PSYCHO-PASS 1~3話

人間の心理状態や性格的傾向を計測し、数値化できるようになった世界。
あらゆる心理傾向が全て記録・管理される中、
個人の魂の判定基準となったこの計測値を人々は、
「サイコパス(PSYCHO-PASS)」の俗称で呼び習わした。


12年秋からのノイタミナ枠の2クールもの、「PSYCHO-PASS」を観てみることに。
アニメーション制作が「攻殻機動隊」「スカイ・クロラ」のProduction I.G、脚本が「沙耶の唄」「魔法少女まどか☆マギカ」の虚淵玄というところに惹かれてしまいました。
たしかに、これはなんだか面白そうな気配がするね!



1話 犯罪係数

新人監査官・常守朱の初仕事。
街頭でのチェックで潜在犯とされ、人質を取って逃亡した大倉信夫を追う。

何もしていなくても、犯罪係数:サイコパスが100を越えると執行対象になるらしい。
そうして経歴にケチがついてしまうと、マトモな人生なんか送れなくなる。
なら、もう好きなことをやって生きてやろう!
そう考える気持ちもわからないではない。
……なんだか無い内定の大学生みたいだな。

でも、そんなこと言ったらどんな人間だって一度は考えるよ! あーアイツまじブッ殺してぇ!とか!
誰だってイライラしてたら数値上がっちゃうよ!
とは思ったけど、そう思っても実際には行動に移さない自制心も含めて、サイコパスは計測されているのだろう。

今回の執行対象・大倉信夫は、逮捕されるだけだったはずなのに、追われたことで興奮して数値が上がり、殺害されることになってしまった。
さらに、それを目の前で見た人質の女の子も我を失い、規定値以上に数字が上がってしまう。
常守朱は、保護すべき被害者の女の子に銃を向けることにひどく抵抗を覚え、部下の執行官を撃ってしまう。

なんだか納得できるようなできないような、微妙な話だ。
そもそも、目の前で人ひとりミンチになったら、確実にトラウマもんだよ。夢に出るよ。
狡噛さんってば、そのへん全部無視してドミネーターぶっ放しちゃうんだもんなぁ、アイツにも責任あると思うよ?
そういうことを考えないから犯罪係数が高くなっちゃうのかもしれないけど。

2話 成しうる者

「成しうる者が為すべきを為す。これこそシビュラが人類にもたらした恩寵である」


1話での、潜在犯を撃とうとした狡噛を撃ったことについて悩む常守朱。
時代背景と世界観紹介の回でもある。

部屋の模様も、着る服も、全部ワンタッチで替えられる。
ご飯もメイドロボ的なものが作ってくれる。
なんとすばらしい世界なんだろうか。
……でもお高いんでしょう?

朱は、病床の狡噛に自分の判断を赦された。
それはつまり、自分の判断を自分の責任で成し遂げるという生き方を認められたのと同じこと。
機械の、誰かの言いなりな人間ばかりになったなかで、彼女みたいな存在はとても珍しいのだろうね。
きっとこれは、私たちの生きる現実世界にも言えることだ。

「公安局にはね、私にしかできない仕事がきっとあるって思ってた。そこに行けば本当の私の人生が――この世界に生まれてきた意味が見つかるはずだって」


3話 飼育の作法

ロボット製造工場で発生した死亡事故の調査に行く公安局。
監視官としての宜野座と常守のスタンスの違いと、執行官として対象を「狩る」狡噛。

閉鎖空間でのイジメと集団の秩序、色相を絡めてくるこの構成は、鮮やかなほど理に適っている。
さすが虚淵玄、というところか。

色相をみんなに公開するとか、本当に「どうかしてる」よ。
ああいうのって地味に心に来るんだ。
心理テストの結果を勝手に張り出すのとか、ほんとやめてください。

執行対象の金原を追い込む狡噛さんは、異常に迫力があった。
というか、楽しそうだった。
そして、そんな狡噛にあわあわする朱ちゃんを見るのは楽しかった。

しかし、モノローグでもあったように、奴は本気で狩りに行っていたよなぁ。
「アイツは潜在犯だから」。
そう言われちゃうと付き合いかたも考え直したくなるから、色眼鏡ってこわい。



やはりアニメーションのキレイさは特筆に値する。
3DCGを多用してきて、色んなものがぬるぬる動く。気持ちいい。
1話の人がミンチになるところとか、血の飛び散りかたもスゴかった。
あれは女の子の悲鳴も迫真の演技で、とてもよかったです。

でも、常守朱役・花澤香菜の声にはちょっと違和感。
ほんわか可愛い声のイメージが強いからかなぁ。
シュタゲのまゆしぃの印象が濃すぎるんだな、きっと。

そういえば、オープニングを歌っているのが「凛として時雨」だった。
とうとうこのバンドもアニソンを歌うようになってしまったのか。
なんだか私の好きなアーティストがどんどんアニソン歌手になっていく気がするよ。
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アニメ [★★★★☆]
PSYCHO-PASS

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