サクラノ詩 ―櫻の森の上を舞う― ZYPRESSEN(里奈ルート)

サクラノ詩、3周目のヒロインは、精神的妹・氷川里奈を攻略。
このゲームでは真琴ちゃんに次ぐマトモっぽいヒロイン。
自己紹介が「精神的妹」な女の子がマトモ枠に入っちゃうんだから、もう色々推して知るべしではある。
ちなみに、このゲームで一番おっぱいの大きな女の子でもある。

CVは、藤森ゆき奈。
どうでもいいけど、エロゲ声優って「ゆき奈」とか「さお梨」とか「みや美」とか、○○子のノリで違う漢字当ててる人多いよね。
なんなんですかね、流行ってるんですかね? でもすごいキャッチーでいいと思います!

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この章は、主人公視点・里奈視点・優美視点の三方向から語られる。
主にスポットが当たるのは、「里奈と優美とそれに絡む主人公の過去、および千年桜の過去」について。

劇中劇を使って語られる過去回想は、かなりボリューミー。
でも、里奈と優美の関係がとても印象的に伝わってきた気がする。
途中で寝そうになったのはたぶんお腹がいっぱいだったからで、退屈だったわけじゃないと思います!
だって、思い返してみれば全然悪くなかったもの。

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「死への憧れ」は、「死への恐怖」の裏返しなのだという。
たぶん、心理学で言うところの認知的不協和というやつだね。
死ぬことは恐ろしい(認知1)。死はかならず訪れる(認知2)。この2つの認知間の矛盾を解消するために、「死はすてきなこと」というように認知1を変換することによって、不協和な状態を低減しようとするのだ。
死が身近なものであればあるほど、不協和を除去しようとする圧力は強くなる。
80歳の老人であったり戦場の兵士であるならば不自然な心理状態ではないのだろうが、小学生の女の子の気持ちとしては不自然極まりないもの。
それが幼少期の里奈だった。

この章のサブタイトルにもなっている「Zypressen」は、宮沢賢治が詩「春と修羅」のなかでCypress(糸杉)をもじって表現したもの。
重い病に罹っていた里奈は、死への恐れを低減し、死を受け入れようと、まるで憧れのように糸杉を描き続けていた。

優美は彼女の死臭に惹き寄せられていた。
最初はなぜ惹かれているのかわからなかった彼女も、里奈の飲んでいるクスリから病のことを知る。
しかし、優美は彼女の美しさがその「死」を源泉としているものだとして、里奈を救おうとしない自分を蛆虫だと嫌悪しながらも、彼女の死臭ごと愛するのだ。

ところで、里奈自身も、己の死臭が優美を引き寄せていることはわかっていた。
里奈は、生に充ち満ちた優美が疎ましかったのだ。
だからまるでおいしい色をした毒キノコみたいに、彼女に近づいたのだ。

優美はいつからそれに気づいていたのだろうか?
しかし、主人公は里奈の死臭を嫌い、彼女の認知を変換(生きることはすばらしい)することによって、彼女を救おうとする。

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主人公と里奈と優美は、三角関係そのもの。
里奈は優美のために特定の人間を作らないようにしていたし、主人公は里奈と優美の関係のために一線を越えないようにしていた。
だから、その閉じた関係性を壊せるのは、優美しかいなかった。

義貞と伯奇を結ばせたかったという千年桜の想いが、優美の想いに共鳴したとき、優美は奇跡を起こすことだってできた。
しかし、優美はそれを願わなかった。
彼女が救えなかった(あるいは、救おうとしなかった)里奈を、主人公は救えてしまったのだから、もう最初から優美に勝ち目はなかったのだ。

「私はあなたの絵を見るたびに、あなたが描いている姿を見るたびに、私はあなたに幸せになってほしいと感じた……」
「だから、私はあなたの事が嫌いなんです!」


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主人公に絡んでいる優美はあんまりかわいくないけど、里奈と二人っきりのときの優美はとてもかわいらしい。
というか、里奈にあしらわれている優美に萌える。
ノーブラおっぱい枕はご褒美でしたね!

ところで、里奈の病気ってもう治ったんですかね?
日光がニガテって、まだクスリは飲み続けているっぽいですけども……?
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ゲーム [★★★☆☆]
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