螺旋回廊 3周目

螺旋回廊、3周目終了。
今回は桧上葉子絡みのエンディングを回収。
葉子「第一研究室」エンド、葉子「支配者交代」エンド、主人公「諦め」エンド、葉子マルチアングル「不遇」「幸福」エンド。

もとから存在感の薄い葉子ちゃんだったけれど、そんな彼女の抱える闇は人一倍暗かったようだ。
その闇についてはほとんど言及されないので、今回は触れないでおく。

葉子の場合は、香乃の中学生時代のような虐待を、現在進行形でされていた。天野に。
身体は天野に支配されている。
けれど、心は主人公を求めている。

葉子が主人公に求めるのは、過去の傷と、今も増え続けている傷を癒してくれること。
そんな彼女にとっては救世主たり得る主人公に、葵も色目を使って近づいてゆく。
そのとき、葉子が思ったこと。
「私の方が先に好きになったのに!」

けれど、そんな想いとは裏腹に、葉子の身体は天野によって蹂躙されてゆく。
傷つけば傷つくほど彼女は主人公を求めていく。
それと同時に、主人公に近づく葵を恨むようになっていく。

彼女の転機は、葵がEDENによる「遊び」のターゲットになったこと。
そして、天野が主人公に自分を選ぶチャンスを与えたこと。

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主人公が葵を選んだとき、天野も香乃という新しい道具を手に入れ、葉子は捨てられる。
CGのインパクトはスゴかったけれども、彼女にとってはある意味解放のようにも見える。
まぁちょっと廃人化してたっぽかったから、もう元の世界には帰ってこられないかもしれないけど。

しかし、自由になることが彼女にとっての解放ではないのがわかるのが、主人公が葉子を選んだとき。
月並みな言い方だけれど、心がどうであれ身体が求めてしまう、というアレだね。
この展開は香乃ルートと良く似ている。
ただ、葉子の場合は快感を求めているというのとは少し違う。
奴隷は自由になっても奴隷であり続けることを望むとか、奴隷は繋がれている鎖の太さを自慢するとか、そういうニュアンスが近いような気がする。
つまり、隷属して虐げられることに慣れきってしまっていたのだね。
ここで主人公が、自分の本性に目を向けて自分が天野の代わりに葉子を飼育する意思を持てれば「支配者交代」エンド、自分の殻を破れないと「諦め」エンドになる。

主人公について。
主人公は兄に酷くコンプレックスを抱いていて、兄とは違う生き方をすることで自分自身を保てていたのだろう。
それが普段の理性的で常識的な主人公。
しかし、そんな自分が兄の呪いに縛られ続けていることにも気付いていた。
まぁ呪いを解いた結果がアレだからなぁ、別に縛られ続けてても良かったんじゃね?とは思うけれども。

天野について。
彼の欲望については私も理解するところではあるけれども、自分に過大な自信を持っているというのはかく恐ろしかりしことよなぁ、と思わざるを得ない。
正直、私も真っ当な欲望を持つ人間ではないと認識しているけれども、同じように欲望を発露させた場合、私の方がまだマシな結果になることは間違いない。
何が言いたいかというと、つまりナルシストこえぇーってことです。
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