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グリザイアの果実 由美子ルート

グリカジ、3ルート目は純正クーデレの榊由美子ちゃん。
由美子の原画師が化物語のキャラデザ担当の渡辺明夫なせいか、戦場ヶ原ひたぎによく似ているともっぱら評判の女の子。
このゲームにはわかりやすいメインヒロインがいないけれど、由美子がそれに相当するのかもしれない。
誰のルートにも入らないと由美子ルートになるしね。

由美子の第一印象はまぁ酷いものだけれど、デレると可愛い。
私は2周目になってようやく由美子の可愛さに気付きました。
蒔菜ルートでの由美子もなかなか良いキャラしてたしね!
どうでもいいけど、榊由美子って、二次元ヒロインにしてはかなり平凡な名前だよね。

由美子ルートは、彼女の孤独と家族、いわば「自分探し」の話。
設定は蒔菜とやや似ているけれど、雄二の過去があまり絡んでこない分、少し違った方向性を持つシナリオになっている。

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由美子の父親は大手私鉄の社長であり、美浜学園の創立者でもある。
この学園は、彼女のために作られた牢獄であり、彼女の世界の終わり。
共通ルート「授業参観」で、そんな触っただけで壊れてしまいそうな由美子の世界が垣間見れる。
屋上に立つ由美子のCGは、世界の果てを見下ろしているようで、とても儚く綺麗だね。

由美子の孤独は、祖父母に邪険にされ、母を失い、父に裏切られ、家族からの断絶によってもたらされていた。
家族に恵まれなかった子供は少なくないし、由美子が特別に悲惨な人生を送ってきたわけではない。
けれど、幼い由美子には家族こそが彼女の世界の全てだった。
期待しては裏切られ、逃げることもできず、彼女は自分自身を見失い、迷子になっていた。
「わたしは生まれてきてはいけなかったんだって…いてはいけない子だったんだって…」
「誰とも…一緒に、いちゃ、いけないんだって…っ」


雄二は、自分だけを犠牲にして、謝罪の言葉を残して去ろうとする由美子に、手を差し伸べた。
榊家の令嬢としての由美子にではなく、ひとりの少女としての由美子に。
決して恋愛感情でそうしたわけではなく、雄二の責任感と過去のナニカが、彼にそうさせた。
――ちゃんとその連中に向かって、報いられるように生きろ。謝罪ではなく、感謝で示せ…
――お前はここにいる。俺が認める。だから俺と一緒に来い
――ここから連れ出してやる。動くための足もやる。喋るための口もやる。操られるな。何かに引っ張られるな。お前が、お前のやりたいようにすればいい
――俺は、そうする為の方法を、お前に示しに来たんだ
――行こう、由美子


そうして、雄二と由美子の逃避行が始まる。
父親の道具にならないために、そして自分自身を見付けるために。

一緒に暮らすうちに、雄二は由美子を通して、由美子は雄二を通して、世界に居場所を見付けていく。
それは自分の存在意義を見付けることであり、お互いを心から必要とすることでもある。
そしてそれは同時に、相手を守るためなら世界と戦うことができるだけの強さを手に入れることでもあった。

逃避行の果てに、由美子は父親と対峙することを決意する。
これからも自分が自分であるために。
自分がかけた迷惑を、謝罪ではなく感謝で返すために。

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由美子ルートは、ややテーマが曖昧な気がする。
由美子の過去語り「失われた日々」はとても良かったのだけれどね。

ハッピーエンドの父親との決戦は、ややご都合主義な気がしなくもない。
そんなことを言い出したら全部そうなってしまってキリがないから言わないけど。
けれど、そう感じてしまうのは、そのあたりの説明がおざなりなせいかもしれない。
由美子が父親との和解の糸口を掴む終わり方は良かった。

バッドエンドもそこまで暗くない。
バッドというよりノーマルという感じ。

デレてくる由美子はとても可愛い。
そして彼女を口説く雄二はカッコいい。
迷宮のアフターで、コメディ的な意味でみちるに次いで楽しみなのは由美子かもしれないね。
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ゲーム [★★★★★]
グリザイアの果実

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