穢翼のユースティア コレットルート+ラヴィリアルート(第3章)+APPENDIX(コレット&ラヴィリア)

第三章のヒロインは、盲目の聖女イレーヌことコレット・アナスタシアと、その付き人ラヴィリア。
コレットの声優は遠野そよぎ、ラヴィリアの声優は桐谷華というひと。
遠野そよぎには私もぼちぼちお世話になっていますね!
聖女にふさわしい、とても綺麗な声だったと思うよ。

三章は、聖女が見付けた天使の御子としてのユースティア、コレットの聖女としての生きる意味、頻発する地震、そして監獄でのふたたびの崩落の話。

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聖女から突然天使の御子として呼び出されたユースティアは、カイムと共に聖堂へ向かう。
聖女からは歓迎されるが、牢獄からきたふたりを神官長のナダルは快く思わなかった。
聖女は、ティアを天使の御子だとする根拠は「夢の中で天使が言ったから」だと説明する。
ナダル以下聖職者は、その言葉に従いはするも、信じてはいなかった。
当然、カイムも同じく。

そんななかで頻発する地震についてナダルは、カイムとティアが聖女の近くにいることが原因だとして、ふたりを少し遠ざけて都市を浮かせる祈りに集中してほしいと聖女に進言する。
しかし聖女は、天使の御子を遠ざけるなど言語道断、そういう風に言うのはお前が私の言葉を信じていないからだと、はねのける。
ラヴィリアはそんな二人の板挟み。
ナダルからは聖女を諫めるのもお前の仕事だと言われ、聖女からはお前も私の言葉を信じないのかと言われる。

私は特に宗教を信じているわけではないので、これがリアルな話なのかはよくわからない。
けれど、教会のトップである自分自身の信仰を最重要視するコレットと、現実的に崩落を防ぐことを最優先するナダルの対立の構図はとても興味深かった。
決してどちらが間違っているわけでもないのだよね。
ナダルはちょっと黒幕風に描かれているせいでコレットの肩を持ちたくなるけれど、崩落を防いで地震を無くして欲しいというのは多くの人々が思っていること。

カイムはラヴィリアに同情し、コレットに「我を主張するだけでなく納得させるような努力をしろ」と言う。
けれど、コレットは頑なに聞き入れない。
そのせいで聖女になる前は姉妹のように仲が良かったラヴィリアが罰を受けようとも。

「聖女が、自分の主張を通すために嘘を吐くような人間だったとしたら、民は何を信じれば良いのでしょう?」
「私を信じてくれる皆がためにこそ、私は決して偽りを口にしてはならないのです」
「聖職者が自らの信仰を偽って伝えては、何も残らないではないですか」
「私が信仰を諦めるとき…それは私がただの人形になる時なのです」


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聖女に天使からのお告げはなく、聖女とナダルの対立はどんどん深まっていった。
そんなとき、大怪我をしたラヴィリアを抱えたユースティアの体が光り、ラヴィリアの傷が塞がるという奇跡が起こった。
さらに、その場にいなかった聖女も同じ光景を夢で見ていた。
そのことに、ナダルもユースティアが天使の御子であることを認めざるを得なかった。

聖女がそれを公表しようとしたとき、監獄で大きな崩落が起こり、ヴィノレタが落ちメルトが死ぬ。
民衆は当然のことながらその怒りを聖女に向ける。
聖女の祈りが都市を浮かせているのだから、崩落が起こるのも聖女のせい。

しかし、カイムはコレットから、本当は聖女が都市を浮かせているのではないという話を聞いてしまっていた。
熱病で意識がなかったときも、天使のお告げを聞くために不断の祈りを捧げていたときも、聖女は都市を浮かせるために祈ってなどいなかった。

「あなたにわかりますか。聖女が都市を浮かせるわけではないと知った時に、私の絶望が」
「聖女が本当は何のためにいるのかわかった時の、私の絶望が」
「聖女は生け贄なのです」
「聖女はこの都市に何か異変があった時、全ての罪を一身に背負い、大地へ落とされるためにいるのです」


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三章もとても面白かった。
せっかくティアが天使の御子として覚醒し、これから物語が明るい方向へと大きく進むのかと思った矢先の崩落だからね…。
メルトがいなくなってしまったのはとても悲しかった。
コレットとラヴィリアの仲直りも良かったね。
このふたつはちょっとうるうるしてしまったよ。
ふたりを助けたところはちょっとご都合主義な気もしたけれど、まぁしょうがないだろう。

フィオネもそうだったけれど、結局ひとは何かを信じていないと生きていけないんだね。
その信じるものが少しずつ違ったり、信じたとおりに行動できないから、すれ違ってしまうわけで。
フィオネとコレットは少し似ているような気がしたね。
信仰に純粋で、本当に信じていれば全て正しいことをして生きられると信じているあたりが。

エンディングは、カイムが牢獄を追い出されるところまでは同じだけれど、その先どっちとくっつくかが違うコレットルートとラヴィリアルートに分れる。
私としては、おまけにあった3Pしちゃうハーレムエンドのほうが好みだったけどね!
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ゲーム [★★★★☆]
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