Dies irae ~Acta est Fabula~ 香純ルート

なぜか突然ディエス・イレをやることになってしまった。
完全版が手に入ってしまったのだもの、仕方がないじゃない!
2014年以降、正しい意味での完全版はコンシューマ移植版である「Amantes Amentes」になるらしいけれど、Hシーンがないので却下。私はルサルカといちゃいちゃしたいのです!
ということで、「Acta est Fabula」。
今年か来年あたり、アニメ化されるらしいね!?

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聖槍十三騎士団の目的は、8つのスワスチカを開き、ゾーネンキントを経てハイドリヒ卿を呼び戻し、彼の「城」を現世に流出させること。
それにより、強制収容所(ゲットー)のフリガナを当てられた「既知感」「法則」を抜け出すことができる。
つまり、現在の世界を破壊し、新しい世界を創造することである。

しかし、首領代行としてのヴァレリア・トリファは、ハイドリヒ卿の再来を望んでいなかった。
復活の折に与えられる祝福では、彼の望むものは手に入れられないことがわかっていたから。
だから神父は己が望みの実現の邪魔になるだろう三人の大隊長の復活を阻み(実際にどういう理屈なのかは不明)、ゾーネンキントとして不完全な香純を生贄とし、不完全な術で召喚を行うことで、黄金錬成を己がものにしようとしていた。

ちなみに。
たぶん神父の望みは、過去にハイドリヒ卿に屈し、愛していたはずの10人の子供を生贄として捧げた罪を償うこと。
しかし、子供たちは城の礎となっている。そして、祝福も城からしか与えられない。
つまり、彼の望みは端から叶うはずがなかった。だから――
――という事情を口実に、ハイドリヒ卿の黄金錬成を真似て、それと同等の行為を成すこと。
それができたとき、子供たちは救われ、自分は神になることができる。今までと違う新しい自分になることができる――
これこそが、ヴァレリア・トリファの本当の望みだったのだと思う。

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さて、香純ルートでは、既知こそを是とする主人公らしく、帰るべき日常の象徴(太陽、あるいは陽だまり)として、香純を選択する。
香純を攫おうとしたシュピーネを公園で倒し、ルサルカを学校で倒し(実際に止めを刺したのは螢だったけど)、螢の連れていたカインをタワー展望台で倒し、螢を教会で倒し、ヴァレリアを教会地下で倒し、香純を救い出す。
ちなみに、スワスチカの開放その1は博物館(???)、その2は公園(シュピーネ)、その3は遊園地(たぶんバビロン?)、その4はクラブ(一般人)、その5は学校(ルサルカ)、その6はタワー(カイン)、その7が教会(ベイ)、その8が病院(レオンハルト)でした。

体育会系な香純の言っていた「ケジメをつける」ということが、文化系の私にはいまいちピンと来ないのだけれど、己の罪を償うこととは違うのかな?
ヴァレリアは、子供を生贄にした自らの罪は、子供を生き返らせることではケジメがつけられないと悟ったらしい。
たぶん、悪いことしたらごめんなさいしなきゃダメってことだよね?
でも、父親代わりの神父さまにあんなことを言われたのに、最後まで一緒にいようとする玲愛にはきゅんきゅんしました!
最近娘萌え属性に目覚めてる気がする。これ、ヤバイビョーキでしょうかね?

そして、自らの命で第八のスワスチカをこじ開け、黄金錬成を不完全なまま終わらせた螢の心意気もステキ。
これが黄金の光に目がくらんだ己の罪に対する、彼女のケジメのつけかたなワケだね。
さて、香純はどうやってケジメをつけるのでしょうか。
二柱の悪魔も、三人の大隊長も未だ健在。
陽だまりの暖かさは泡沫。二人の戦いはまだまだ続くのでした!!
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