古色迷宮輪舞曲 ~HISTOIRE DE DESTIN~ サキ編

美星の後を追おうとする美月を止め、三月ウサギの誕生を阻止すると、サキ編に入る。
三月ウサギがいないということは、運命を歪ませる事象がまた一つ解消されたことになるわけだね。
主人公は宅配便で送られてきたサキの問いかけ、「この事象は何回目だ?」にきちんと答える。
お前は俺のたった一人の妹、名波咲なのだと。

サキは咲の姿形が変貌したものである。
咲が耳のほつれた男爵を持っていたり、懐中時計を欲しがったりするところから、主人公はそれに気付く。
だから、咲がサキへと変わる条件を見つけようとする。
しかし、その過程で咲が原因不明の高熱を出してしまう。
これは間違いなく運命の歪みのせいであり、咲がサキへと近づいている証でもある。
運命を正しい方向に導いているはずなのに、自分を兄だと慕う女の子が病の床で苦しんでいる。
その姿を見て、主人公は決意するのだった。

「咲……俺は……お前を助けないっ…………」


主人公には妹としての咲の記憶はないけれど、咲にとって主人公はたった一人の兄だった。
主人公がサキを求めていることを知った咲は、サキに兄を取られてしまうように感じた。
だから、サキにしていないことを求めようとする。

「行人……私を助けなくていい」
「その代わり、一つ願いを聞いてくれ」
「抱きしめてほしい。思い返してみても、一度も行人とそんなことをしたことが無かった」


そうして、咲は死に、サキが生まれる。

というのは思い込みの産物であり、咲もまた七日目までは死の淵をさまよっているのだった。
運命の輪の狂いは、咲が「死にたくない、兄との幸せな時間をもう一度やり直したい」と思ったところから始まっていた。

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ここからの展開は正直、ちょっと私の理解の外だったかもしれない。
もう一度輪をなぞりながら事象に細工を加えていくことで、歪みを正常に戻していこうとする。
その過程で、第三の視点、すなわち神の視点であるところの「プレイヤー」である私たちも、それらに協力していくという形を取る。

結果的に、サキと咲は溶けあい、事象を遡って記憶を引き継いでいた主人公たちは、歪みとして消えていく。
残されたのは、名波行人と名波咲という、仲の良い兄妹の未来。
こんなお話なんだろうと思う。
そうだね、いつの間にか妹ゲーになっていたよね。予想外だったよ。

ただ、結局私たちが観測できるところの主人公の主観からだと、主人公は結局最後まで妹がいる記憶を掘り起こすことはできなかったようだった。
妹との記憶もないのに「お前はたった一人の妹なんだ! 助けたいに決まっているだろう!」とか言われても、いまいち感情移入できなかったのは確か。

運命の輪が正しい姿に戻ったところで、美月も再び美星を助ける旅に出たようだ。
この二人がどうなったのかは語られなかった。
まだフロー完成率が100%になっていないから、完成したあたりでエピローグが出てくるのかもしれないけど。
まとめ感想記事は、フローが完成したところで書きたいと思います。
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