灰羽連盟 4~6話

4話 ゴミの日 時計塔 壁を越える鳥

カナの時計屋の仕事を見学するラッカの話。

カナはゴミをあさりに来るカラスを目の敵にしている。
一方、ラッカはカラスに不思議な愛着を感じている。
それは繭の中で見た夢。忘れてしまっているようだけれど。

「鳥はさ、この世界で唯一壁を越えることが許されている、特別な生き物なんだ。もしあたしたちが鳥にエサをやって、なんの苦労もなく暮らせる場所を作っちゃったら、鳥は街に住み着いて、たぶん二度と飛ばない。それは幸せかもしれないけど、かわいそうだ」

「鳥はさ、忘れ物を運ぶんだって。あたしたちが繭に入ったときに忘れた、何か」


この作品で、鳥は重要なキーワードになっている。
どこにでも行ける存在の象徴なのだろうか。
対して、羽があっても飛べない、どこにも行けない存在としての灰羽。
ラッカは、自分が何をしたらいいか、どこに行けばいいか、悩んでいるようだった。

でも親方の気持ちもわかる気がする。
近くに羽の生えた女の子がいたら、いつかどこかへ飛んで行ってしまいそうな気になるかも。

どこかに行けるかもしれないという可能性の象徴としての羽だとするなら、輪っかはいったいなんなんだろうか。
マジにくっついていたけど! 引っぱったらびよんびよんしていたけど!
というか、ラッカは顔を洗ったら枕で拭くのかよ? なんだその文化

5話 図書館 廃工場 世界のはじまり

今日のラッカは、ネムの図書館での司書の仕事の見学をしていた。

世界のはじまり。
ネムとスミカは、それを知りたがっていた。
世界のはじまりかたがわかれば、どうして自分がここにいるのか分かる気がしたからだろうか。

「――でもダメだった。何しろ、夢より現実のほうが幸せなんだもん」


そういえば、ラッカも言っていた。

「いいのかな、私、こんなに幸せで」


世界のはじまりについては、いまいちピンときていない。
ネムとラッカの作った物語は、なかなか可愛らしいと思ったけどさ!

ところで、灰羽が暮しているのはオールドホームだけじゃないんだね。ちょっと意外。
たしかにオールドホームの灰羽は、年少組を除けば女の子ばっかりだったよね。

6話 夏の終わり 雨 喪失

季節の変り目の雨の日曜日、クウが巣立っていく話。

灰羽は、巣立ちの日が来ると壁を越えていくのだそう。
それは誰にでもやってくる。そのことは誰にも言ってはいけない。
そうして、クウは消えていった。

4話の時計屋の親方が言っていたのは、考えすぎなんかじゃなかった。
本当に、ある日ふっとどこかへ飛んでいってしまった。
思えば、5話でも伏線が張ってあったよね。
勤め先のおっちゃんとかネコとかに「さよなら」を告げていたり。

クウは「心のコップが満たされた」と言ってた。
なんだかエンジェルビーツみたいだな。未練がなくなると成仏しちゃうのか?

「――みんな、私を置いてっちゃうんだな」

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アニメ [★★★★☆]
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