ちはやふる 24、25話+まとめ

第二四首 をのへのさくらさきにけり

お正月、かるた部のみんなで名人戦・クイーン戦をTV観戦する話。
クイーン戦は、現クイーンの若宮詩暢対挑戦者の山本由美。

詩暢ちゃんがやたらとピザってたのには吹いたよ。なにあれひどい
ちょっと気になっていたのに!

凡才が天才に勝つのはなかなか難しい。
けれど、負けたゆーみんの涙には、私もちょっとうるうるしてしまったよ。

でも見ててわかったでしょう!? 差は歴然だって! どうひっくり返ったても勝てないって!
「先生……もう一度ここに来たい……。ご指導お願いします……!」


千早は詩暢の戦いを見て、彼女のことが一つわかったようだった。
詩暢もかるたが大好きなんだって。

今回のサブタイトルの歌は、これ。

高砂の尾上の桜咲きにけり  外山の霞たたずもあらなむ
  七三 権中納言正房

高い山の峰に桜が咲いた。どうか手前の山に霞が立ちませんように。

ここでいう桜は、名人とクイーンのことだろう。
一年に一度しか見られない戦いらしいからね。
太一もなかなか本気になっていたなぁ。



第二五首 もれいづるつきのかげのさやけさ

最終話。名人戦をTV観戦し、春に向けて切磋琢磨する話。

現名人は、通常は7首の「一字決まり」が28首もあるらしい。
たしかに名人はその言葉を裏打ちするような脅威の強さを見せていた。
その現実に打ちのめされるかるた部一同。
けれど駒野は、いつも取っているメモから、千早にも20首前後は一字決まりがあることを割り出す。まじか

「感じの良さ」は生まれつきの才能に他ならない。
その事実に打ちのめされる太一に、新は言う。

「同じくらいの"感じ"を手に入れるのは難しくても、相手より早く取る方法ならいくらでもある」

その言葉を聞き、太一は再び上を向いて走りはじめる勇気を手に入れた。
まずは千早に勝つ。そこから始めよう。

今回のサブタイトルの歌は、これ。

秋風にたなびく雲の絶え間より  洩れ出づる月の影のさやけさ
  七九 左京大夫顕輔

秋風に吹かれてたなびく雲の切れ間からもれ出る月光の、なんと清らかで美しいことか。

天才には勝てないという暗雲が晴れ、月が道を照らしてくれる。
それだけでどこまでも行けそうな気がする。
そんな、みんなの気持ちが乗っているんじゃないかな。

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これが最終話といわれると、やや残念な気持ちになる。
とは言え、原作があってそれの途中までをアニメ化すると、こうなってしまうのはしかたがないのかな。
ただ、専任読手への高い壁にヘコむかなちゃんにはマジでウケた。
そうか、A級にならなきゃいけないのか。がんばれかなちゃん!



まとめ

競技かるたを題材とした、青春スポ根アニメ。
もとが少女漫画なだけあって、ずいぶんと繊細なキャラデザインになっている。
綾瀬千早、真島太一、綿谷新の三人ばかりやたらときちんと描かれている気はするよね。
西田と駒田なんてあんなんだからね。ぐぅ

私は競技かるたなんていうものの存在をまったく知らなかったので、これは本当に新しい世界だった。
序盤の「えっなにこれ!?」的な惹き込まれ具合は本当にすごかった。
3DCGの使い方も上手くて、札の飛んでいく感じとかマジでテンション上がるよ!

1~3話の小学生編の完成度はヤバい。普通に感動する。
それ以降、全国大会あたりまでの疾走感もなかなか。
尺を伸ばしてくることなく、内容を詰め込んでくる。
ただ、それ以降の若宮詩暢という壁に当たって以降の伸び悩み具合からは、やや失速したような気がしないでもない。
やっぱり才能がものをいう世界だから、それを超えようとする姿に説得力を持たせるのは難しいのかもしれないね。

16話の総集編をはさんで、15話までを一部、16~25話を二部とすると、一部の完成度はすばらしい。
二部は未完というイメージが強く、少し残念だった。
まぁ来年に二期をやるらしいので、このフラストレーションはそこで晴らしてくれるに違いないよ。

少女漫画らしく、三人の三角関係チックな恋愛要素もあるにはあるけれど、これは私にはあまり響かなかった。
というか、どうなってほしいのか自分でもよくわからない。
きっとこのカンジのまま、ずっとつかず離れずでヤキモキさせてくれるんだろうと思うのだけれど。

ただ、この三角関係を二期で押してこられると、私はきっとかなり戸惑う。
三人がなにを考えているのかさっぱり理解できないんだもの。

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2クール以上でもオープニングが変わらないのは神アニメだという話をどこかで聞いたけれど、このアニメは間違いなくその類に入っている。
このオープニングはすばらしいよ。曲とアニメーションがよく合っている。
サビのところの袴で素振りする千早はいつ見てもかっこいい!
「CHIHAYA FULL」Tシャツはちょっとほしいかもしれない。

厳密に言うと、1~3話と4話以降は微妙に違うのだけれどね。
冒頭の電車が行き交うカットからの場面が変わりながら千早の髪がたなびくシーンがかなり気に入っているので、4話以降のほうが私は好きです。

教養としての百人一首の知識が得られる作品としても、興味深い。
かなちゃんと仲良くなって、もっといろいろ教えてほしいくらい。

青春をすべてかけた少年少女のお話って、とてもいいよね!
「ちはやふる」というタイトルもすばらしい。
タイトルのネーミングセンスだけでランキングを作ったらかなり上位だよ。
大満足の秀作、★4評価です。
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