はつゆきさくら 共通ルート+綾ルート

今年2月に発売されたビッグタイトル「はつゆきさくら」に、今さらながら手をつけてみた。
シナリオ自体は良作レベルを出ていないが、ギャグ的な意味でテキストが秀逸だとか。どれどれ?

主人公が「初雪」で、メインヒロインが「桜」な今作だけど、主人公の名前がタイトルに入っているってとても珍しい気がする。
ヒロインの名前が入ってるのならあるけどさ。穢翼のユースティアとか

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初雪が降ってから桜が咲くまでの、冬の物語。
共通ルートは、主人公の3年生の冬のお話(1周目)。

ゴーストバスターズな展開になるのかと思ったら、主人公がゴーストでした! なアレらしい。
ロミジュリ的な悲恋のお話だね。
主人公はゴーストの王様、ゴースト・チャイルドと呼ばれる存在。
仲間のゴーストの仇を取るためにコノハサクヤを倒さなければならない。
けれど、コノハサクヤは桜の仲間だった。

1周目の主人公は、桜を避けつつも桜に惹かれていることに気づき、想いと使命の間で葛藤する。
結局は桜と決別した風ではあったけど、別にコノハサクヤを倒したわけでもなかったようだ。

しかし、主人公や周りのゴーストたちには、どうしてこうなることがわからなかったのだろうか。
それと、ランを狩ったときのコノハサクヤはどうして自己紹介したのだろうか。
本命が主人公なら、ついでにその場で主人公も倒してしまえばよかったのになぜそうしなかったのか。
よくわからないところがいくつもある。

それと、桜。
あいつが主人公に惚れる過程もよくわからない。
すぐ手を握るとか、男として意識していないからできることなんじゃないのか。
まぁきっと幼少期のパーティ的なところで手を繋いでいたアレが伏線なんだろうけど。

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まず手を着けた個別ルートは、浪人こと小坂井綾ちゃん。
掴みづらいところはあるけれど、面倒見のいい優しい先輩。
綾ルートは、主人公が2年生のときのお話。
ゴースト・チャイルドとして覚醒するまでの放浪の期間が描かれる。

綾の声を当てているのは、佐本二厘。
ふーりんは有名だけど、私がお世話になるのは今作が初めてかも。
まったり目なロリ声はなかなかかわゆい。

綾の魅力は、歯に衣着せぬ物言いにあるね。
けれどそれは毒舌という面ではなく、およそ1mと言われるパーソナルスペースにすっと入ってくる身のこなしという面で発揮されている。
正直に言って、勝負を経てカフェで世話になるまでの綾の刺すような言葉は、とても胸が痛かった。

「私が君1人にこんなにかまうのはね、君が私の周りにいる誰よりも、いっそうみじめで目障りだからだよ」
「孤独なくせして孤独になりきれてなくて、助けてほしいのに助けてくれって言えない」
「いっそ消えちゃえばいいのに。だれもいないところで淋しがってなよ。1人で淋しがってなよ」


綾にとって、これは真実のひとつの面でしかない。
アキラという彼女の弟にしてやれなかったこと、その償いを主人公でしようとしていた。
彼女は否定していたけれど、絶対にそういう面もあったと思うよ。

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付き合い始めてからの綾はなかなか可愛かったね!
お下げを解いたCGがちゃんとあったのが嬉しい。
ああいうのって、無防備なところを見せてくれているようで、心安らかになるよ。

しかし、アキラは綾が主人公といちゃこらしているのをずっと眺めていたのだろうか?
それってどうなんだ? アリなのか?
逆に死にたくなりそうな気がするんだけども……。
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ゲーム [★★☆☆☆]
はつゆきさくら

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