乙女理論とその後の周辺 -Belle Epoque- Another/エッテ(リベンジ)ルート

2016年5月発売枠には、「月に寄りそう乙女の作法」の続編「乙女理論とその周辺」のファンディスクな「乙女理論とその後の周辺」をチョイス。
便宜上、今作は「乙りろ2」と呼ぼうと思います。

一応「Another」とは冠してあるけれど、前作・乙りろでのエッテルートがくそみそに酷評されたので、書きなおしちゃいました! がこのリベンジルートらしい。
ちなみに、私は前作でのエッテルートは未攻略。
すなわち、このシナリオで初めてエッテと仲良くなったということです!

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エッテリベンジルートは、「遊星りそなと衣遠が敵対した場合」のお話。
衣遠の脅威が現実となり、対抗策としてりそなが提示した「次男家と取引する」案までもを現実とせざるを得なくなる。

表向き、駿河には晩餐会に出席しないことを条件に、これからの生活の保証を要求していた。
その実、アンソニーを騙して晩餐会に出席し、その席で衣遠を支持することで、兄との溝を埋めるつもりだった。
とは言え、現代の聖人である遊星が「人を騙して利用する」なんてことができるはずもなく、アンソニーとわかりあうことで「仲間」になる道を選ぶのだ。

あれ、これってアンソニールートだっけ? と思うくらい、アンソニーがいい人すぎて難儀した。
騙すのでもなく、懐柔するのでもなく、二人で善い道を歩むための仲間となる。
昨日の敵は今日の友。少年漫画みたいだけど、やっぱりこういうのってアツいですよね!

そして、シナリオも今までは「発表会で優勝すれば大団円!」なスタンスだったけど、今回は違う。
というか、まだ大きな問題が残ってる。次期総裁の件と、衣遠兄様との確執の件ね。
この辺りはアフターで回収してくれるのだろうから、そっちで触れることにします。

しかし、サブキャラ――というか、ほとんどモブ扱いのカリンが輝きすぎてはいませんか。
エッテルートなのにカリンちゃんも攻略したい。難儀ですね?

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今までのつり乙シリーズは、「エロゲー」として成立していなかった。
シナリオにも絡むわけでもなく、ヒロイン(あるいは主人公)の魅力を増すわけでもなく、使えもしない。
そんな儀式みたいに挿入されるHシーンに、何の価値があるというのか。

でも、このエッテルートは完全にエロゲーだった。もうびっくりした。
たしかに、このエッテルートのHシーンも、変わらず実用性には乏しい。というかギャグだし。
そんなおフザケにすら見えるHシーンに、しかしエッテの女の子としての魅力が詰まっているのだ。

乙りろシリーズに何度も出てくる「ノブレス・オブリージュ」という言葉が、彼女そのもの。
エッテが両親から反対されながらもメリルを付き人とし、学院に通わせているのは、大好きなメリルの才能を、誰もが認めるほどに磨くため。
もはや無償ですらない、自らの血でもって奉仕するに等しい行為なのだ。
(もちろん、好きな子の一番近くにいたいという彼女の恋愛脳もあっただろうが……)

彼女の魅力は、そんな上から「与えている」はずの行為(私がしてあげる!)が、実は「尽くす」行為(私にさせてくれると嬉しい……)だったという点に尽きる。
お互いに初体験なのに、不甲斐ない息子のために乳首責め+手コキしてくれて、騎乗位で挿れてくれて、三擦り半で出ちゃっても「気持ちよくなってくれて嬉しい」って笑ってくれる。
これが奉仕じゃなかったらなんだというのか。
エッテは遊星をマゾ扱いしようとしていたけど、そんなこと言うなら、むしろ私はエッテのほうがマゾなんじゃないかって思いはじめるよ?

そんな彼女は間違いなくエロゲーヒロインで、このゲームは間違いなくエロゲーでした。
というか、エッテマジ天使。やばい。かわいい。

人と人との交わりかたには、色々な形がある。
でも、彼女の理想こそが、人間の一つのあるべき姿だと、私は思う。

「良かった。そういう風になりたかった。好きなひとのために、なにかできる自分に憧れてた」
「そんな私にさせてくれてありがとう」

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ゲーム [★★★★☆]
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