氷菓 8~11.5話

8話 試写会に行こう!

夏休み、2年F組自主制作のミステリー映画の謎解きをする話、その1。
脚本担当が、解決編を書かないまま倒れてしまったか何かしたらしい。
だから、解決編を制作するために推理をしてほしい、と、こういうことだ。

しかしあの短い映像だけで犯人がわかるものかね?
そもそも密室ぽかったし、解散してからの個々人の行動がまったく語られていないのはしんどい。
まぁあやしいのは、マスターキーを取りに行った女の子二人だろうけど。
足に草がついてたり汚れたりしてるかは……チェックしていませんでした。

9話 古丘廃村殺人事件

ミステリー映画の謎解き、その2。
古典部の4人は、映画制作に携わった先輩3人の推理を聞く。

しかしマトモなことを言ったのは、メガネの羽場先輩ひとりだけだった。
二階の窓からザイルで侵入、なかなかよかったと思うよ。
沢木口先輩の、壁すり抜け怪人もギャグ的な意味ではかなり面白かった。
私のマスターキーを使って密室を作り上げた、という推理はアテが外れてしまった。ざんねん

ウィスキーボンボンで酔っ払ってしまうえるたそはかわいい。
そしていつもハイテンションな摩耶花もうざかわいい。
しかし個人的には江波センパイが気になるところである。
AB!で遊佐ちゃんが気になるのと同じリクツだなこれは

10話 万人の死角

ミステリー映画の謎解き、その3。
入巣先輩に焚きつけられた奉太郎が、真面目に推理をする話。

結局、死んだ1人を除いた5人のだれにも犯行は不可能だった。
なら、沢木口先輩のいうような7人目がいる。それはいつも6人と一緒に行動していたカメラマンだった。
この結論にたどり着くのはなかなか難しいよ。
伏線も割と機能していて、結構面白かったんじゃないかな。
動機とかその辺がアヤシイところではあるけども。

しかし、これでハッピーエンドかと思いきや、最後の最後で摩耶花がやらかしてくれた。
そうだよ、ザイルはどうしたんだよ? ぐぬぬ

この一連のエピソードのテーマは、主人公が自分の才能を信じられるようになる。
ひいては、自分に自信がない主人公が、他人に認められ、その結果を自分でも認められるようになる。
つまりところ、自己認知とか、そういうあたりになるんだろうなぁ。

――君は特別よ。


11話 愚者のエンドロール

ミステリー映画の謎解き、ラスト。
前話でつけたはずの本郷先輩の脚本の謎解きに、古典部員3人が納得していなかった。
それはザイルが出てこないことであったり、ホームズが叙述トリックを使わない作家であったり、真相も聞けないほど病状がかんばしくない親友を思いやらない江波先輩であったり。

そして奉太郎は気がつく。
自分は探偵役ではない、入巣先輩の脚本コンテストにかけられていただけだったと。
先輩の言う「推理の才能がある」とか「特別な存在」とか、全部自分を焚きつけるためだけの方便だった。
その真相を聞いた奉太郎は言う。

「それを聞いて安心しました」


元に戻っただけのはずだった。
特別なんかじゃない自分の、ぬるま湯のような灰色の日常が戻ってきたはずだった。
けれど、そんな奉太郎を見て、えるは言うのだった。

「折木さんも、折木さんらしくないですよ」


11.5話 持つべきものは

OVAの水着回。入巣先輩に担がれたことに傷つき、凹んだ奉太郎が少し立ち直る話。
今回の謎は、どこかにいった白いイヤリングのような何か。
最初から聞けよ! と思ったんだけど、それは言わない約束かな。

入巣先輩には、特別ではないとは言われたけど、えるには特別な存在だった。
それは視点を変えただけの話。
その視点に価値を見出せるかどうかは本人次第だね。

「折木さんは特別になりたいんですか?」
  「べつに。どのみち、俺は普通の人間だ」
「折木さんは特別ですよ! わたしにとって!」
  「おまえの主観の話はいい。俺は一般論として――」
「主観じゃダメですか!?」
「まわりと比べて普通とか特別とか、そんなこと気にしなくたっていいじゃないですか。だれか一人でもいい、特別だと思ってくれる人がいれば、私はそれで十分だと思うんです」


まぁ実際のところ、その「だれか一人」を見つけるのが至難の業だって話なんですけどね。
並べて世は事も無し。
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