カレイドスター 新たなる翼 34~39話

34話 やっぱり すごい レイラさん
ドラキュラの公演が定期メンテに入り、その休暇にレイラに呼ばれてブロードウェイまで会いに行くそらと、それを尾行してレイラと共演しようとするメイの話。

レオンに認められず、レイラへの侮言を撤回させられなかった情けなさと、メイに負けたという現実で心が弱くなっていたそらは、レイラに元気をもらいたかった。
けれど、レイラは今は新しい舞台で新しいパートナーを見つけ、新しい夢を追っていた。
そのことに、かつて背中を追い、同じ夢を追いかけたことが既に過去になってしまっていて、自分が取り残されているような寂しさを感じてしまう。

「私はもうレイラさんのパートナーじゃない。わかってる、違う道を歩いてるんだから。そんなの当たり前だ。……結局、私は全然ひとりでなんて歩けてないんだ。情けないけど……」

レイラと共演する舞台、そらとメイは、レイラの演技を食ってしまうほどの熱さを見せようとする。
それがレイラの期待に応えることであり、自分を認められることでもあるから。
けれど、レイラの演技には勝てなかった。

「私がカレイドステージにいた頃は、後ろから迫ってくるあなたを恐ろしく感じたものだけど、今のあなたからはそれほどの迫力は感じられなかった」
「苦しいときに自分を救えるのは自分自身よ。どこを目指すのか、なにを掴みたいのか、それを知っているのも自分だけ。全ての答えは、あなたの中にあるのよ」


そらは結局、目標を見失いかけていたんだろう。
レイラがいなくなって、彼女には新しい夢ができて。
託されたはずの夢も叶え方がわからなくて、その価値さえおぼろげになって。
けれど、レイラはそんなそらに、きちんと道を指し示した。

――今、私はなにをしたいんだろう。答えは、私の中。

35話 マリオンの すごい デビュー
お母さんの死をきっかけにトランポリンを止めてしまったマリオンが、それを乗り越えステージに立つ話。
そらにとっては、34話でレイラに指し示された夢への道筋が固まる回でもある。

お母さんが大好きだったマリオンは、トランポリンを跳ぶことも大好きだった。
けれどお父さんも大好きで、お母さんが亡くなったことで悲しむお父さんを見るのは本当に辛かった。
きっと自分がケガでもしたら、またお父さんを悲しませてしまうに違いない。
だからもうトランポリンは跳ばないし、好きな気持ちも隠そうとする。

ジャンにとっては、美しくトランポリンを跳ぶシンシアが大好きだった。
そして、マリオンのデビューステージは亡き妻との夢でもあった。
マリオンはその遺志を知り、自分の本当にしたいことを確信する。

「ママ……私もママとトランポリンが……。ステージに、立ちたい……」

ドラキュラの公演は好評ではあるけれど、幼い子供まで楽しめる内容ではなかった。
そらは、自分の夢は「大人も子供も楽しめるカレイドステージ」であることを再確認する。
そして、マリオンと共演するキッズステージで、その夢に一歩近づいた。

30話くらい待ち続けていた、マリオン回だったね!
マリオンがお母さんの遺したノートを見て「私やっぱりトランポリンが大好き」って涙するシーンと、成功したステージの上で共演のそらに亡き母の面影を見るシーンには、ちょっとうるっときてしまったよ。

「なんでかな……そらと演技するとみんな笑顔になる」

36話 レオンとの すごい 特訓
サーカス・フェスティバルを控え、そらがレオンのパートナーとして認められるべく特訓に耐える話。

ドラキュラでのパートナーのメイは、レオンの理不尽とも思える無茶ブリのせいで肩を壊してしまう。
レオンはイジメとも思える特訓で、そらをシゴキ続ける。
それに耐え続けるそらを見て、レオンは得も知れぬ気持ちを抱く。
レイラは「そらのなにを恐れているの?」と言う。

そらは、脱落したメイの代わりに自分がパートナーになろうとしていることに引け目を感じている。
けれど、スターというのはライバルの妬みも買うもの。
自分の夢、自分に託された夢のために、そらは耐え続け、レオンに自分を認めさせようとする。

