ボールルームへようこそ 9~11話

第9話 花と額縁

天平杯、その3。決勝戦、その1。
真子ちゃんを花にするために、多々良はどういう額縁になるか? という話。

おそらく、本来の意味での「花と額縁」は、リーダーがしっかりした演技をすることで土台となり、その土台に乗ったパートナーの演技をより遠くまで届けて多くの観客を魅了する――ということなんだろうと思う。
けれど、主人公は持ち前の「存在感のなさ」や「鋭い観察眼」などを生かし、舞台上から自分を消し、花だけを見せたのだ。

「なりたい自分」を見つけた真子の輝きと、それを目の当たりにした賀寿の驚きと。
いや、とにかく真子ちゃんがかわいかったなぁ……。
構成と、作画と、勢いと。今回は本当にすばらしいアニメーションでした。
ねぇ、もう真子ちゃんがメインヒロインでいいと思いませんか!?

ところで、相当鍛えてなくちゃ出ない背中のしなりって具体的にどんなもんなんですかね?
ちょっと背中触らせてもらっていいですか??
あ、あと腹筋も……いや、別にいやらしいとかそういうんじゃないから全然大丈夫ですよ?(真顔)

第10話 ボルテージ

天平杯、その4。決勝戦、その2。
賀寿の踊る理由と、雫の踊る理由。

赤城兄妹の幼少期エピソード、いいですねえ。
自分の人生を方向づけるような原始的な体験を共有できる。言うなれば、二人だけの秘密みたいなもの。
だから妹っていいんですよね! わかるでしょ!?

そんな「妹のため」という原始的な感情を思い出して動揺する賀寿と、今度こそ兄の望む妹になれた真子。
あぁ、やっぱり真子ちゃんはメインヒロインにはなれないんだなぁ。
でも、だからこそ美しい。
そんなサブヒロインってとても貴重ですよ!

今回は貴重な雫ちゃんのモノローグも。
雫も、真子ちゃんみたく、清春以外のパートナーのことなんて考えたことがなかった。
だから、自分を置いていこうとする天才の「ライバル」でいつづけるため、自分のスキルアップのため、賀寿と組むことにしたのだ。
そういう意味では、やっぱり絶対に多々良・真子になんて負けられないですよ!
なんせ、当の清春くんが見てるわけですからね!

第11話 評価

天平杯、ラスト。決勝戦、その3。
虎の子のクイックステップでの勝負と、評定。

「お前は何位のダンスを踊ったんだ?」


人の心を動かすのが芸術作品で、多々良のダンスには、たしかに熱く燃えるものがあった。
観客にそれは伝わっていたし、真子ちゃんも応えてくれていた。

「僕、試合中ずっと思ってました。自分はなんて下手くそなんだろうって……。でも、少しでも拍手がもらえたことが嬉しくて、ほんのちょっとだけ、勝てるんじゃないかって思っちゃってました……」


けれど、審査員が見、採点するのはリーダーの技量。
多々良と賀寿の技量差を考えれば、当然の最下位だった。

しかし、透明な額縁を与えられ、あたかも絵画という枠組みから解き放たれたかのように咲き誇った真子には、最優秀女優賞が与えられる。

「おめでとう。君がフロアの女王だ」


---

登場人物それぞれの感情がとても豊か。
表彰式では私まで感情が溢れそうになっちゃったからね!

なりたい自分になれた真子。
そんな妹をパートナーとして生かしきれていなかった未熟さに気づく賀寿。
自分のために本気で戦い、そして負けた悔しさを噛みしめる雫。
そして、初めての舞台でダンスの楽しさを再確認した多々良。

とてもいい最終回でした!
……あれ、違う?
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アニメ [★★★☆☆]
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