眠れぬ羊と孤独な狼 -A Tale of Love, and Cutthroat- まとめ
- 2018⁄10⁄11(木)
- 12:02
シナリオ
他人からは決して理解されない運命で結び付けられた二人の、愛の物語。
前作「Maggot baits」はクルーエルノワールADVだったけれど、今回のジャンルはロマンノワールADV。
前回よりエグみは減った分、ダークなラブラブ度はアップしました!
ジャンル「ノワール」について興味がある方は、こちらを参照ください。
1ルート4~5時間×3ルートと、シナリオ自体はかなり短め。
けれど、サスペンスアクション物としての読み応えは十分。
人を殺さないと生きていけない呪いそのものをどうにかしなきゃという視点で物語を見ると、どのルートでも中途半端に終わってしまうようにも思える。
が、主人公とヒロインの壮大なラブストーリーという視点で見れば、これで十分かな。
---
さて、「フラテルニテ」において答えの見つけられなかった問いに、このゲームは一つの回答を示してくれた。
あのゲームで提示された問いの一つは、これだ。
問:レイプされた心の傷から目を背け、現実逃避を続ける少女を救う方法とは
回答例:
あざみは、自分が受けた傷よりさらに大きく傷をつける力があることを自覚することで、自分で自分を救っていた。
これは「力を自覚する」という点が重要であり、たとえレイプ犯が司法に裁かれたところで意味がない。
なにがなんでも自分自身の力で私刑にかける必要がある。
そうして自らの手で復讐を成し遂げることで初めて、少女の破壊された自尊心は修復されるのだ。
この回答は、これらのゲームをプレイしていない人たちには、とても非現実的で非常識な話に聞こえるかもしれない。
けれど、プレイした諸兄姉なら納得してくれるはず。
人の命は地球より重い――などと言ったりもするが、誰かを救うには人間一人の命では足りないことだってあるのだ。
テキスト
比較的シンプルで読みやすい。
同じ内容を表現を変えて繰り返すクセがあるのは、ややシツコい気がしなくもない。
けれど、プレイの間隔が空いてしまったときには親切かも。
ライターさんはlightの「シルヴァリオ・ヴァンデッタ」を書いた人らしい。
なるほど、機会があったらやってみようかなぁと思いました!
グラフィック・キャラクター
クオリティはいつもどおりのCLOCKUPです(褒め言葉)
新宿・歌舞伎町が舞台ということで、背景は実写をイラスト調にデフォルメしたもの。
少し新宿で遊んだことがある人なら、どこがどこだかすぐわかる。
そしてヒロイン・あざみは、本当に「普通」なデザインをされている。
奇抜な髪色もしてないし、髪型も普通、おっぱいも並だし、属性らしい属性がついていない。
彼女は私たちの周りにどこにでもいる、普通の女の子なのだ。
たった一つ、「狼」であることを除いて。
これがロマンノワールの魅力なのですねえ!
ちなみに、娘属性に惹かれる私のお気に入りは美玲ちゃんです。
もっと仲良くしたかったなー!
Hシーン
全29シーン。
半分以上は和姦。今回はアヘ顔とスカトロも(基本)ない。
ムリヤリとかニガテな人もあんしん!
そして、半分はあざみちゃんとのシーン。
あざみちゃんファン歓喜!
美玲ちゃんファン轟沈!!
……まぁ死姦のシーンを見たのはこのゲームが初めてなんですけどもね?
あれは誰得だったんだろうなぁ……。
まぁ女の子も最初はまだ死体ではなかったので、厳密には死姦じゃないのかもしれないけど、もはやそういう話ではない。
BGM・ムービー
最近のCLOCKUPはOPがカッコよすぎるんだよなぁ!?
Maggot baitsもすごかったけど、こっちもすばらしい。
世界観をあますことなく伝えてくれます!
パケ写にもなってる二人のキメ顔が最高ですねえ!
BGMはふつうでした。
システム
いつもどおりのCLOCKUP。
タイトル画面での一言はやっぱりカッコいい。
お気に入りはババアかな、「部屋の掃除が溜まってるよ、さっさとやっとくれ」。
総評
CLOCKUPのダークなやつ。
この会社、同じブランド名でアホな抜きゲーとハードなエロゲーを交互に出してくるあたりが謎。
たぶん阿久津亮っていう人が監督をするとガチなヤツになっちゃうっぽい?
とは言え「殺人」がテーマになっているせいでしょうがなくバイオレンスでスプラッターな展開になってしまっているだけであって、別に主人公や主要人物にそういう性癖があるからエログロシーンが出てくるわけではない。
そのあたりが、今までのゲームと少し違うところ。
これはかなり一般向けになったのではないでしょうか?
私の評価は、★3・良作です。
批評空間ベースでは、78点をつけます。
あるいは、愛と殺人の物語。
他人からは決して理解されない運命で結び付けられた二人の、愛の物語。
前作「Maggot baits」はクルーエルノワールADVだったけれど、今回のジャンルはロマンノワールADV。
前回よりエグみは減った分、ダークなラブラブ度はアップしました!
