神咒神威神楽 楽土血染花篇その6

前回記事訂正。
太陽、香純について、なぜ香純が天魔となっていないか。
ディエス・イレでも、香純はいつも蚊帳の外で蓮に守られていた。
香純は日常の象徴であり、蓮が帰ってくるべき場所だったから。
その香純を戦いに巻き込んでしまったら、帰ってくるべき日常がなくなってしまう。

今回も同じだと思われる。
蓮は香純を戦いに巻き込みたくなかったのだろう。
おそらく香純のいた地は蓮が波旬に勝利した暁に帰ってくる場所として、特別に守られていたに違いない。

--- 極月・無間蝦夷 ---

冒頭、刑士郎と咲耶のHシーンアリ。
かなりライトな内容。
何かの儀式のようでもあった。

その後、東征軍と天魔との最終決戦。
いろいろ盛り上がるところはあったのだけれど、昨日書いた内容が消えてしまったので、再び書くのがちょっと面倒です。ぐぬぬ
おそらくこの章は他ルートでも同じような展開になると予想できるので、そのときにおさらいすることにしよう。

大筋でのネタバレは特になし。
凶月兄妹については次章にて。

--- 卯月・秀真 ---

凶月兄妹のその後。
エピローグかと思いきや、そこそこのボリューム。
Hシーンアリ。
その後、天魔無き世界で波旬の手先となった中院に、凶月の里が襲われる話。

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刑士郎について。
前章、宿儺との対決時、刑士郎は歪みを捨てた。
宿儺が歪みを浄化する能力を持っていたせいでもあるが、歪みを使うことは咲耶の生を吸うことになるからという理由が第一。

刑士郎の歪みは間違いなくヴィルヘルムの業であり、一番欲しいものを奪われ続けるという呪いである。
刑士郎にとって一番大切なのは咲耶であり、彼の東征の目的は咲耶を歪みから解放し自由にすること。
それなのに、咲耶の命を使って東征を成すなど本末転倒。
だからこそ、吸血鬼としての渇望(恋人よ、枯れ落ちろ)を乗り越え、歪みを捨て、宿業を乗り越え、一人の人間としてとして生きていくことを選択した。

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咲耶について。
咲耶の歪みはヴィルヘルムの姉であり母であるヘルガの業であり、愛する者に自らの血肉を捧げて相手を縛るという呪いである。
自分を糧にしてほしい、自分を必要としてほしいという想いは、Hシーンにも良く出ている。
良く言えば献身的、悪く言えば共依存なメンヘラ気質か。

東征では刑士郎が歪みを捨てただけで、咲耶は何も決断していない。
だから、咲耶の歪みは消えなかった。

里を襲われ、生身で戦う刑士郎に、血染花になりたいとすがる咲耶。
呪いから解放され輝いている刑士郎と、呪いに囚われ恋人を死地に追い込んでしまう咲耶。
傷つき瀕死の刑士郎を前に、憎悪から歪みを使おうとする咲耶。
彼女をそんな宿業から解放したのは、刑士郎の一言。
「禍憑きは使うな、腹の子に障るだろうが」

愛しい人はもう刑士郎だけではない。
未来を、生まれてくる赤子を、愛さなければならない。
それはヘルガの知らない未来であり、だから宿業を乗り越えられた。

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二人が宿業を乗り越えたという事実は、波旬の世界に亀裂を入れる。
自己愛で染まった世界で、互いが互いを信じて生きてゆく存在がいるということが、世界を不完全にする。
これで波旬が倒せたわけではないが、不完全な世界にはまた新たな覇道が生まれる余地がある、ということなのだろう。
物語はこれで終わる。
幸せを求めて生きる人間は、尊く美しい。

凶月兄妹が誰かの生まれ変わりというより、輪廻している呪いが二人に降りかかったと理解したほうがよさそうだ。
香純が言ってた、繰り返すループの中で初めてのことをしないと波旬は倒せない、という言葉からもそう読み取れる。

「俺は凶月刑士郎で、おまえは凶月咲耶だ。どこかの誰かにはなれねえんだよ」
「ままならねえよ、生きてくことは。けどまあ……それでいいと思おうぜ」
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