死に逝く君、館に芽吹く憎悪 その3(まとめ)

シナリオ・テキスト

企画・脚本は、和泉万夜。
実力派と言われているだけあって、ストーリーもテキストもさすがの安定感。
特に、ヒロインたちの心の動きと、その描写は秀逸。
悪落ち美亜ちゃんがMVP、ぐう畜夏花ちゃんが銀賞でした。

ただ、「上位種族」関係の設定に、煮詰め方の甘さというか、安っぽさを感じる。
彼らの弱点は、上位種族同士での接触を行うことで発生するのだという。
なら、どうやって子孫を残すのか? とか、気になるところ。
あとは言葉の問題とか。上位種族の人たちがことわざとか使ってると、なんだか違和感あるよ?
まぁこんなのは些細なことで、減点対象ってほどでもないんだけど、でもこういうところを大事にしてくれると、もっと物語に深みが出たかなーって。

グラフィック

シナリオ面がよかっただけに、グラフィック面がやや劣るのが残念。
画力はともかく、差分の少なさが気になるところ。
たとえば、毎日1回ずつ殴られる回数を増やされる拷問を受けるときの「殴られるCG」が左頬の1カットだけなあたりとか。
いくら演出を工夫したって、チープさは拭えない。

臓物ぶちまけちゃうCGもちょこちょこあったけど、こちらについては、実物を見たこともないのに絵にケチつけるのもなんなので、何も言わずにおきますね!
ただ、飛び降りしたときの脳ミソはみ出ちゃってるCGがとてもよかったことだけは、コメントしておきます。

Hシーン

一応各ヒロイン1回ずつはエッチしたかな?
あとは全部拷問でしたね。それをHシーンと呼ぶのかどうかは、よくわかりません。

拷問の内容は、「苦痛を与えること」ではなく「殺すこと」が目的なのが特徴的かも。
なので、女の子を痛めつけたいだけの人には、ちょっと不満かも。
でも、女の子を殺してみたかったり、女の子が死んじゃってる一枚絵を集めている人にはオススメですよ!

金属バットで殴るだけとか、ちょっとよくわからないプレイがあるのはご愛敬?
残念だったのは、四肢欠損系の切断プレイがなかった点。
上位種族にとって人間は、遊んでよし食べてよしの一石二鳥な存在だったわけだよね?
なら、毎日少しずつ食べる分だけ切っちゃうプレイとか、ピッタリだと思うんだけどな!
それを本人にも食べさせてみたりとか、ほら、夏花ちゃんあたりにやりたくなりません? ねえ!

声優

主人公・美亜役の、サトウユキが熱演。
この人がいなかったら、成立しなかったと言ってもいいくらい。
普通にしてても結構かわいい声してるのに、悲鳴・慟哭・断末魔なんかの絶叫系演技がすばらしいんです。
喘ぎ声はあんまり好みじゃないけど、今回和姦系のシーンが2回かな? くらいしかなかったので、ぜんぜん気になりませんでした。

音楽

デンカレOPのキャッチ―さは十分。
あのムービーがなかったら、私もやっていない。
お金の使いどころがわかっているよね。

BGMは、雰囲気によく合っていた。
曲の良し悪しより、BGMに一番求められてるのってそれだと思うんです。

システム

必要十分。
最近のゲームはバックログジャンプがデフォになりつつあって、嬉しい限り。

総評

2016年7月発売枠。
ゴスロリ主人公が一万回拷問されて殺されちゃう系ゲーム。

鬼畜、リョナ系のプレイが好きならオススメ。
シーン自体も楽しく見られるし、シナリオもぜんぜん悪くないし、ヒロインたちもかわいい。
そして美亜ちゃんは最高の主人公なんです!

もうちょっと予算があれば、もっといい作品になったのになぁと、惜しい気持ちになります。
私の評価は、傑作にはちょっと届かない、★3つ・良作評価。

似たような雰囲気のゲームをお探しなら、「Maggot baits」なんかのCLOCKUPのダーク系なのをどうぞ。
それとも……蟲、愛でちゃう?
関連記事
category
ゲーム [★★★☆☆]
死に逝く君、館に芽吹く憎悪
genre
ゲーム
theme
レビュー・感想

Comment

Trackback

http://otabes.blog.fc2.com/tb.php/981-38352f8d