WHITE ALBUM 由綺ルート

「最初に恋人の相手して、それ以降裏切り続けるのがいいなら最初に」な、森川由綺ちゃんを攻略。
ゲーム開始時点から主人公の恋人な、アイドルの卵な女の子。
ちなみに開始直後は過去の回想なんだけれど、由綺との馴れ初めも自分で決められるとか驚きだよ!
しかもその後のシナリオに全く関係なかったし。

由綺ルートは、アイドルとして成功してゆくにつれ主人公との距離が離れていく恋人との話。
主人公は色んな女の子が周りにいるけれど、恋人の由綺を一途に支えようとする。
けれど、芸能活動の悩みなんかは、恋人よりマネージャーやプロデューサーのほうがわかったりもする。
そんな中で、由綺に何が出来るのか、何も出来ない自分から由綺はだんだん離れていってしまうのではないか、と主人公は悩む。

途中でマネージャーの篠塚弥生に「これ以上由綺の大切な人になると、アイドルとしての彼女のタメにならない」と敵視されたり、プロデューサーの緒方英二に告白されて唇を奪われたりする。
主人公は「一般人な自分」と「アイドルな彼女」の間に勝手に壁を作って、それを乗り越えないように付き合っていた。
由綺はそんな主人公の優しさを嬉しく思うと同時に、寂しさも感じていた。
それがふたりのすれ違い。
けれど、英二の告白を通して由綺の苦悩を知った主人公は、勝手に壁を作って距離を置いていた自分に気付く。
そして、身体だけでなく心も結ばれたふたりは、離れても側に感じられる強さを手に入れる。

――ブラウン管の向こうで歌う由綺を、ブラウン管のこちら側で俺が見つめる。
――楽園の、向こう側と、こちら側と。
――この構図は、未だに、変わらない。多分、これからも。
――でも、俺はもう、このブラウン管と俺との間に、壁を感じたりなんかしない。
――俺と由綺との間には、初めから、壁なんか存在していなかったはずなんだ。
――周囲と、そして俺とが、勝手に間に壁を造ってただけなんだ。
――こんな壁は、取り外してしまわなかったら、由綺が、永遠の壁の中に閉じ込められていってしまう。
――俺が感じていた孤独の檻に。


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住む世界が違う(と思い込んでいる)恋人の、ひとつのハッピーエンド。
ずっと同じ世界で生きてきて、これからもそうである恋人同士なんてほとんどいない。
平凡な大学生とアイドルっていう構図は、それを鮮明に描いているね。
由綺ルートはさほど面白みはないシナリオではあったけれど、それがこれから他のルートを経てどう変わっていくのか、期待してしまうところではある。

しかしこのシミュレーションはやりづらいなぁ。
展開にちょっと違和感を感じてしまう部分もあるし…
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