スポ根ものではしょうがないのかもしれないけど、やたらと精神論な話になってきた。
まぁ気合とか根性とかいうものがなければ、スターにはなれないのかもしれない。
才能だけでスターになれちゃいました。てへっ☆ じゃ共感は呼べないだろうからなぁ。
ここからそらとメイの関係がどうなっていくのか、楽しみな回ではあった。

37話 二人の すごい 悪魔
レオンを信用できず最終試験を突破できなかったそらと、どん底から這い上がってくるメイの話。

試験を突破したかと思ったそらに、最終試験を課せるレオン。
そしてそらは、ネットなしでのブランコで、レオンに受け止めてもらえることを信じられず、試験を突破することはできなかった。

そらはその顛末をメイに話す。
それを聞き、メリルに尻を叩かれたメイは、持ち前の諦めの悪さを生かし、壊した右肩を使わない片手だけでのジャンプ「デーモン・スパイラル」でレオンに挑む。
メイがゴールを見据えて努力を続けるなか、そらは目指す場所がわからずに空回りしていく。
そらがサーカス・フェスティバルに出たいと思う気持ちは本物。
レイラが掴んだ栄誉を自分の手でもぎ取ることができれば、もういなくなったレイラの後ろ姿を追い越し、新たな舞台へと羽ばたくことができるのに。

「俺を満足させられるんだろうな?」
「もちろんよレオン。デーモン・スパイラルはあなたにしか受け止めることはできないわ。あなたが死神なら、私は悪魔になるわ! デーモン・スパイラルは、悪魔から死神への挑戦状よ! 受け取ってもらうわ!」


メイの台詞はやったらめったらカッコ良い。
でもこのネーミングセンスは本当にもうどうにもならないの?

38話 天使の すごい 反撃
レイラのフェニックス・チケットはメイの手に渡ってしまったが、そらが起死回生を図ってもう一枚のチケットの持ち主、ユーリと組んでサーカス・フェスティバルに出ようとする話。

「あなたが負けたのは、あなたにとってフェスティバルがその程度の価値しかないからでしょ? そらは本気でやり抜くと決意したら絶対に諦めない。でも、今はなにもかも諦めてそこにいるじゃない。それが本気じゃなかった証拠よ」
「私は、そらに出てほしかった」


レイラを失望させてしまい、ひたすら後悔するそら。
けれど後悔していてもどうしようもない。メイに負けた事実は変えられない。
それでもフェスティバルに出たい。出なきゃいけない。
それなら! と、もう一枚のチケットの持ち主、ユーリ・キリアンを訪ねて、そらはパリへ行く。

ユーリはすっかり改心して、良い人に戻っていたね。
そらとすんなり組んでくれて良かったよ。
気になるのは、ミュートとアリスのコンビだね。なんか妨害してきたりしそうな気がするよ。

39話 残酷な すごい 祭典
サーカス・フェスティバル当日、自分の夢を叶えることは他人の夢を潰すことだという現実に耐えきれなかったそらの話。
なぜかアイキャッチが第一部バージョンに戻っていた。

参加者は勝つためには人を蹴落とすことも厭わず、失敗したことで八つ当たりされ、好意だと思っていたものに裏切られる、それがサーカス・フェスティバル。
そらは口では「大丈夫」だと言い切っていたが、実際に体感するとそれは予想以上に辛いものだった。

「違う……。ここは私が目指してた場所じゃない……。私が目指してたステージは、お父さんとお母さんと見たステージは、もっと楽しくて……。ごめんなさいレイラさん……私、ここに来ちゃいけなかった……」

天使の技を完成させたけれど、目指していた場所と立っている場所との差異に耐えきれず、そらはフェスティバルを棄権してしまう。
そらは子供の頃に見たステージに自分も立ってみたくて、カレイドステージに入ったはずだった。
その目標がいつの間にかレイラに追いつくことに代わり、いざ追いついてみたら「これじゃない」と後悔してしまう。

「あなたはフェスティバルを汚したのよ。見損なったわ、そら」

高いところに来たからこそ見えるものはある。
けれど、高いところに立ったからこそできることもあるんじゃないだろうか。
私は高いところに立ったことはないから良くわからないけれどもさ。

天使の涙をこぼすそらのカットは、とても幻想的で素敵だったよ。
ぜひともやり遂げてほしかったけどなぁ。
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アニメ [★★★★☆]
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