PSYCHO-PASS 19、20話

19話 透明な影

シビュラシステム完全復旧までの空白の6日間、2日目。

「あの男は追い詰められて諦めるようなタイプじゃない。最後の最後までこの世界を試さずにはいられない。システムに守られたこの社会に、剥き出しの人間性を突きつけてくる」


刑事であることを止めて槙島を追おうとする狡噛。
槙島の次の標的を推理するのと同時に、槙島の本質を浮き彫りにする回である。

シビュラシステムを物理的に破壊することには失敗した。
ならば、シビュラシステムに依存している社会を破壊しよう――と、こうなるわけだね。

今まであんまり描写されてこなかったけど、この世界での食料の99%はハイパーオーツという小麦を原料とした合成食品で成立していたらしい。
その穀倉地帯でテロを起こせば、この社会を機能不全に追い込める、と。

そして、朱ちゃんにやってくるシビュラからの使者。

「常守朱監視官。今から、あなたにすべての真実を告げましょう」


20話 正義の在処

シビュラシステム完全復旧までの空白の6日間、3日目。

「あらゆる矛盾と不公平の解消された合理的社会の実現。それこそが、すべての人類の理性が求める究極の幸福です。完全無欠のシステムとして完成することにより、シビュラはその理想を体現する存在となりました」


シビュラから真実を突きつけられ、取引を迫られる朱。
いわゆるサイコパスな人々の脳の集合体たるシビュラシステムはキモチワルイけど、シビュラがなく不安定で無秩序な社会を肯定できるだろうか?

人はどうして生きているのか?
本当の幸せとはなんなのか?
その問いに改めて向かい合ったとき、彼女は今まで問いかけられ、答えられなかった問題たちに答えを出すことができた。

「ぜーんぶ誰かに任せっぱなしで、なにが大切なことなのかなんて考えもしなかった。ねぇ朱、それでも私は幸せだったと思う?」
「幸せになれたよ。それを探すことはいつだってできた。生きてさえいれば、誰だって!」


朱ちゃんの覚醒っぷりがヤバいね。
シビュラに逆に取引を持ちかけちゃったり、狡噛さんの意志を誰よりも早く汲んじゃったり。
できる系主人公になった彼女を見ていると、胸がすくような、なんだかちょっとさみしいような。
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