SWAN SONG 4章(ノーマルエンド)

4章は、大智の会という明確な敵を失った学校の話。

司とあろえは大智の会から逃げ出し、教会で自活していた多能村と雲雀に合流する。
しかし、そこにも学校が残党狩りをしにくる。
そこで多能村は命を落とす。

司とあろえと雲雀は、多能村の時間稼ぎもあってなんとか逃げ延びる。
その先で、外界から来た人間と接触する。
そして一緒に学校へ行き、鍬形を説得しようとする。

しかし、鍬形は先に投降してきていた大智の会の残党と一緒に、司と雲雀を裏切り者として処刑しようとする。
司は左腕を落とされ、雲雀は輪姦される。
このあたりでバッドエンド入ったかと思ったのに、これが本筋で焦った。
雲雀ちゃんお気に入りだったのに…。

組織が先鋭化してきちゃうと、敵がいないと組織が成り立たないのはわかる。
けど、ルールを重視しすぎて、遊びをなくしちゃうのはよくないよね。
鍬形の気持ちもわかるんだけどね。
でも、施政者のすることじゃなかった。

私は思うのだけれど、鍬形に必要なのは希美じゃなくて雲雀だったんだよ。
ふたりとも一つの視点に集中して、周りが見えなくなるところは同じだけれど、そこに気持ちがあって、互いを理解しようとする姿勢さえあれば、ふたりはきっと良いカップルになれたと思うんだ。
そうすれば、互いが互いのブレーキになって、何かを妄信することもなかったのに、って。
そのためには、希美を助けるのは多能村じゃなきゃいけなかったんだなぁ。
でも鍬形が希美を助けられたからこそ、彼は自分に自信を持つことができたわけで。
やっぱりどうしようもなかったのだろうか。うーむ

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結局、猜疑心が恐怖心を呼び、恐怖心が暴力を呼び、学校は自滅した。
生き残ったのは司と柚香だけなのかな。
雲雀とかどうなったんだろう。

ふたりは教会へ行き、そこであろえの死体と彼女が完成させたキリスト像を見付ける。
死に行く司、生き残ったことに絶望した柚香、ふたりは十字架を立てる。

結局、空虚な人生を送ってきた柚香に、司が言いたかったことはなんだったのだろう。
なんとなく分かるような気もするんだけど、言葉にすると違うように思える。

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結局4章にはバッドエンドが6つも用意されていた。
しかも、ノーマルエンドとは言え、結局全員死んでしまうし。
教会に現われなかったということはきっと雲雀も死んでいるのだろうし、柚香も最後には自殺するに違いない。

このシナリオにメッセージがあるとしたら、きっと「生きていることは無意味だけど無駄じゃない」っていうことなんじゃないかな。
よく考えたら、地震があって以降、彼らは何も生産的なことをしていないよね。
ただひとつ、あろえが十字架を完成させたこと以外は。
きっと、その(無駄な)努力の結晶を青空に向けて立てたら、とても美しい光景になるはず。
私たちがどんなことをして生きていようと、世界はいつでも美しいものなんだろう。
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