グリザイアの果実 共通ルート

2011年度萌えゲーアワード大賞で金賞を受賞した「グリザイアの果実」。
グリカジは、私が真面目にギャルゲーを始めてから4本目に手を付けた思い入れの深いゲームであると同時に、シュタゲ・リトバスに次ぐ満点★5評価を付けたゲームでもある。
果実、迷宮、楽園という三部作構成になるらしいけれど、その二作目であるところの「グリザイアの迷宮」が2012年2月24日に発売されるということで、それに備えて果実の2周目をプレイすることにした。

しかし今日は2月21日、実質あと3日しかない。
これも「WHITE ALBUM2」をクリアするのに10日もかかったせい。
できれば5日、余裕を持って一週間で終わらせるつもりだったのに。
もっと気持ちにゆとりを持ってこの神作品に再び向かい合いたかったような気もする…てか本当に間に合うのか…?

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このゲームの魅力の6割は、共通ルートにあると言っても過言ではない。
多くの所で言われている通り、共通ルートは明るく楽しく、個別ルートは暗くシリアス。
そのギャップが、このゲームの世界観を際立たせている。
隔離施設のような学園なのだから暗いハズなのに、空元気のごとく楽しい雰囲気を演出しているような気さえする。
「言ったでしょう?まともなら、こんな学園になんて居ないわよ…貴方を含めてね」

共通ルートの楽しさは、主人公の風見雄二のキャラクターの因るところが大きいかもしれない。
世間離れした軍人キャラな出来る系主人公の雄二の、現実的かつ論理的な語り口から、ヒロインたちのキャラクターが浮き彫りにされていく。
共通ルート「アホの子と嘘ツンデレ」での雄二のみちるに対する印象や、「グレイ・シュガー」での、雄二が千鶴に語るヒロインたちの所見に、そのあたりの特徴がよく出ている。

また、雄二が姉の一姫や師匠の麻子なんかから教わった「人生の教訓」のようなちょっと擦れた感じの一般論から、ヒロインたちの個別の行動の描写に移り、最後にオチを付けるこのシナリオの書き方は、個人的な好みかもしれないけれど私はとても好きだなぁ。
ときどき雄二が世間離れしすぎていて滑っているところもないではないけれども。
みちるを赤痢扱いするところとかね。

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普通にコメディものとしても優秀。
みちると猫ニャーの出会いのチャプター「チャーリー」とかやばい。
私がみちる好きだという贔屓目はあるのかもしれないけれど、これは間違いなく面白い。

ちょっとダークな笑いの要素があるのも良いよね。
幸のみちるに対する扱いとか。
「みちる様の社交性には頭が下がります。まるで壊れたダンプカーのように相手の懐に飛び込んでいきますよね」
「みちる様、冷静になった上で、その現実を受け入れてください。みちる様は、人気が、ない」
「ちゃんと頭数から外して頂けるはずです。みちる様は、頭数に、ない」


そして、楽しさの要素として外せないのは、エロゲーならではの18禁な笑いの要素。
オナニーの話題で盛り上がったり、幸がいきなり下着姿で登校してきたり。
エロゲーとしてのキャパシティをフルに使い切っているよね!

このジャンルでは、「痛快、エクストリームスポーツ」での蒔菜のセリフを金賞を贈りたいね。
何度聞いても吹いてしまうよ
「なんだ貴様ら!どいつもこいつも青ビョータンみてーな顔しやがって!気合いを入れろ!ジジイのファックの方がまだ気合いが入っている!この腐れマンコ共!」

面白いだけの話を書ける人ならよくいるけれど、「印象に残る文章」「笑える文章」を書ける人は少ない。
そういう意味では、この数多のコメディシーンを書いたライターは、間違いなく才能があるね!

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2周目ともなると、個別ルートへの伏線となるシーンが目について、1周目とはまた違った新鮮な気持ちでプレイできた。
例えば、「オープニング」での雄二と天音の初対面のシーンとか、みちるの「銀の銃弾で狙う場所」とかね。
まぁそのあたりは個別ルートの記事で触れていくことにしよう。
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