ジャンル「ノワール」について興味がある方は、こちらを参照ください。
1ルート4~5時間×3ルートと、シナリオ自体はかなり短め。
けれど、サスペンスアクション物としての読み応えは十分。
人を殺さないと生きていけない呪いそのものをどうにかしなきゃという視点で物語を見ると、どのルートでも中途半端に終わってしまうようにも思える。
が、主人公とヒロインの壮大なラブストーリーという視点で見れば、これで十分かな。
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さて、「フラテルニテ」において答えの見つけられなかった問いに、このゲームは一つの回答を示してくれた。
あのゲームで提示された問いの一つは、これだ。
問:レイプされた心の傷から目を背け、現実逃避を続ける少女を救う方法とは
回答例:
「あたしね……おじさんに無理矢理やられちゃったとき、このまま死んじゃいたいって思ってたんだ」
「もうこの先、誰かから大切にしてもらう値打ちなんか何もなくなっちゃったなって……何よりあたし自身も、そんなあたしでいることがもう嫌だって」
「でも……そのおじさんを逆に殺した瞬間、あたしは自分が今までより強くて素晴らしいものになった感じがしたんだ」
「誰でも殺せる力を持ってる、強い生き物に生まれ変わったの……それで、もう一度自分を愛せるようになったんだ」
あざみは、自分が受けた傷よりさらに大きく傷をつける力があることを自覚することで、自分で自分を救っていた。
これは「力を自覚する」という点が重要であり、たとえレイプ犯が司法に裁かれたところで意味がない。
なにがなんでも自分自身の力で私刑にかける必要がある。
そうして自らの手で復讐を成し遂げることで初めて、少女の破壊された自尊心は修復されるのだ。
この回答は、これらのゲームをプレイしていない人たちには、とても非現実的で非常識な話に聞こえるかもしれない。
けれど、プレイした諸兄姉なら納得してくれるはず。
人の命は地球より重い――などと言ったりもするが、誰かを救うには人間一人の命では足りないことだってあるのだ。
テキスト
比較的シンプルで読みやすい。
同じ内容を表現を変えて繰り返すクセがあるのは、ややシツコい気がしなくもない。
けれど、プレイの間隔が空いてしまったときには親切かも。
ライターさんはlightの「シルヴァリオ・ヴァンデッタ」を書いた人らしい。
なるほど、機会があったらやってみようかなぁと思いました!
グラフィック・キャラクター
クオリティはいつもどおりのCLOCKUPです(褒め言葉)
新宿・歌舞伎町が舞台ということで、背景は実写をイラスト調にデフォルメしたもの。
少し新宿で遊んだことがある人なら、どこがどこだかすぐわかる。
そしてヒロイン・あざみは、本当に「普通」なデザインをされている。
奇抜な髪色もしてないし、髪型も普通、おっぱいも並だし、属性らしい属性がついていない。
「普通に生きるってどういうことなの? あたし、自分で全然普通に生きてると思うんだけど……」
「仲良しの女の子と遊んで、好きな男の人とエッチして、新発売のお菓子食べたり……凄く普通じゃない?」
彼女は私たちの周りにどこにでもいる、普通の女の子なのだ。
たった一つ、「狼」であることを除いて。
これがロマンノワールの魅力なのですねえ!
ちなみに、娘属性に惹かれる私のお気に入りは美玲ちゃんです。
もっと仲良くしたかったなー!
Hシーン
全29シーン。
半分以上は和姦。今回はアヘ顔とスカトロも(基本)ない。
ムリヤリとかニガテな人もあんしん!
そして、半分はあざみちゃんとのシーン。
あざみちゃんファン歓喜!
美玲ちゃんファン轟沈!!
……まぁ死姦のシーンを見たのはこのゲームが初めてなんですけどもね?
あれは誰得だったんだろうなぁ……。
まぁ女の子も最初はまだ死体ではなかったので、厳密には死姦じゃないのかもしれないけど、もはやそういう話ではない。
BGM・ムービー
最近のCLOCKUPはOPがカッコよすぎるんだよなぁ!?
Maggot baitsもすごかったけど、こっちもすばらしい。
世界観をあますことなく伝えてくれます!
パケ写にもなってる二人のキメ顔が最高ですねえ!
BGMはふつうでした。
システム
いつもどおりのCLOCKUP。
タイトル画面での一言はやっぱりカッコいい。
お気に入りはババアかな、「部屋の掃除が溜まってるよ、さっさとやっとくれ」。
総評
CLOCKUPのダークなやつ。
この会社、同じブランド名でアホな抜きゲーとハードなエロゲーを交互に出してくるあたりが謎。
たぶん阿久津亮っていう人が監督をするとガチなヤツになっちゃうっぽい?
とは言え「殺人」がテーマになっているせいでしょうがなくバイオレンスでスプラッターな展開になってしまっているだけであって、別に主人公や主要人物にそういう性癖があるからエログロシーンが出てくるわけではない。
そのあたりが、今までのゲームと少し違うところ。
これはかなり一般向けになったのではないでしょうか?
私の評価は、★3・良作です。
批評空間ベースでは、78点をつけます。
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- ゲーム [★★★☆☆]
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