こどものじかん 4~6話

4時間目 わたしのおかあさん

「先生。私に同情してるの? 優しいのは、かわいそうだったから?
 喜んでた私、バカみたい……」


りんのフクザツな家庭事情と、それを担任教師としてどう扱うか。

りんは「親がいないかわいそうな子」だから選ばれたいわけではなく、「九重りん」だから選ばれたかった。
だから親がいないことを知られたくなかったのだ。

主人公がりんを気にかけるのは、最初は哀れみだったのかもしれない。
けれど、それはそのうち心配へと変わり、親がいなくても温かい家庭があることに安心を覚えるようになる。

「私が心配? なんでよ?」
「九重が――大切だからだ」
「……ほんとに?」
「ああ」
「裏切ったら、許さないんだから!」


りんが優しいお母さんの作文を書いたのも、家のことを隠そうとしただけのはずがない。
けれど、彼女はその事実に向き合っているし、主人公はりんの強さを信頼しているのだ。
そんな心のふれあいが透けて見えるのが、このアニメがいちいち爽やかな理由なんじゃないでしょーか!

5時間目 なつやすみのとも

先生に会えないし、どこにも連れて行ってもらえないし、黒ちゃんと美々ちゃんはそれぞれの家でお出かけしちゃうし、なんだかツマラナイりんちゃんの夏休み。
4話の続き、浮気を許さないりんちゃん回でもある。

っていうか、二人がもうまるで恋人な件について!
まぁそうだよね、女の子のチューには世界を変えるチカラがあるからね、当然だよね?

「私ね、子供の頃は夏休みが終わってしまうのが寂しかったけど、今は夏休みが始まるのが寂しいんです」


6時間目 おもいで

りんの母・秋と従姉弟・レイジについて。
萌えアニメとは思えないウルトラヘビーな過去回想。

母のために生まれたレイジと、母に望まれて生まれたりんの対比が鮮やかすぎて言葉が出ない。
世界中の誰か一人でも自分を望んでくれたのなら、こんな醜い気持ちを抱かなくてもよかったのに――
レイジのそんな絶望を抱きしめるりんは、間違いなく救いだった。
だから、世界中の誰からも望まれなくとも強く生きることを決断した秋の助けになろう、レイジはそう決意したのだ。

タイトルがこれほど秀逸に感じる作品も、そうあるもんじゃない。
レイジにとって、秋がいた記憶すべては子供の時間だったのだから。

「はやく大人になりたい……」

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