グリムガーデンの少女 -witch in gleamgarden- 千歳ルート

グリムガーデン、3キャラ目は愛嬌たっぷりニート娘・朝比奈千歳ちゃん。
かがんでからの上目づかい立ち絵が恐ろしくかわいい。
友人には「あの子、おまえにそっくり」とか言われて「まさかwww」とか思っていたのだけれど、いざ攻略してみれば、私がエロゲヒロインになったらこんな感じなんだろうなぁとしみじみと思ってしまいした。

千歳の声を当てているのは、美月。
スマガの樋ヶさんの声優らしい。ふぅむ。
千歳の声は、当たり障りのない演技でした。コメントに困る

そんな千歳ちゃんのシナリオでは、人生に真剣に向きあわない彼女の心の闇にスポットを当てているようです。

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誰よりも早く走ることが、千歳の存在意義だった。
けれど、魔女になることで、彼女の生きる意味は失われる。
だから人生に真面目に取り組めないし、「もうどうなってもいいや」になってしまう。
主人公は、まるでヤンデレのように献身的な千歳の姿から、その苦悩に気づく。

千歳はやるべきことを果たせなかった。
逃げてはいけない場所から、逃げてしまった――。
「たぶんお前は、その時の自分を許していない」
「だから自分を大切にも出来ないし――『俺のため』なんて理由で、簡単に自分を危険に晒してしまう」
「要するに――お前は空っぽなんだよ、千歳」


千歳が本当に「空っぽ」なのかどうかはいささか疑問ではある。
人生の目標を見失った彼女に、自分の中に入れるべき「価値あるもの」が見つけられないという点では、「空っぽ」と評してもいいのかもしれない。

千歳のグリムは「負けたくない気持ち」からではなく、「負ける可能性がある場所から逃げたい気持ち」によって生み出されのだと主人公は言う。
この違いは、殺されるか、その前に自殺するかといったレベルでの違いでしかない。
けれど、逃げることが彼女の本当の問題なら、その過ちを取り戻すことはできる。
そうして、千歳は取り返しのつかないことを取り返すため、再び走りはじめる。

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千歳の気持ちは、私はよくわかる。
彼女にとって、自分の人生は生きるに値しないものなのだろう。
本当の価値なんて誰にも決められるものではないし、由真や桜子が言っていた「朗らかさ」や「優しさ」といった千歳の長所も、彼女自身がそこに価値を見出さなければ意味がない。
そんな彼女が、大切な人の役に立ちたいと、主人公に尽くすようになるのも当然だろう。

主人公がしたように、千歳が人生に意味を見出せるようになったほうが健康的なのだろう。
叶えたい夢を見つけ、自分の人生を自分で生きていく。
それが空っぽではない、新しい朝比奈千歳の人生なのだ。

――しかし、それは本当に意味のあることなのだろうか?
一度人生の空虚さに囚われてしまった彼女に、その問いが芽吹かないか、少し心配ではある。
主人公とのセックスが、生を肯定的に受け止められるファクターになっているのかもしれない。
千歳の幸せそうなトロ顔を見ていたら、そんなこともちょっと思ってしまいました。

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シナリオの評価は、☆3.5くらい。なかなかよかったな。
ただ、オーラスの碧ちゃんが事故に巻きこまれてからのくだりは、正直蛇足なような気もする。
どうしてもサスペンス展開を入れたいのなら止めないけどさ。
けれど、碧ちゃんと勝負をして、そこでエンディングでも全然問題なかったと思うよ。

あと、個人的には「走る」ってすごく青春の香りがすることだと思っている。
その青春っぽさをもっと上手く使ってほしかったかなぁと。

しかし、なにはともあれ、千歳ちゃんは思っていた以上に可愛かった。
「せんせい」と「とーじさん」を使い分けるあたり、女の子の愛嬌たっぷりだったね。
エッチのときの満たされたような表情が印象的。
今のとこ、私が選んでいいのなら、千歳ちゃんとお付き合いしたいです! どきどき
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ゲーム [★★★☆☆]
グリムガーデンの少女

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