紅 kurenai 10~12話+まとめ

第十話 「慣れの恐怖」

紫のことを「仕事のミス」と割り切ろうとしていた真九郎が、紫を守る誓いを果たす決意を固める回。
ちょっとした弥生さん回でもある。

割り切って日常に戻ろうとしてみたけど、やっぱり気持ちは割り切れませんでした。
という話の展開は、回り道ながらも予定調和ではあるのだけれど、近所のお姉さん二人のキャラクターがすばらしいことを再確認できる。
環さんのジャージからのぞくお腹ね! けっこうエロい気がするんですよね!

第十一話 「われ思考う」

囚われのお姫様を助けに行く王子様回、前編。
このアニメのバトルは、基本的に徒手空拳なのだね。主人公の特殊性を引き立てるためでしょうか。
ちなみにリンについては、原作からはいくらか設定が省かれているようで、ただの戦闘狂みたくなっていました。

さて、心を閉ざしてしまっていた紫ちゃんについて。
女中さんの言っていたように、外に出たことを本当に後悔していたのかもしれない。
期待していたぶん失望が大きかったように、九鳳院の絶対さに抗えない運命を感じてしまったのかも。
このパターン、エロゲーだったらすでに取り返しのつかないことになっちゃってるんですが、九鳳院家は俗世から乖離しているだけで悪党とは違うようなので、なんとかセーフみたいです!

第十二話 「われ存在り」

最終話、囚われのお姫様を助けに行く王子様回、後編。
安直に考えれば、真九郎が紫を助け出して五月雨荘に戻って大団円! なエンディングだったのだけれど、思っていたのとは少し違う地点に着地した。

真九郎には真九郎の戦うべきことがあるように、紫には紫の戦いがある。
真九郎のそれは弱い自分であり、紫のそれは認められない九鳳院家の歪み。
紫にとって、ここで九鳳院家まで捨てるということは、いつかたしかに笑顔を浮かべていた母のことまで否定することになる。
母が父を愛していたことは真実だったはずで、それを否定したくはない。
だから、いつか自分が恋をしたとき、母の望んでいたような形で叶えられるように、この家を変えていく――

「九鳳院は出ません。紫は、奥の院を出たいのです」
「戦うとはこういうことだろう? 今ここで真九郎についていくということは、逃げることだ」


なるほどですね、紫ちゃんってば見違えるように大きくなっちゃって!
ハッピーエンドは、主人公とヒロインが結ばれるだけじゃない。
お父さまの膝の上で紫ちゃんが笑顔を見せてくれるのだって、十分にハッピーエンドかなって!



総評

「ロリっ娘と一つ屋根の下で暮らすようになっちゃう」系アニメ。
ちょろっとファンタジー要素もあるけれど、根っこはリアリティを大事にしたアクションものかな。
ちなみに、世界観は「電波的な彼女」と一つになってはいるが、揉め事処理屋のボスである柔沢紅香が「電波的な彼女」の主人公・柔沢ジュウの母親である――という設定があるだけで、キャラクターがカブって出演していたりとか、そういうことは一切ない。

小説が原作で、その最初のエピソードをTV向けに編集しつつアニメ化した作品。
原作も未完であり、さらに尺の制限もあるせいで、キャラクターを使い切れていないあたりがちょっと残念。夕乃ちゃんとか銀子ちゃんとかね。
これが原作のあるアニメの弱点なんだよなぁ。
夕乃ちゃんが活躍するところがもっと見たかったのに!?

ストーリーそのものは、割とベタな展開かも。
でも、その見せ方はなかなか上手い。前半かなり惹き込まれたもの。

ちょっと古い作品ではあるけれど、さすがブレインズ・ベースとでも言うのだろうか、作画は細かくてきびきび動きます。
絵柄はちょっと特徴的だけど、私は嫌いじゃないよ!
マリオネット風のOPとかね、意外と見てて飽きないです。

私の評価は、★3つ・良作評価。
オチのつけ方がちょっと私の趣味じゃなかったのと、夕乃ちゃんにもっと活躍してほしかった二点が減点対象です。
中盤までの日常シーンはかなり楽しかった。6話はヤバイ。
ロリっ娘に懐かれたい人にはオススメです!?
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category
アニメ [★★★☆☆]

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