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あの晴れわたる空より高く 夏帆ルート

空白となってしまっている私のギャルゲー歴・2014年度発売作品を埋める一本、"はれたか"こと「あの晴れわたる空より高く」をプレイ。
ちなみに、他に積んである2014年発売枠には「なないろリンカーネーション」「蒼の彼方のフォーリズム」などがラインナップされています!
ああ、やらなきゃ……。

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「青春ロケットADV」のジャンル通り、部活で宇宙ロケットを作るスポ根シナリオ。
舞台は、(種子島をモチーフにしたと思われる)ロケット打ち上げの聖地である南の島。
宇宙開発がとてもメジャーな世界線において、政府が学生のロケット開発に予算を充てているという世界観。
ロケットにまったく興味のなかった主人公は、廃部寸前の「天ノ島ロケット倶楽部」ことビャッコに入部し、その存続を懸け、仲間を勧誘して大会で優勝すべくロケット開発に挑戦していく。

備忘録として、「ビャッコ」という愛称について。
「あまのしまろけっとくらぶ」のアナグラムで「しろとら」を抜き出し、略称として白虎と呼ぶようにしたらしい。
なかなかイカレたセンスです(褒め言葉)

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まず攻略したのは、ビャッコの電装担当・素直クールな無口っ子・黎明夏帆。
一番タイプな女の子から攻略するのが紳士のマナーですね!

CVは、あじ秋刀魚。
朽木冬子(殻ノ少女)のイメージがものすごく強い声優さん。
あじ子さんのシュガーレスなトロけボイスは、無口・無感情な夏帆ちゃんが見せる薄い感情を鮮やかに彩ってくれる。
これはとてもいい演技でした。
(ちょっと喘ぎ声がウルサイ気がしなくもなかったけど!?)

夏帆のキャラクターは、素直で曲がったことが嫌いな、優等生な無口っ子。
ライバルのロケット部「ARC」で副部長を務めていた彼女がビャッコに入ってくれたおかげで、「部員5人」のハードルはクリアすることができた。
昨年のARCでの全国優勝の一役を担っていた彼女は、文字通りの頭脳派である。
また、謀略家で直情的な有佐とは対照的な、冷静で理知的な夏帆は、まさにビャッコの良心。
任せて安心、頼れる夏帆っちなのだ。

個別ルートに入ると、すぐに彼女の素直クールな魅力を全面に押し出したキャラ萌えルートの様相を呈してくる。
ラッキースケベなイベントでも、遠慮がちにしか嫌がらない(というか、恥ずかしがっただけ)し、おかげでいきなりおっぱい揉んじゃったしね!?

  「わ、悪かった。これからは遠慮なくパンチしてくれ」
「嫌われたくない」
  「そんな心配はいらねぇ。むしろ俺のほうが嫌われてもおかしくねぇからな」
「おかしい」
  「いや、でもよ」
「嫌いにならない」
  「じゃあ、もし『嫌われたくなかったら毎日胸触らせろよ』って俺が言ったら、どうすんだ?」
「……困る」
  「嫌いになるだろ?」
「ならない」


自分を「臆病」だと言い、失敗を恐れ、嫌われることを恐れていた彼女。
辛いことや悲しいことがあっても、「平気」だと言い、優しくほほえむ。
だから彼女は強くて頼りがいのある少女に見えていた。

彼女は目に病を抱えていた。
「ビャッコが宇宙までロケットを打ち上げるぐらい」の確率でしか成功しない手術を受ければ、治るかもしれない。
けれど、彼女は「いま夢を見るため」、手術はしないと決意していた。
失明一歩手前まで症状が進んでも、彼女は「平気」だと言い、仲間になるべく迷惑にならないように気を使い、身を引こうとする。

優しくてお人好しな彼女の性格を考えれば、彼女の選択も自然なことのように思われた。
けれど、同じ夢を見ていた主人公は、そのときようやく気づく。
本当に彼女は「平気」なのか――と。

弱音を吐いたり愚痴を言ったって、誰も自分の目を治すことなんてできないし、困らせるだけ。
ARCの部長ではないけれど、こんなの言うだけ無駄なこと。
そして、手術をしてもしなくても、きっといつかは見えなくなる。
それなのに弱音を吐くだなんて、自分で自分の弱さを認めてしまうのと同じ。
臆病な彼女は、だから現実を「平気」だと思わないと、生きていけなかったのだ。

「怖かった」
「生きてるのが怖くて仕方がなかった」
「乙矢君」
「わたし、平気じゃない」
「たすけて」


気丈だった夏帆が、弱音をさらけ出して吐露するシーンは震えました。
これはまさにギャップ萌え。
「守ってあげたい」から「二度と離さない」へとステップアップですね!?

その後の、主人公の「助け方」も、無難に納得がいくもの。
夏帆の恐怖の根源は、孤独。
暗闇の世界は一人ぼっちだったから、だから目で見てわかる繋がりを求めていた。
けれど、見えなくても孤独ではないことを知った彼女は、見えないことを受け入れる覚悟を持つ。
そして、見えないからこそ見えるものがあることに気がつく。
そうして成し遂げたものが、臆病だった彼女の勇気となるのだ。

夏帆っちの一番の萌えセリフに、バブみ溢れる「おいで」を支持する諸兄もいるかもしれない。
が、私は初エッチのドキドキなこのシーンを推したい。
これこそ、どうしようもない現実から助けを求める彼女の声であり、その状況から抜け出せない自分自身への罰を求める彼女の声なのだ。

  「俺の心臓も壊れそうだ」
「触っていい?」
  「いいぜ」
「乙矢君も触って」
  「夏帆のも壊れそうだな」
「壊して」


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このシナリオの完成度で言えば、☆3.5コくらい。
言葉遊びからの夏帆の素直クールさを全面に出したイチャつき具合はすばらしい。
その素直さがHシーンにもそのまま生かされてるしね!
どんどん調教されていく夏帆っちにはドキドキが止まらない。

ストーリーを見れば、二人のジャイロが優勝するフラグは完全に立っていたから、競技の結果はほとんど予定調和。
(とは言え、見せ方にも一工夫があった点は評価したい)
けれど、手術そのものについてのフラグは特になかったし、これがなんの前振りもなく成功してしまうのは、私はご都合主義だと思う。

じゃあ失敗してたらよかったのか? と聞かれれば、もちろんそういうわけじゃない。
優勝という奇跡が起こせたのだから、手術の成功という奇跡だって起こせるはず――そう言われたら、いくら私だってうなずかざるをえない。
けれど、主人公が夏帆にもたらした救いは「見えないことを恐れない勇気」だったのだから、そのテーマを生かすのなら、「夏帆の手術が成功してハッピーエンド!」にしてしまうのは、軸がブレているようにも思える。
これは一体どうすれば……?

あと、個人的にはARC部長の吠え面がもっと見たかった感がある。
ARCに退部届を出すシーンとか、反射率99.997%をドヤるシーンとか、そういうの!

ところで、「軍事利用可能な技術を学生に学ばせない」とか作中では言っていたけれど、ジャイロの精度を測る電装部門の競技は明らかにミサイルの完成度を競っているのですが、これはいかに!?
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ゲーム [★★★★☆]
あの晴れわたる空より高く

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