぬことになると。
けれどオカリンにとって、過去を変えることは、もはや認められなかった。
紅莉栖をはじめ、仲間の想いと、自らの身と心も削り、ようやく贖った罪だったのだから。

「もしも。もしもだよ? この世界線の未来を変えるために必要なのが、2010年7月28日に亡くなった牧瀬紅莉栖を――」
「助けること……って言ったら?」


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『未来を司る女神』作戦オペレーション・スクルド

1つ、牧瀬紅莉栖の命を救うこと
1つ、ドクター中鉢がロシアに持ち込んだ『中鉢論文』をこの世から葬り去ること


15年後のオカリンは、今までのすべてに意味があったと言う。
仲間の願いを、想いを、そして命を犠牲にしてきた過去があったからこそ、2025年の自分がいて、そして2010年の自分がいるのだと。
だからこそ、今こそ「シュタインズゲート」に到達し、紅莉栖を救うことができるのだと。

「"確定した過去を変えずに、結果を変えろ"」
「"血まみれで倒れている牧瀬紅莉栖と、それを目撃した岡部倫太郎"。その過去は確定している」
「だが、逆に言えば、確定しているのは"それだけ"だ」
「"最初のお前"を騙せ」
「世界を、騙せ」
「それが、『シュタインズゲート』に到達するための選択だ」
「健闘を祈るぞ、狂気のマッドサイエンティストよ」
「エル――」
「プサイ――」
「コングルゥ」




すべての出来事に意味があった。
プロローグからのすべてが、このエンディングのためにあったのだ。

とは言え、タイムマシンであっさりと解決できるかと思いきや、2周しなきゃいけなくて、しかも2周目でも「血糊が使えない」というアクシデントつき。
そして、中鉢に対して「世界に承認されていない死」を盾に戦うオカリンがカッコよすぎる。

こうして5章から続いてきた息の詰まりそうなサスペンス展開は、オーラスの紅莉栖との再会で、すべてが昇華される。
今となっては、まぁ王道だよね。なエピローグだけれど、かつて初心者だった私には、まるで心が洗われるようだった。
このカタルシスこそが、この作品の魅力の半分くらいを占めているよね。

これはアニメでは味わえない、ゲームならではのものだと思う。
自分で選択肢を選び、まゆりと紅莉栖が助かることを祈り続けた20時間以上が、ようやく報われたのだから。

次回、総評。
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