闇色のスノードロップス ExtraScenario+まとめ

全てのエンディングを回収すると、タイトル画面からエクストラシナリオへ進める。
中身は、椿さんとの追加のエッチシーン。
もっと色んな女の子とヤリまくる展開になるかと思ったけれど、椿さんだけだったのは少し残念。
しかし媚薬って便利だよなー

以下まとめ。

--- シナリオ ---

ジャンル「エロティックヒューマンノベル」の通り、ノベライズ形式がメインのゲーム。
同人ゲーム「くれうた」を商業版としてリメイクした作品のようだ。

鬱ゲー枠で始めたものの、鬱ゲーというよりも陵辱的な要素で人間の醜い部分を描いた、純哀ゲーだった。
こういう雰囲気のゲームは最近珍しい。

ルートごとにテーマがだいぶ違うのは少し残念かもしれない。
そのせいで、コピーがやや上滑りしている感は拭えない。
まぁ悠依ルートや今日子ルートなんかはただの息抜きだと思えば良いのかもしれないけれど。

シナリオとしては、細かいところでツメが甘い気はややした。
主人公視点でのみしか語られないのが原因かな。
それで一貫するのは構わないし、それでちゃんと物語を完成させられるのならその方が好ましいのだけれど、女の子の闇を描くという面では、この完成度は少し不満だった。
主人公の存在感が薄く、主人公視点からだと女の子の内面がイマイチ透けてこなかった。
主人公がどちらかというと自分本位で保守的な立ち回りをするせいかもしれない。

また、平和な日常ときな臭い非日常の落差はとても良かったけれど、叔父や茜父の悪役的活躍がやや唐突だという違和感はやはり拭えない。
毒牙にかかるのは歩美からが多いけれど、歩美に何も起こらないルートとかもあるし。
単に主人公が気付かなかっただけで、どのルートでも歩美は陵辱されていたのかな。
暗部の象徴としての忍の出番をもう少し多くしたら良かったのかもしれない。

個別シナリオ別評価
バッドエンド > 歩美ルート ≧ 雪乃ルート > 悠依ルート ≧ 茜ルート > 今日子ルート

やはりバッドエンドのインパクトが一番だった。
女の子の心理が描かれていないのは残念だったけれど、主人公の醜さはリアルだった。

歩美ルート・雪乃ルートは、女の子の闇がちゃんと描かれていてよかったと思う。
雪乃が輪姦される展開を避けられないのは好印象。
茜ルートもそういう意味では悪くなかったけれど、ツッコミどころがちょっと多すぎたので評価は低め。

悠依ルート・今日子ルートは、このゲームでやる必要はなかったとは思う内容。
ただ、攻略不可ヒロインが増えるとゲームの評価が下がるから、仕方なかったのかもしれない。
悠依ルートに関しては、「くれうた」の段階では悠依は出産の際に死んでしまうらしいけれど、こちらではちゃんと生きていてよかった。
普通の純愛ゲーだと、どうせ死なないだろくらいのノリで進めてしまうけれど、こういう雰囲気のゲームだと本気でどっちになるかわからないから、そういう意味では楽しめた。

オススメ攻略順
雪乃 → 今日子 → 悠依 → 茜 → 歩美 → バッド(陵辱)

とても難しいけれど、少なくとも茜を最初にやるのは間違いだった。
バッドエンドは悠依ルートの後か、もしくは一番最後が良いかな。
雪乃あたりから始めるのが、ゲームの雰囲気が理解できて良いと思う。

個別ルート内でハッピーエンドとバッドエンドがある場合は、バッド→ハッピーの順で回収。

--- キャラクター・CG ---

かなり特徴的なロリ系の萌え絵タッチの絵柄になっている。
内容のエグさと絵の可愛さのギャップはとても良い。
絵柄の好き嫌いはあるかもしれないなぁ。
私は結構好きなタイプだったけれど。

ただ、絵柄が好きでも絵はあまり上手くないのは残念。
特に、汁の描き方。
なんか精液がキモチ悪かった。
汁とか汗とか泡とか、そういう絵的な演出がもっとちゃんとしていれば文句なかったのに。

茜はちょっと目が離れすぎじゃね?とは思ったけれど、それ以外はみんな可愛い。
個人的な好みは、歩美か雪乃かな。
個別ルートに入ったときのCGはお気に入り。

主人公とヒロインたちの距離感は良かった。
出来る系主人公を目指そうとしていたのかもしれないけれど、やっぱり主人公の影は薄い。
悪役の悪役たる背景がもっと見えたらよかったかも。

--- その他 ---

Hシーン
かなり多め。
和姦と陵辱は半々くらいだったかな。
実用性は、絵がもっと上手ければ…という感じ。
レイプ目になるのは萌えたね!

寝取られ展開も多かったけれど、寝取られ好きなひとから見たときのシーンの評価が気になる。

声優
マイナーな声優ばかり使ってきていた。
そこまで上手でもないけれど、下手でもない。
聞いたことない声ばかりだと、少し新鮮な気持ちでプレイできたかも。

普段の喋り声と喘ぎ声の音量差が大きかったのは気になった。
もう少しノーマライズしてくれたら良かったのに。

音楽
BGM自体は普通。
オープニングが、静止画スライドショー系ムービーとしてはかなり完成度高かったのではないかと思う。
曲が結構イイカンジだったせいもあるのかな。
鉛筆線画っていうのが新鮮だったのかもしれない。
一見の価値あるオープニング。

システム
必要十分。
特に不満はないかな。

--- 評価 ---

全体的な完成度は今ひとつといった感じだけれど、鬱ゲーもとい純哀ゲーとしての雰囲気はとても良い。
純愛エロゲー的お約束に囚われない、リアルな人間模様を追求している姿勢はとても好印象。

この独特な絵柄が雰囲気を構成する重要な要素の一つになっていることは確かだけれど、その絵がHシーンの足を引っ張っているのは残念でならない。
HCGの数を減らして日常CGを増やしても良かったような気もするけれど、この内容でHシーンを削るとリアリティが薄くなってしまうのかもしれない。
難しいところだ。

一般的には評価されづらいタイプのゲームだとは思うけれど、個人的には面白かったと思う。
良作★3評価です。
もっと多くの人にプレイしてほしいゲームだなぁ。
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ゲーム [★★★☆☆]
闇色のスノードロップス

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