あえて無視するキミとの未来 ~Relay broadcast~ 七凪ルート

11月30日発売ということで、衝動的に手に取ってしまったALcotハニカムの最新作「あえて無視するキミとの未来」。
私は地味にこのブランドのファンなのです。
ちなみに本家アルコットのほうは一作品もプレイしたことはなかったり。
クローバー・ハーツくらいはやっておかなくっちゃいけないかなぁ、なんて思いはじめて早一年。ふぅ。

しかし、前作の「1/2 summer」は本当に酷かった。黒歴史でしょうあれは。
でも今作は体験版の評判も悪くないみたいだし。
というか、前々作の「春季限定ポコ・ア・ポコ!」の野々宮藍ちゃんの後継となる二代目駄妹がいるとか!
これはやらざるを得まい! そうだろう、全国のお兄ちゃんよ!

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季節は夏。
放送部に所属する主人公が、夏休み明けの文化祭目指して青春っぽいことをするお話。

この主人公には、主人公らしく「未来視」という特殊能力が備わっている。
主人公はその能力で見える未来を、覆すことのできないものと考えている。
彼はある日やってくる転校生と自分が恋人になっている未来を視てしまう。
しかし、その転校生も未来視の能力を持っていて、未来は変えられるものだと信じていた。
そうして、主人公は見えた未来を無視し、自分だけの未来を探しはじめるのだった。

南先輩は置いておいて、他のヒロインがみんな可愛い。
とりあえずCV:桐谷華な幼馴染みの計ちゃんから攻略しようかと思っていたら、気づいたら駄妹ルートに入っていたよ。

ということで、まず攻略したのは主人公の義妹兼駄妹、沢渡七凪ちゃん。
「ナナギー」というあだ名がかわいい、毒舌系ブラコン妹です。

ナナギーの声を当てているのは、雪都さお梨。
「らぶらぼ」の小日向ひなた役の声優さんだ! テンション上がる!
サブキャラではそれなりにお世話になっているけど、メインキャラはあんまりないかも。

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ナナナギールートは、主人公の義兄妹となった事情、過去にスポットが当たる。
主人公は事故で両親を亡くし、引き取られた家で七凪と兄妹になった。
実は、その事故の原因は七凪の両親にあった。
七凪はそれを知らずに、兄にべったり甘えっぱなしで生きてきていた。

「わ、私達、家族のせいで兄さんを、一人ぼっちにしたのに……」
「そんな兄さんに、私、甘えて……」
「新しい家族ができたって、喜んで……」
「私達が、兄さんから家族を奪っておいて……!」
「そんな……ひどいこと……」
「ごめんなさい、兄さん、ごめんなさい……」
「私を許して、ください……」


真実を知った七凪は自分を責め続ける。
知らなかったでは済まされないことがある。
妹になってからの十年間、自分は兄になんと無神経なことをし続けていたのだろう。
本当は、兄は、兄なんかになりたくなかったはずなのに。

間違った場所で出会い、愛しあった二人。
七凪にとってそうであったように、主人公にとっても、七凪が妹でいてくれたことに対する感謝の気持ちは本物だった。
だから、二人が別れるはずの未来だって変えられる。
そうして、文化祭で放送するラジオドラマの台本を書き直し、七凪に本当の気持ちを伝えるのだった。

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ややベタなシナリオではあるけれど、完成度は低くない。
七凪が自分の罪に気づいたところの慟哭、そしてラストのラジオドラマのリハーサルのシーンはよかったよ。
ところどころで入ってくる、主人公の事情を深く知っている風な計ちゃんのフォローが心温まる。

ただ、爽花の存在感は少し足りなかったように思う。
「未来は変えられる」というテーマと、ラジオドラマの脚本が皮肉にも現実に即してしまったという二点を、もっと鮮やかにしてくれてもよかったかなぁ。

ときどき一人称が「兄」になる妹大好きブラコン主人公と、兄大好きな残念系妹っていう組み合わせが、見ていてとてもほほえましいね。
まぁ付き合いはじめる前は、さっさとやっちまえ!処女奪っちまえ!と何度叫んだことかわからないけれど、それもお約束ということで。
Hシーンは3回、9CG。十分なボリュームです。

ナナギーの残念度は、藍ちゃんを引き継いで二代目駄妹を名乗るのにふさわしいものだと思う。
お陰で七凪絡みの日常シーンがとても楽しかった。
駄妹具合は藍と甲乙付けがたいと思うけれど、シナリオ自体はナナギーのほうがよかった。

「兄さんの馬鹿っ、イケズっ」
「でも、永久に愛しています!」

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ゲーム [★★☆☆☆]
あえて無視するキミとの未来

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