グリーングリーン OVERDRIVE EDITION まとめ

シナリオ

一夏の青春ラブコメディ。
主人公と三馬鹿トリオにスポットを当てたドタバタ日常シーンと、ヒロインにスポットを当てた個別ルートの分量が絶妙。
個人的には、もっと掘り下げて、こってり味でもよかった。
毎日の授業のこととか、小みどりの飼育状況とか、そういう日常の枝葉も少しは大事にしてくれたらよかったのに……。
でも、ドタバタ青春コメディだと考えるなら、これでいいのだろう。

ただし、主人公の存在感が薄いのは大きな減点。
精神年齢が幼いのか、無個性主人公が当時の主流だったのかは定かではないが、奴がシナリオ進行の足を引っ張る。そこだけが悔しい。

全体の完成度から言えば粗はあるものの、満足度は高い。
担当しているライターのうちの一人は、「ゼロの使い魔」を書いていた、故・ヤマグチノボル氏。
もう一人の桑島由一氏とどう分担していたのかはわからないが、プレイした感じ「朽木姉妹、千種」「早苗、みどり」でわけていたのではなかろうか?

シナリオ別評価
  若葉 > 双葉 = 千種 > みどり = 早苗

若葉ルートが頭ひとつ抜けている。シンプルにまとまっているし、エピローグがすばらしい。
千種ルートも、同じくきれいにまとまっているのを評価。
双葉ルートは、双葉ちゃんのかわいさがヤバすぎ。

テキスト

かなりあっさり。
主人公のキャラが薄いせいで、ツッコミ力に欠けている。
三馬鹿のボケは面白いんだけどね!?
ただ、あっさりしすぎて、ヒロインとの会話を掘り下げていってくれないのは困ったものです。

グラフィック

立ち絵の使い方が独特。
基本は一種類だけなのに、腕のポーズがそれぞれ3~4種類に、首を傾げたりする差分も用意されているので、実質3種類以上立ち絵があるように感じる。
このやり方は、正直立ち絵2~3枚で回す一般的なギャルゲーより、よっぽど手間がかかっているような気がする。
かわゆい目パチ口パクの動きも併せて、なんだかアニメーションみたいな気さえします。

クオリティは上々。
双葉ちゃんのお腹をぺろぺろしたい。

Hシーン

基本は1キャラ1回。
1シーンに5枚前後CGを使って構成するこのやり方は、昔のエロゲーならでは。
とても贅沢な気分になります。

ただし、テキスト的な興奮度がほとんどなし。
そして、シナリオの山場でHシーンが挿入されるので、使うとか使わないとかそういうレベルの精神状態でない可能性。

音楽・ムービー

OPムービーも、同じカメラワークで作ったリメイクもの。
シンプルなスライドショームービーだけど、私は結構好き。

EDはルート別にすべて違うボーカル曲。
これはOVERDRIVEのポリシーなのか。
OSTがほしい。

システム

フルスクリーンの仕様に不満。
それ以外は問題ないです。

総評

初出は2001年のゲーム。
過去の名作をリメイクするという試みは、ギャルゲー業界ではあまり聞かない気がする。
懐古厨からしたら、言語道断!な所業かもしれないけれど、私のようなにわかギャルゲーマーからしたら、いくら名作と言われていても、絵柄が古すぎると取っ付きが悪いのも事実。
そういう観点から見たとき、このリメイクは素直に嬉しい。

今作の場合は(原作をプレイしていないから定かではないが)おそらく原作をかなり尊重して作りなおしていると思う。
おかげで、古さと新しさがうまく同居した、独特な雰囲気がある。
特にHシーンの構成によく現れているね。
私はかなり好きです。

ゲーム自体も、なかなかに楽しかった。
さすが名作と呼ばれることはある。
ぜひ2や3もリメイクしてほしいとの期待も込めて、秀作★4評価ゲームのTOPに置いておきます。
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