魔法少女まどか☆マギカ 7~10話

--- 7話 本当の気持ちと向き合えますか? ---

杏子の生い立ち、さやかの魔法少女としての覚醒。

杏子も願いを他人のために使って魔法少女になった。
確かにその動機は愚かだった。
それを後悔して、二度と他人のために魔法なんか使わないって決意をするのもわかる。

さやかはそれでも他人のために願いを使ったのは後悔してないと言う。
仁美の恭介への気持ちを聞いても、恭介を助けたこと自体は後悔してないと思う。
でも、ゾンビな体にされてしまったことは後悔してる。
正しい行いが間違った結果をもたらしてしまうんだね。

さやかがまどかに抱きしめられて泣くシーンは切ないよ。
きっと女の子は身も心も綺麗なまま好きな人に捧げたいと思うものなんだろう。
「もうあたし死んでるんだよ」
「こんな体で抱きしめてなんて言えない、キスしてなんて言えない」

ただ去っていくのを見つめることしかできない。
そしてさやかは自分の魔法の価値を戦いのなかに見出すことに逃げた。
影の魔女を笑いながら倒すさやかは悲しすぎるね。
あの演出はシャフトらしくてとても良いと思います。

--- 8話 あたしって、ほんとバカ ---

魔法少女さやか☆マギカ最終回。
「この国では成長途中の女性のことを少女って呼ぶんだろ?だったら」
「やがて魔女になる君たちのことは、魔法少女って呼ぶべきだよね」

自分の願いの価値がわからなくなったさやかは、それを戦いに見出そうとする。
魔女や使い魔と戦い、世界を守ることが自分の価値だって。
でもそうやって希望を振りまく分、さやかの中には呪いが溜まってゆく。

自分の献身で誰かを救っても、その人が自分に感謝をすることもなく、過ぎ去るのを見つめるだけ。
呪いはまどかにも八つ当たりという形で現われてしまい、一番大切な友達を傷つけてしまったことでさらに自分を呪ってゆく。
そして、戦う意味さえわからなくなったとき。
「ねぇ、この世界って守る価値あるの?」
「あたし何のために戦ってたの?」

ここまで来て、ようやくほむほむの本音を見ることができる。
ほむらも全てを諦観しているようだけど、彼女の唯一の希望は鹿目まどか。
初見ではほむらの叫びと涙が本心なのか信じ切れなかったけど、彼女の願いを知っているととても切なくなる。
「なんであなたは、いつだって」
「役に立たないとか、意味がないとか、勝手に自分を粗末にしないで」
「あなたを大切に思うひとのことも考えて」
「あなたを失えばそれを悲しむひとがいるって、どうしてそれに気付かないの?」
「あなたを守ろうとしてたひとはどうなるの!?」

1周した段階では一番印象深い回だなぁ。

--- 9話 そんなの、あたしが許さない ---

魔法少女きょうこ☆マギカ最終回。
「てめぇ、それでも人間か!?」
「もちろん違うわ、あなたもね」

人魚の魔女オクタヴィアとなった美樹さやかを救おうと、杏子が頑張る回。
結局まどかの呼びかけにも答えず、元に戻すことを諦めた杏子は、さやかだった魔女と心中する。
「ひとりぼっちは、寂しいもんな」

どうして杏子はさやかにあそこまでこだわったのか。
やっぱり魔法少女になったきっかけが似ていたからかな。
そしてその上で、自分と違う道を選んでそれを貫き通したさやかに、憧れのようなものを抱いていたのかも。

キュゥべえの魔法少女の理屈は、理にかなっていると思う。
理解できるし納得もできる、でもまどかが反発するのももちろんだと思う。
個々人の生という概念を無視できるのは、神になれる存在だけ。
そういう意味ではキュゥべえはふさわしくないかもしれないな。

エンディングは杏子さやかのテーマ。
TV版だと、曲なしでクレジットだけ本編に流れたらしいね。
たしかにこんな曲聞いたの始めてだ。

--- 10話 もう誰にも頼らない ---

魔法少女ほむら☆マギカ回。
ほむらが魔法少女になったきっかけと、これまでの時間軸の話。

ずっと病気で何もできなかった自分に初めてできた友達、自分を助けてくれて、認めてくれて、そして最後まで守ってくれた友達。
そんなまどかを守ろうと、魔法少女になって戦い続けている。

マミさんの「みんな死ぬしかないじゃない!あなたも!わたしも!」の時間軸、グリーフシードを隠し持っていたまどかのお願いは、涙なしには見られなかった。
ほむらを守ろうとためらわずにマミさんを殺すまどかもちょっとすごいけど。

そして、1話プロローグの戦いに続く。
結局あのときは、まどかが魔法少女になって最強の魔女を瞬殺し、そして最悪の魔女となって世界は終わった。
そこからエンディングとしてコネクトが流れるのはとても良いね。
終わりこそが彼女の戦いの始まりなんだから。
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