穢翼のユースティア エリスルート(第2章)+APPENDIX(エリス、リサ)

穢翼のユースティア、第二章は主人公が身請けした娼館街の医者、エリス・フローラリア。
声優は、篠宮聖美こと浅川悠。
まじこいの川神百代、スマガの沖姫々の声を当てていたひとだ。
最近この人のお世話になることが多い気がするなー

エリスはクーデレ属性かと思っていたら、二章に入って途端にヤンデレに転向していた。
そんなエリスとカイムの求めるもの、生きている意味が、エリスルートのテーマ。

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  どんな人にも生まれてきた意味があるなら、
  私は、人じゃないってことなんだ。


二章になり、不蝕金鎖と風錆の対立は激化する。
風錆の頭のベルナドは不蝕金鎖の先代の私生児で、嫡子のジークが不蝕金鎖の二代目になったことを恨んでいた。
そんな抗争のなか、ユースティアがヴィノレタに住むようになり、カイムと一緒に住み始めたエリスがおかしくなっていく。

エリスは元々被支配願望がとても強かった。
その原因は、両親から「人形」として扱われる虐待を受けていたこと。
命令に従うことだけを考え、それ以外のことなんて考えない。
カイムはそんなエリスの両親を仕事で殺し、孤児となったエリスは娼婦として売られてくる。

エリスが自分のせいで娼婦になろうとしていること自体は、カイムもどうでもよかった。
そんなの、自分が数限りなく犯してきた罪のうちの一つでしかなかったから。
カイムがエリスを身請けする気になったのは、娼婦になるエリスの呟いた、冒頭の言葉。
カイムは、母の言葉と兄の遺言という呪いを、エリスを使って解こうとしていただけだった。
けれど、普通の人間には憧れの自由も、エリスにとっては猛毒となる。

「人形は自分で歩けるようにはできてない」
「なのにカイムは、自立しろ、自分で考えろ、お前の人生を生きろ。そんなの無理」
「カイムに捨てられてから、なんとか一人で生きていこうと頑張ってきた」
「なのに、今度もまた私に苦痛を与えるだけ」
「もしかしたら、私の気持ちに気付いてくれたのかと思って期待したのに」
「どうしてカイムは私を苦しめるの?わざわざ持ち上げて落とすようなことをするの?」

「謝罪なんていらない」
「普通も、常識も、正しさもいらない」
「私をカイムの物にしてくれないなら」
「ここで殺して」


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カイムのウザイまでの「お前の人生を生きろ」発言も、カイム自身にかけられた呪いのようなものだった。
ただの正義漢面した偽善者じゃなかったところが、よく考えられている。
とても面白いシナリオだったね!

個人的には、エリスの気持ちがよく分かる。
誰かの物にしてほしい、そうすれば何も考えずに済む。
そんな育ち方をしてきたのなら、なおさらだろう。

エリスの告白は、まるでエリスが正しくてカイムが間違っているように感じてしまうのが不思議だね。
普通に考えれば、人間は人間らしく生きるべきで、物みたいに扱われるべきじゃないのに。
でもそれが受け入れられちゃうのが、この牢獄という世界観を構築したシナリオの素晴らしさなのかも。

最終的には、エリスも人形じゃなく人間として生きていこうとする。
けど、エリスの被支配願望はきっと死ぬまで抜けないと思うよ。
エピローグでは描かれなかったけれどね。
カイムがエリスを殺したら、っていうバッドエンドがあればよかったのに。
エリスの幸せそうな死に顔が見てみたかったよー!

「カイムに命を握りつぶされるなんて、きっと最高だと思う」
「お腹の中に手を入れられて、そこにある何かすごく大切なものを壊して欲しいの」
「そしたら、絶対に絶対に最高なはず!」


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不蝕金鎖と風錆の抗争の決着のさせ方も秀逸だったね。
フィオネたち羽狩りを使うんだろうなぁとは思っていたけど、まさかユースティアをダシにしてベルナドに縄をかける作戦だったとは。
そこまでヤキモキさせられた分、とってもスッキリする気持ちの良いオチだったよ。

エリスのエッチシーンは、眼鏡の差分があったのがとても良かったね。
エリスルートが終わると、おまけにエリスアフター2本、リサシナリオ1本が追加される。
リサのが意外と良かった。リサかわゆすなぁ。
しかし、この絵柄は可愛いけど色気を感じないんだよな。なんでだろう
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ゲーム [★★★★☆]
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