ちはやふる2 1、2話

13年冬から、★4評価「ちはやふる」の2期がはじまった。
1期は、高校1年の冬の終わりまでのお話。
2期は、新年度を迎え、新入生を勧誘するところからはじまる。

オープニングは、1期の方が疾走感があって好きだったなぁ。
エンディングはどっちもどっち、っていう感じ。
というか、「ちはやふる2」って、なんかもう少し捻れなかったのかな? そのままじゃん!



第一首 はなのいろは

競技かるたの「き」の字も知らない一年生を迎え、それぞれの向いている方向の違いが浮き彫りになる。
ま、何も知らない人にとっては、競技かるたなんてドン引きもいいとこだよね。
このアニメを見始めた頃の私もそうだったもん!

「ちゃんと後輩育てようよ! かるた部続いていかないよ!?」
「綾瀬、一年生に何期待してんだよ? 勝っていくのは俺たちだろ?」
一年生が来るまでわからなかった。
違うんだ、みんなが大事にしてるものが。


太一は、名人戦・クイーン戦を見据えた個人主義。
西田は、高校選手権の団体戦を。
駒野と奏は、礼儀作法とか、部の空気とか。
それぞれ、見据えているものが違った。
我らがキャプテンの千早ちゃんは、その全部をほしがる強欲ぶりだったけど。

5人は、まだ同じ方向を向いてはいない。
けれど、少しずつ変わりはじめてはいるようだ。

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さて、新キャラのスミレちゃん。
千早の「えっと……ニラちゃん?」には吹いた。
たしかに韮と菫は少し似ている。似ているけど、それはないだろう!

今回のサブタイトルは、恋愛脳な菫ちゃんを号泣させた、この歌。
1期22話、若宮詩暢が台頭するまでの前クイーン・山本由美回のサブタイトルにも使われていたね。
菫ちゃんはこの歌を「後悔の歌」として、反面教師にすることを誓っていた。

花の色はうつりにけりないたづらに  わが身世にふるながめせしまに
  九 小野小町

桜の花はすっかり色あせてしまった。長雨で引きこもって物思いに沈んでいるうちに。
そして、私の容姿も衰えてしまった。恋の物思いでむなしく人生を過ごしているうちに。

「真島先輩ってモテるでしょう? 彼女には困んないですね」
「あ~……なんか、最近そういうのよくわかんなくて。男が女に選ばれてどうすんだって思う」
「俺は、選んで頑張るんだ」
怖いくらい痛感する。真島先輩は、絶対私を選ばない。
……嫌だ! 私だって選びたい! 私は後悔の歌なんて歌わない!


菫ちゃんみたいなキャラは、少女漫画ならでは、という感じだ。
こういう女の子、エロゲーにはまず出てこないもんなぁ。
しかし、上のセリフを言う太一はまじイケメンだった。ヤバいな。

菫ちゃんの「自尊心を満たすためにいい男をゲットする!」という姿勢は、正直気に食わない。
けど、彼女のその「大切なものを手に入れようとする一途さ」は、好ましい。
うぅん、なんだか不思議な女の子だなぁ。



第二首 こひすてふ

恋愛バカな菫が、本気で競技かるたに取り組む決意を固める回。
かなちゃんが凛々しい回でもある。

1話ラストで、菫は太一を本気で狙いに行く覚悟を決める。
かるた部に入り、太一との距離と縮めて、自分の選んだ人に選んでもらおうと。
しかし、かるたを疎かにして部内の空気を悪くする菫に、奏は言う。

「恋愛のことしか考えられないなんて、下品で下らないですよ!」
「えー、でも百人一首なんて恋愛の歌ばかりじゃないですか。人間の頭の中なんて、大昔から愛だの恋だのなんですよ。私、かるたには絶対ハマんないけど、恋は頑張るって決めたんです」


かなちゃんに「筋の通った恋愛バカ」と言わしめるスミレちゃん。
もう一人の面倒な一年と練習試合を組んだとき、その長くてキレイな爪を注意され、勢い余って太一狙いなことを本人の前で零してしまう。

これが、今回のサブタイトルの歌。

恋すてふ我が名はまだき立ちにけり  ひと知れずこそ思ひそめしか
  四一 壬生忠見

あの人に恋しているという私の噂は、もう広まってしまっている。
だれにも知られないように思いそめていたというのに。

この歌は、40番の「忍ぶれど色に出でにけりわが恋は~」ととてもよく似た雰囲気。
確かに百人一首は恋の歌ばかりで、人の思うことは昔も今もそう変わらないのかもしれない。

「でも、百人一首は短歌です。三十一音のルールを守って、想いと技術の上に編まれたからこそ、千年残ったんです」
「伝える伝わるは、ルールの向こうにある! さっきみたいな言葉で、花野さんの本当の想いが部長に伝わったと思いますか!?」


部活には部活のルールがある。
急がば回れ、自分の本当の気持ちを伝えるのは、きちんと部活の後輩として太一に見てもらえるようになってから。
そうでないと、新入部員としての自分の手を取ってくれた太一には、選ばれない。

恥ずかしさの余り逃げ出した先、奏の言葉に胸を打たれた菫は、爪を切り、百人一首をすべて覚える覚悟を決めるのだった。

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なかなかの完成度な回だったと思う。爽やかでいいエピソードだった。
かなちゃん、ちゃんと先輩しててカッコよかったよ!
スミレちゃんにはムカつくけど、それでも真っ直ぐでいい子なのも間違いない。
嫌いだけど好き。なんだこの気持ちは? なんだか困るよ?

そして、もう一人の新入部員も、なんだかウザそーだった。
なんなんだこれは! 何押しだよ!?
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