四月は君の嘘 21、22話+まとめ

21話 雪

かをりの手術と、公生のコンクール本戦・前編。

音楽が大切な人を奪っていく。
かをりの病状の悪化は、母親の逝去と重なって見えてしまう。
けれど、そこが海の底だろうとも、もう一人じゃない。
幼馴染、親友、ライバル……いろいろな人に支えられて、いまここにいる。そういうことに気がついたんだろう。

しかし、かをりちゃんは感情の振れ幅が大きすぎやしませんか。
それが彼女の魅力なのか。あるいは病気。
あ、病人でした……。

最終話 春風

コンクール後編、その後。

思えば、かをりちゃんがきちんとバイオリンを弾いたのは、初対面の2話以来。
演奏シーンはなかなかのもの。引きこまれたね。
曲のチョイスもよかった。

誰かになにかを伝えたい。誰かの記憶になりたい。
いま自分がここにいる証を残したい――
かをりは彼女の人生を精一杯生き抜いた。
彼女の残した証は、公生をたしかに成長させていた。
それがかをりの願いだと、公生もわかっていたんだろうね。

最終話が気にくわないという声も聞いたけれど、私は上々だと思います。
無駄に涙を誘ってこないのも、蛇足がついていないのもいい。
最後の最後でタイトルの意味がわかるお手紙もいい。
いい最終回でした。

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まとめ

音楽を通して、自らの存在意義を見つけようとする少年少女の青春物語。
「いちご同盟」にかなり影響を受けているようだけれど、そのお話を読んだことがないので、そういうレビューは余所で見てみてください……。

作者のセンスなのか、監督のセンスなのかはわからないけど、台詞回しがやたらとクサい。
そのクサいシーンを何度も回想で使ってくるので、更にキラキラ。
これは好き嫌いが分かれそうなところ。

投げっぱなしのフラグや、突如出てくるキーワードなど、時々戸惑うような点もあった。
けれど、キャラクターの立ち位置は一貫していて、それはなかなかに清々しいものでした。

作画は上々。音楽もののネックになる動画もまあまあ。
序盤の演奏シーンにリソースを使いすぎてしまった感もあるけれど、取り立てて言うほどじゃないかな。

総合評価は、最終話の後味の良さでオマケして、★3良作をつけておきます。
四月に君が嘘をつかなければ、がらりと違った物語になっただろうけれど、傍若無人天真爛漫なフリをしていただけで、君はやっぱり乙女でした。
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アニメ [★★★☆☆]
四月は君の嘘

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