夏空のペルセウス - The brave under the summer sky. まとめ

シナリオ

超能力に振り回されつづけてきた主人公が、その力の意味、ひいては自分の生きる意味を探すお話。

とは言え、そのテーマをそこまで表に出してくることはない。
基本はギャルゲーらしく、かわいい女の子とラブラブちゅっちゅするお話。

けれど、そのテーマと展開のメリハリで、プレイしていて飽きないシナリオになっている。
プレイ時間は、共通1h・個別3~4hの計15時間ほどか。
「短すぎる」との評価が多い本作だけれど、長くてダレるよりもよっぽどいい。
Hシーンも多いし。

恋とあやめルートにおいては、純愛ゲーで入れてしまうと、主人公やヒロインのキャラ付けという面で辻褄を合わせるのが大変になりがちなハードなエッチシーンを、ギミックを用いてスマートに入れてきた。
これは、エロゲーの作り方としてはかなり上手だったと思うよ。

世界観をとてもコンパクトにまとめてきているのも特徴。
どのくらいコンパクトかというと、立ち絵があるのはヒロインオンリー。
ヒロイン以外の声も、回想で主人公の母親のセリフが2~3回あるだけ。
これだけでもどれだけこぢんまりとした世界かがわかっていただけると思う。

シンプルイズベストとまでは言わないまでも、無駄な贅肉を極限まで削ぎ落としたこのストイックさには好感を持てる。
私はデブは嫌いだ。

個別シナリオ別評価
  恋 > 透香 > あやめ > 翠

妹萌えな私は、やはり恋ルート推し。
血まみれパンツの一枚絵は神々しい輝きを帯びていた。いやマジで。
それに展開も面白かった。
ヤンデレも真性だとコワイけど、恋ちゃんはガチじゃないしね。

次点で、トゥルー扱いの透香ルート。
これも、透香との関係云々より、一回り成長する恋ちゃんがよかったからかも。

あやめルートは、あやめの豹変っぷりには目が離せなくなってしまったけど、あれ完全に主人公やらかしてたからなぁ。
「純愛ギャルゲーのシナリオ」と考えてしまうと、完成度は微妙かも。

翠ルートは、ネタが少なくて展開が少し退屈。
でもオチはあやめルートよりも好きです。

オススメ攻略順
  (恋 or 翠 or あやめ) → 透香

システム的に、透香ルートは最後にならないと解放されない。
それ以外のヒロインは好みの順でよさそう。

テキスト

特に思いつかない。
ということは、読みやすい良テキストだったんだろう。
透香のセリフはやや芝居がかかった言い回しが多くて、時に鼻につくこともあったけど、あれもあの子の持ち味か。

なるべく地の文を少なく、簡潔にまとめようとしてきているような気がする。
そのせいで、時折行間を読まないと会話の真意が読み取れなかったりする。
透香の「似てるみたいですね、私たち」とか。

ギャグ要素は、そこまで多くないものの、時折面白いのもあった。
「そういう受け取りかたもあるのがすごい(バカ)」とか。
少なくとも、クリック連打したくなるような滑っているものはひとつもなかった。

CG・キャラクター

天領村じゃなくて巨乳村に名前を変えた方がいいんじゃないの?
というレベルでおっぱいが大きすぎる。
そんなに巨乳が好きか。なんだその文化は。
巨乳好き=普通、貧乳好き=ロリコン、みたいなのはやめろ。
いいじゃん普通に貧乳の女の子が出てきたって。

CGの枚数はとても多い。
全部で180枚くらいあったかな。

そして塗りが汁っぽくてエロい。
顔射とかブッカケプレイのあと、その精液がついたまま次のCGに行くのは高評価。
ときどき、きちんと拭き取ってから次の体位に行ったりするゲームもあるけど、あれは意味がわからん。
カピカピにしておけばいいんだよ!

立ち絵は、正面2種に横顔と後ろ姿の、計4種。
正面の立ち絵はポーズ差分もあって、なかなか贅沢。
背景の綺麗さもすばらしい。
絵的な満足度は120%。

Hシーン

各キャラ3回ずつ。
恋だけおまけでもう1回。
各シーンで3~4枚CGを使う、贅沢仕様。すばらしい

けど、テキスト的な興奮度はいまいちか。
淫語が少ないとかそういう話じゃないよ。
女の子の身体の反応とか、そういう描写が少なかったせいじゃないのかなぁ。

でも、十分実用。
対面座位的なポーズがどのヒロインにもあったのは嬉しい。
私、あれ大好き!

声優

普段聞かない声優さんばかり起用してきている。
そういう意味では、なかなか新鮮な気分になれる。

ただ、透香の声だけはあまり好きになれなかった。
逆に、恋の声は秀逸。声色の使い方が上手だったからね。
「おっぱいは関係ないですよ!?」のあやめちゃんもかわいい。

音楽

オープニングムービーが平凡なスライドショー形式なのが残念。
新海誠は今回は参加していなかったようです。

BGMは、ピアノを使ったキレイな曲が多かったな。
物語の雰囲気と合っていて、とてもよかったと思います。

システム

立ち絵や一枚絵で、キャラクターが瞬きしたりセリフに合わせて口を動かしたりしてくれる。
これは見ていてなかなか楽しい。

ただ、躍動感があるような一枚絵だと、身体は止まってるのに口だけ動いてる、みたいなことになっちゃってる気がして、なんだか混乱した。
Hシーンでは動かなくてもよかったかもしれない。
……私の考えすぎか?

それ以外は、特に過不足なし。

総評

minori作品は、efをアニメで観たことしかなかったのだけれど、エロゲーとしてのクオリティはかなり高い。
これが信頼のブランドの力か。

シナリオが短いという話については、今出ているネタを料理するなら、これで十分だと思う。
ただ、そのネタについては、良作の範囲を出ていない。
二転三転する展開は面白かったけど。

人の生き死にが関わってくる話なんだから、もっと重たいシナリオにもできたような気がする。
ちょっと残念だったかも。

ただ、兄妹関係についてはすばらしい。
恋ちゃんは私のギャルゲー史にも残るすばらしい妹だよ。

結論。
妹萌え属性がある人は、やって損なし。
どのルートでも恋ちゃんが活躍してくれます。
私の評価は、良作★3つです。
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