フラテルニテ その2(愛サイド+姉妹エンド)

フラテルニテ、愛サイドを終わらせ、美桜・芽衣エンドを回収。
話はどんどんドス黒くなっていく。

唯一の味方だと思っていたキャラが、実は黒幕でした――という展開は、ありがちかもしれない。
けど、あり得ないことばかりが起きるこのゲームで「ありがち」な展開が起きるなんて、完全に予想外でした。逆に。
まぁ、考えてみればユーフォリアだって、一番信頼できそうな女の子が黒幕だったワケだしね……。

愛ちゃんがこのゲーム随一の萌えキャラである点については、異論のないところだと思う。
私だって愛ちゃんを救ってあげたいと思ったし、全部の問題をスッキリ解決して、愛ちゃんラブラブハッピーエンドになればいいなと思っていた。
けれど、今やそんな理想がはるかに遠い。

傷だらけの身体を見せてもらって「そういうのが好きなお客を取らされてた」って言われたときもだいぶショックだったけど、二週目をスタートしたときにいきなり始まるロリっ子凌辱シーンのセリフの冠に「愛」ってついてたときの、あの衝撃ったら!
たしかにおかしいと思ってたんだよ。冒頭の引っ越してきた初日、愛ちゃんみたく内気で友達もあまりいない女の子が、ちょっと見られてたってくらいで「なにか用ですか?」なんて話しかけてくるなんてさ。

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さて、もともとの問題であったはずの姉・美桜について。
紗英子も言っていたけど、あの子はもう本当に手遅れなんじゃないですかね?

「彼女は強姦された辛さを癒すために、セックスに慣れることを選んだの」
「男に求められ、抱かれることは等しく幸福だと思い込むことにした」
「…もちろん、お姉さんがそれを選んだわけではなくて、そう仕組まれてしまったことだけど」
「どちらにしろ、彼女は自分が負った傷を傷ではないと思い込むことにした。痛みに目をつぶって、傷痕を誤魔化すために自分で新しい傷をつけ続けている…」
「今さら『それは間違いだ』なんて言われたら、傷だらけの自分と向き合わなきゃいけないのよ? ちょっと耐えられないもの」


たしかにセックスは基本的に「共同作業」であり、互いのコミュニケーションがうまく成立したときに、大きな快楽(あるいは深い満足感)をもたらす。
それは、承認欲求(僕はここにいていいんだ!)を満たされたときのものに似ているのかもしれない。
だからって、一度レイプされてからセックスの喜びを知ることが「救い」だなんて、そんなのおかしいよ。おかしくない?

「小野田さんもお姉さんと同じ。強姦されて、それを肯定することで救いを得た。その救いを肯定するために、同じ境遇のお姉さんを救おうとした」
「悪気なんてない。みんな自分が間違っていないことを証明するために他人を救うの」


ひょっとして、みんな居場所がほしいだけなのかもしれない。
だから、どんな形であれ、それを見つけられたときに「救われた」と思ってしまうのかも。

……じゃあ、愛ちゃんは、逆にもう自分の居場所が見つけられてるってこと?
あの子の闇は果てしなく深い。

「私を救ってくれるんでしょう?」


かならず君を救ってみせる。
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