とある科学の超電磁砲 EX話(OVA)+まとめ

--- EX話(OVA) 御坂さんはいま注目の的ですから ---

1話完結の30分モノのOVA。

都市伝説「誰かが見てる」事件のお話。
レベルアッパー事件で一躍有名になった御坂美琴は、常に衆目に晒されるようになっていた。
そこに紛れていた明らかに異質で不快な視線。
美琴はそれによってノイローゼ寸前にまで追い込まれてしまう。

黒子はそんなお姉様のことを心配し、美琴に気付かれないように事件を探ってゆく。
被害者が発電系能力者に限られていることに気付いた黒子は、犯人に該当する能力者がいなかったため、能力開発者に目星をつけて犯人を絞り込む。
そして、美琴を囮に犯人をおびき寄せ、事件を解決させた。
犯人は、城南朝来という能力開発者。
名門学校をクビになったことを逆恨みして、自分の研究成果を見せ付けるように、美琴に不快な波長を送っていたらしい。

演出も、美琴のレールガンはやっぱりカッコ良かったし、その後に傘を差しかける黒子もカッコ良い。
短いながらにも超電磁砲の魅力が詰まっている、良いエピソードだったと思う。
この話のポイントは、初春も言っていたけど、美琴はみんなの友情によって支えられているってところかな。
「御坂さんがいつも真っ直ぐ前を見ててくれたから、私はいまここにいられるんです」
「だから、背中は私たちに任せて、御坂さんはいつも通りしっかり前を向いてて下さい」


オープニングとエンディングも新しくなっている。
オープニングは、アニメーションがとても良い。
ヒロインたちが日常の一コマを8ミリフィルムで撮影していくストーリー仕立て。
超電磁砲の青春物語な雰囲気によく似合っている、とても良いオープニングだった。
エンディングは特にコメントなし。

--- まとめ ---

禁書目録外伝という位置付けの超電磁砲。
けれど、宗教と魔術の話は全く出てこない、科学と超能力のみのエピソード。
超能力は割ときちんと設定が考えられているので、私は魔術の話より好み。
実際語られる話の雰囲気は、禁書目録とは全く違う。
なので、カテゴリーも別に分けておく。

禁書目録がSFファンタジーの要素が濃く、視聴者に物語の展開を追わせてくるのに比べ、超電磁砲は青春物語の要素が濃く、視聴者に登場人物の心理を追わせてくる。
登場人物が少ないせいか、禁書目録に比べたらヒロインたちの心理描写が密になっているね。
9話「マジョリティ・リポート」や14話「特別講習」、16話「学園都市」なんかにその傾向がよく出ている。
思春期の繊細な心の動きが、割と完成度高く描かれていたと思うよ。

また、人気ヒロインのスピンアウト作品ということで、ヒロインたちの日常回が多めになっている。
超電磁砲のキャラクターが好きな人には楽しいだろうけれど、キャラ萌えよりもストーリー重視な人にはやや退屈かもしれない。
ただ、ヒロインたちの日常が楽しく描くのが、こういうスピンオフ作品のひとつの正しいあり方なのだと、私は思う。

描かれる全ての事件が、木山春生という核を持ったひとつの大きなストーリーになっているのも特徴かもしれない。
2クールもののアニメでこれは、やや珍しい。
そのおかげで、ストーリーの方向性に統一性が出ているような気がする。
この点は、裏の主人公とも言える木山春生のキャラクターがとても魅力的だったのが、さらに物語全体の魅力になっているね。

木山春生の行いは悪役のそれだけれど、行動原理は主人公の御坂美琴と酷似している。
これは、なのは1期によく似た設定かもしれない。
この対比はとても鮮やかだったね。
木山春生役の声優田中敦子の熱演も素晴らしかった。
声優の次点は、白井黒子役の新井里美かな!

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御坂美琴について。
彼女は、私の中の二次元ヒロインランキングにおいて堂々の第2位を獲得している。
上の文章を読み返せば、超電磁砲は禁書目録に比べて全体的に評価が甘くなっている気がするけれど、それはやはり主人公である美琴への、私の欲目なのかもしれない。

超電磁砲こと御坂美琴は、私は完全無欠なヒロインとして評価している。
「強い」「カッコ良い」「ツンデレ」「可愛い」「優しい」「ツンデレ」「頭が良い」「貧乳」「ツンデレ」「ルーズソックス」などなど、挙げていけばキリがない。
そう、気が付けばいつものツンデレを選んでしまう。
ツンデレはいつの時代でも選ばれ続ける安心のブランドなんだよ!

しかしやっぱり一番大きなポイントは、強くて格好良いってところだろう。
純粋な強さだけでなく、戦い方や決めポーズなんかも全部加味して、御坂美琴より格好良いヒロインを私は見たことがない。
私があまりバトル系の作品を見ないせいかもしれないけどさ。
作品の展開上の理由かもしれないけれど、彼女は(一例を除いて)全戦無敗だしね!

美琴の欠点は、Fateの衛宮士郎と並んでウザイ系主人公代表の、上条当麻に惚れているところだけ。
残念ながら全く応援する気になれないよね。
私も黒子と同じ立場に立ってしまうよ。

欠点と言えるかよくわからないけれど、冷静に考えて、美琴はまだ14歳なのも気になる。
中学2年生をここまで推してしまう自分を、少しだけ心配してしまうよ。

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ということで、魅力的なヒロインたちの青春の友情物語として、この作品はとても面白かった。
作画、演出も満足のクオリティだね!
少しだけ監督の長井龍雪のファンになってしまったかもしれない。

私のお気に入りは、24話>12話というバトル回は外せないとして、次いで14話>9話の佐天のエピソード、その次が16話の固法先輩と美琴のエピソード、その次が1話の導入かな。
日常回だと、13話水着回>2話黒子回>19話盛夏祭あたりがお気に入り。

2期を期待してしまう作品の中でもかなり上位に入る、とある科学の超電磁砲。
大満足の秀作、★4評価です。
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アニメ [★★★★☆]
とある科学の超電磁砲

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