螺旋回廊 1周目(葵ルート)

螺旋回廊、次に攻略したのは、主人公にベタ惚れなお嬢様の水代葵ちゃん。
回収したのは、葵「クリスマスプレゼント」エンドと、主人公「喪失」エンド。
あと、葵のマルチアングル「隷属」エンドもね。

今回の葵ルートの見所は、マルチアングルでの無言電話なんかのストーカー行為の恐怖と、葵の心が壊されていく様の描写。
テーマとは言えないかもしれないけれど、妙にリアルでとても怖かった。

嫌がらせに怯える葵と優しく抱きしめる弟の紫苑。
パッと見美しい姉弟愛に見えるけれど、どう考えても紫苑がアヤシすぎるよね。
電話番号知ってるのは葉子と先生だけって言ってたけど、紫苑も知ってるだろうし。
主人公視点のときも、愛する姉の葵が失踪したというのに、紫苑から主人公に全く連絡なかったし。
たぶん、行きすぎた姉弟愛の歪んだ発露、みたいなことなんじゃないかな。

葵の陵辱シーンでの、葵の心理描写もスゴかった。
嫌だけど、どんなに抵抗しても止めてもらえないし、抵抗すればするほど酷い目に遭わされる。
それなら諦めて受け入れたフリをしてしまう。
それでも、最低限の自分の心を守る本能から、その行為は自分からするのではなく、誰かに命令されて行いたい。
――だから…私を屈服させる人間が必要なの

そして、その行為を自分からおねだりさせられるようになると、心もそろそろ限界。
「生き延びるため」という目的と「快楽を求める」という手段がだんだん逆になって、葵は壊れる。

「私…もう…どこにも戻れません…こんな私を可愛がってくれますか…?」

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ゴミバケツに入れられたクリスマスプレゼントの葵を、主人公が拾えばまだ救いはある。
というか、香乃ルートも合わせて今のところ一番マトモなエンディングになる。
葵の歪に砕かれた心は、確かにもう元には戻らないかもしれない。
しかし、彼女には愛する主人公がいて、彼女の求めるものを主人公は用意しようとしてくれる。
歪んでいるとは言え、ある種のハッピーエンドだとさえ言える。

本当に酷いのは、主人公が葵を拾わなかったとき。
変わり果てた葵を見て、「こんなのは葵くんじゃない…」と言って彼女を捨てる。
しかも「これはいらない!持って帰ってくれ!」だからね。
一度は気持ちを確かめ合って、キスまでした女の子にこの仕打ち。
私が過去プレイしたエロゲーのなかでも、最高に鬼畜なシーンだったかもしれない。
いやぁ酷すぎてわろてしまったよ。

私なら迷わず葵ちゃんを拾って持って帰るけれども、そういう風に考える人間って、やっぱり自分が弱い人間だから、無条件に隷属してくるような自分よりさらに弱い人間を無意識のうちに求めている、ということなのだろうか。
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