あけいろ怪奇譚 ベルベットルート・その2(ハッピーエンド)

あけいろ、試行錯誤の結果、ベルベットのトゥルーを回収することに成功。
ポイントは、「花子さん」と「中出しエッチ」ね!

シナリオは、加賀見の鬼と自らの境遇を比べはじめたあたりから、ある程度予想通りの展開を見せる。
それでも、覚醒したベルベットのカッコよさは予想以上だったし、そして「花子さん」の使い方はまったくの予想外。
これで花子さんともっと仲良くしてたらマジでヤバかったよ! あぶなかった

クーデレ(予定)のベルベット嬢でしたが、個別シナリオに入ってからのデレ具合は予定を大幅に逸脱していましたね。どうしたの?
メイド服でのご奉仕フェラのシーンとか、まぁえらいことでした。
賢者タイムが訪れたときの、「金輪際、メイド服は着ない」とかね。
いいの? そんなこと言うなら私が着るよ?(錯乱)

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バッドエンドの記事で取り上げた、ベルベットにヤリ捨てられて心がヘシ折れた初エッチでしたが、どうやらアレはベルベットの演技だったらしい。
身体だけで繋がっても、心は繋げられなかった。失敗した――
主人公も私もそう思っていたのだけれど、(ちゃんと中出ししてれば)本当は成功していたのだね。

というか冷静に考えて、観覧車の一枚絵シーンからもわかるように、エッチする以前からベルベットは主人公に惹かれていたんだもんね。
なぜベルベットが主人公を好きになるようになったのか、明確な理由が語られることはない。
たぶん、褒められ慣れてない彼女を「魅力的」「かわいい」とか言ったり、あとは加賀見家からの帰りとかにブルー入っちゃってる彼女を慰めることで、自然に好きになっていったんじゃないかな?

個人的には、初エッチの無感動なベルベットがマジなやつで、そこから「生きる意味」を見つけていく過程が見たかったような気はあったんだけどね。

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さて、そのベルベットの自殺願望について。
主人公はベルベットの自殺願望について「死ねないから、死にたいんじゃないか」と言っていたが、そうではない。
(だって、実際に死ぬ方法はあるわけだしね)
というか、これは不死身の吸血鬼に限った話ではない。私たち人間――過去に自殺した人も、これから自殺する人も、みんな同じだ。
生きたいけど、生きられなかったから、死ぬのだ。

では、なぜ生きられないのか?
理由は当然人それぞれ違う。病気かもしれないし、借金かもしれないし、失恋かもしれない。
ベルベットの場合は、こうだ。

「私は彼女たちよりも……ずっと長く生きている。それなのに……」
「なにもできない。社も守れない」
「私は……なんのために生きているの?」


人はいつか死ぬ。意味があろうがなかろうが、それは否応なしに訪れる。
しかし、ベルベットにとっては違う。積極的に選ばなければ、訪れないものなのだ。
だからこそ、その選択に意味を持たせたい。でなければ、今まで生きてきた百年の意味も、生まれてきた意味もなくなってしまう。
それはたぶん、飲んでいるそばから水を足されて、どんどん薄くなっていってしまうカルピスのようなもの。

「私は、ただ無為に死にたかったわけじゃない。意味のある死を、求めていたの。死ぬ理由が、欲しかった」


彼女は、ただ無為に生きていたいわけじゃない。意味のある生を、求めていた。生きる理由が、欲しかったのだ。

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ロリババア大好きな私は「寿命のない存在」というものにとても惹かれてしまうのだけれど、実際のところ、不老不死な人たちは不老不死であることをどう感じているんでしょう?
聞いてみたいのに、そういう人になかなか会う機会がない。困ったものです。
これはひょっとして、いわゆる「コウモリであるとはどのようなことか」なのかな?

しかし、ベルベットは理由を与えられて、ようやく自分の人生を生きることを決める。
「だれかのため」「なにかのため」……理由に依存しなければ生きられない。彼女はそんな弱い存在なのかもしれない。
それでも、それは彼女が自分の人生で、初めて求めて、初めてその手につかんだ宝物だった。

「加賀見の鬼とは、違う。私は……、あなただけの、ヴァンパイア」
「欲しいのは……あなたのぬくもり」
「あなたがいてくれれば……他に望むものはない」
  「死ぬまで一緒だ」
「ええ。ずっとあなたに、ついていく」


幸せそうな彼女を見て、私は思う。
人は、いま生きているから、いつか死ぬのではない。
いつか死ぬから、いまを生きるのだ――と。
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