ベン・トー 10~12話+まとめ

#10 それは昔祖母の家で食べた温かで優しい味わい。心にも体にも優しい和の料理。梅とちりめんじゃこご飯と季節の野菜たっぷりの煮物弁当 480kcal

「オルトロス」沢桔姉妹 vs 「氷結の魔女」槍水仙。
初めて槍水先輩が負ける回でもある。

氷結の魔女を見かけたその日から、夜な夜な半額弁当を求めて戦い続けるふたり。
それはまるで――まるで…………。
――そう、血の味を知ってしまった肉食動物のように! ですわ!

「今さら止めることができて? 離れることができて? スーパーから」
「離れられない、離れられませんけど――あの屈辱をまた味わうことになるなら、死んだほうがずっとマシです……」


さて、梗ちゃんがこのアニメいちの美少女であることが確認されました。
銀髪ロングにルーズなウェーブ。キリッとした瞳をして、けれど言うことはちょっとヌケてたりする。
残念美少女? 違うね、これこそが完璧!

ついでに、超電磁砲1期13話を超え、このブログにおける「最もサブタイトルが長いアニメ」が更新されました!
いいですよね、こういう遊び心。

#11 ポカリスエット 125kcal

明後日、土用の丑の日を前に、再戦に備える槍水先輩と沢桔姉妹。
オフですっぴんな先輩が見られる貴重な回でもある。

いつも強くてカッコイイ先輩の、弱って無防備なところが見られる――というのは、男の子的に嬉しいシチュエーションではある。
しかし、私がいいなと思ったのは、細かな設定を小道具で伝えてくる演出のほう。
いつもの厚底ブーツも履いてないし、髪も下ろしてるせいで、佐藤くんには先輩がずいぶん小さく見えたんだろう。
もしかしたら先輩は自分の身長にコンプレックスがあったりするのかもしれない。
(でも、果たしてケープだけであの髪型にできるかなぁ……)

ちなみに、この下りのメインは、Cパートの薬局への伏線でしかない。
変態なら座薬を選べよ、この変態!

一方の沢桔姉妹は、心穏やかにはいられない日々を過ごしていた。
強い敵が挑んでくるという、狼としての喜び。
しかし、思い出しただけで死にたくなるような過去のトラウマに苛まれる夜も。

「あの日も取ろうとしていたのはうなぎ弁当でしたね……」


#12 国産うなぎ弁当 790kcal

「……残酷ですわ。どんなときでもお腹は空く。すべては儚い夢。でも今日、もう一度だけ夢を見ましょう。たとえそれが悪夢だとしても」


最終話。土用の丑の日の決戦。

叩けないほど出過ぎてしまった杭は抜くしかない。強すぎる狼とは戦わない。
それがオルトロスを「駆逐」する方法であり、沢桔姉妹が死にたくなるほどの屈辱を味わった3年前の土用の丑の日の出来事だった。

「いつもと一緒だろう? 僕たちをブチのめすかどうかの違いだけだ」


強すぎるがゆえの孤独。
彼女たちを救う方法はたった一つしかない。
そして佐藤はまっすぐにそれを実行するのだ。

「別に考えるまでもなかったのさ。そう、僕たちの腹の虫が叫んでいる! そして目の前に半額弁当がある! あとは狼の本能に従うだけだ!」


槍水先輩が戦うところが見られなかったのは残念だけど、それ以外は完璧な最終回。
だって、スーパーには悲しい涙なんか似合わないんだから。
沢桔姉妹がふてくされながらおにぎりとどん兵衛を食べているシーンが最高に青春してる。そうは思いませんか!



まとめ

スタイリッシュ弁当争奪系アクションアニメ。
全12話、本気でふざけたらこうなりました! という作品。

私が評価したいのは、「半額弁当を奪い合う」という一見くだらなさすぎる舞台を、ここまで全力で描ききったこと。
どんなにバカバカしいものだとしても、それを望み、情熱と誇りをかける価値を見出だせたなら、それは本物だ。
この作品はそれを証明しているし、私はそれこそが青春の正体なんじゃないかと思っている。

もう一つ評価したいのは、女の子がみんなかわいいところ。
若干巨乳に寄りすぎかなーとは思わないでもないけど、それほど大きくなさそうな沢桔姉妹のお風呂シーンもとってもエッチだったので、これはとてもすばらしいことだと思います。
私のお気に入りは、槍水仙 ≧ 沢桔梗 > 著莪あやめ > 茶髪 > 井ノ上あせび。
クールビューティだけど実はウブな槍水先輩と、高校生らしい前向きなスケベさを持つ主人公。とてもいいカップルですね!

OPがカッコイイのも高評価。
ヒロインたちの決めポーズから、スーパーの通路をなめてサブタイトルのお弁当。惚れ惚れしちゃいます。
Cパートから次回予告への流れるような繋ぎ方も、遊び心が気持ちいい。

私にとってはほとんど僥倖と言っていい掘り出し物な作品。
評価は★4・傑作。
これと似たような雰囲気の作品は……私はまだ知らないようです!
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アニメ [★★★★☆]
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