PSYCHO-PASS 2 7~9話

7話 見つからない子供たち

カムイの原点と現在、それに絡み合う東金の思惑。

カムイは御巣鷹山をモチーフにした飛行機事故の唯一の生き残りであったらしい。
その他の死亡者の成長復元ホロを、今までも使っていた。
薬学に造詣が深く、ホログラムをプロ以上に使いこなし、凄腕のハッカーでもある。

「あなたがたは鹿矛囲桐斗一人にいいように翻弄されていると思っていませんか。だがそれは違う。彼はそもそも、一人ではない」


そのカムイの治療記録は、通常よりずっと高いセキュリティによって保護されていた。
技術や薬剤特許を取得するためだとしたら、考えられないことではない話である。
そして、その種の特許の日本トップが、東金財団なのだった。

さて、私も思っていたことを、朱ちゃんはシビュラに問いただしてくれていた。
酒々井監視官のドミネーター使用権限を剥奪しさえすれば、こんな事件が起こることもなかったのに。

「サイコパスがクリアなまま行動している監視官を、我々が止める理由はない」
「あってはいけない――の間違いでしょ。それは自己の否定に繋がる」

「不自然だわ、シビュラシステム。あなたたちは免罪体質者というイレギュラーを自らに取り込むことによってシステムを維持してきた。でも、カムイに限っては観察対象にさえせずに社会から消し去ろうとしている。つまり、あなたたちは既に結論を出している。カムイの正体――それは自分に取り込めない種類のイレギュラーであると」


シビュラと対等以上に渡り合う朱ちゃんは、とってもカッコいい。
私はかわいくてかっこいい女の子がとても好きなんだけど、でも朱ちゃん、2期になってから一度も笑ってくれない。
とっても心配です。

8話 巫女の懐胎 <AA>

「飛行機事故の犠牲者、彼らの遺体は切り刻まれ一人の少年へと移植された。彼は言っていた。7人の脳を含む184人の肉体と人格的存在――それが自分という人間だと」


美佳ちゃんは行動力はあるし、洞察力もなかなかのもの。
自力でカムイの正体へとたどり着き、そこから東金財団、ひいては東金朔夜へと繋がる糸を見つけ出す。
まぁ報告書の着地点がちょっとおかしかったのと、それを誰にも相談せずに局長へと上げたのが、すぐ保身に走る彼女の俗物さの現れであり、幼さでもある。

そんな彼女への、シビュラの返答はこうだ。
君のような勘のいいガキは嫌いだよ、と。

シビュラなら、もちろん「完璧」への障害となる免罪体質「AA」の存在を隠蔽することもできた。
しかし、あえてそれをしなかったのは、餌を撒いておくことで「完璧」を脅かす危険分子の行動を把握するため。
美佳ちゃんはこうして実力行使で阻止できたけれど、できなかった東金美沙子は運営側へと吸収したわけだ。
シュシュがほどけちゃって髪を乱しながら泣き叫ぶ美佳ちゃん、なかなかにそそるものがありましたね!?

9話 全能者のパラドクス

シビュラは完璧で在り続けることのみが存在価値である。
免罪体質者の存在はイレギュラーではあるけれども、自身に取り込むことができるという意味で、完璧を阻害するものではない。
(だからこそシビュラの裁定のすべては犯罪係数に基づくものであり、それ以外の方法を用意する必要はないし、また用意することもできなかったのだ)

しかし、カムイは薬学的な方法で誰もを免罪体質者と等しくすることができる。
これは「自身に取り込む」という解決策も取れない以上、裁かないことには自身の完璧性を保てない。
が、裁く方法があるのだとしたら、過去の免罪体質者を裁くこともできたはずだし、これもまた完璧性を損なうものなのだ。

さて、自己保身の上手な美佳ちゃんは、あっさりシビュラに丸め込まれ、シビュラひいては東金さんの駒になってしまった。
その東金さんは、朱ちゃんを染めることでカムイを殺させようとしている様子。
なるほど、これがパラドクスの解決法なんですか? 本当に?
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