SWAN SONG 3章

3章では、6人のいる避難所である学校が、他の集団と接触する話。
その集団は新興宗教で、しかも6人を襲ってきた警官もそこに帰依していた。
もうなんか、お互いわかり合える気がしないよね。
結局、街に残された物資を巡り、小競り合いが起こるようになる。

その中で、学校内でも穏健派と過激派に別れてくる。
わかり合えないのは仕方ないとして、不干渉を貫くか、不安材料を消し人々の平和を守るために戦うか。
穏健派は多能村、過激派は鍬形として描かれる。
こんなのどうしようもない問題だよね。
冷静に考えれば不干渉が一番なんだけれど、禍根を断ちたい気持ちもわかる。

大智の会とはとうとう実際の戦いが始まり、死傷者が出てくる。
戦いで戦果を挙げれば過激派の発言力が強くなる。
そして、過激派によって穏健派の筆頭であったリーダーは毒殺され、クーデターが起きる。
結局鍬形に多能村は殺せず、生き残ったけれど、多能村は雲雀を連れて学校を出て行く。

このあたりでだいぶ鍬形がオカシくなってきてしまっていた。
でも何が正しくて何が間違っているかを決める基準がなくなってしまったからね。
相手のことを思いやる気持ちが、どう自分たちにメリットになるかを考える想像力が必要だった気はする。
鍬形には雲雀が必要だったと思うんだよー

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司とあろえは大智の会に捕らえられていた。
お告げとやらで、司は教祖との子供を作るように強要されたりして。
教祖の竜華樹とエッチしちゃうと、バッドエンド。
でも竜華樹は献身的で結構可愛い。

学校ではほとんど独裁者と化している鍬形は、大智の会を皆殺しにしようとする。
その前後で、鍬形が柚香をレイプしちゃうと、これまたバッドエンド。
虐殺の際に誤って司まで殺してしまい、それを悲嘆した柚香は自殺する。
バッドにならなくても、竜華樹と司以外はほとんど皆殺しなんだけどね。

平和な世の中の価値観では、明らかに鍬形たちはおかしい。狂ってる
でも、この過程を見せられると、一概にそうとは言えなくなってくる。
鍬形たちがそう考える理由も、根拠もわかってしまって、自分がその立場だったら同じようにしないとは言い切れないから。

多能村と雲雀が正常値のバロメータだったのに、このふたりがいなくなるとキツいよー。
ふたりが学校を出て行くシーンはとってもよかったけどね!

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司と柚香の過去、そして柚香の内面の描写もあった。
柚香の考えてることは意外とよくわかったなぁ

結局人は死んでしまうんだから、本気で泣いたり怒ったりすることなんて無駄じゃないか。
しかも私たちは、今までよりもよっぽど死に近いところにいる。
どうせ死ぬのなら、楽しいことばっかり考えて過ごせばいいのに。
希望とか未来とかに変にこだわって、生きている辛さをわざわざこれ以上増やさなくたっていいのに。

そう話す柚香に司は言う、そんなに絶望しなくてもいいと思いますけど。
柚香にとても共感できる私も、なにかに絶望していたのだろうか。
柚香もびっくりしていたけど、私もびっくりした。
「困ったな、自分でも気付かないなんて。そのあたりがなんというか、酷いですね」

司と柚香の過去の出会いの話はよかったね。
こういうエピソードの充実は、ゲーム自体の完成度を高めてくれる。
できればピアノ演奏のBGMが欲しかったところだけれど。
結局スワン・ソングの白鳥って、あろえのことなのかなぁやっぱり
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