桜花裁き 共通ルート

時代劇なギャルゲーがやりたい!
ときどきそんな欲求に駆られることがある。

とは言っても、私は日本史も世界史も興味が持てなくて授業はだいたい寝ていたものだから、戦国時代や三国志なんかをモチーフにした作品にはあまり食指が動かない。
けれど、「歴史モノ」でない和風時代劇なギャルゲーってあんまり多くないのだよね。
(しょうがないので、柴田錬三郎でなんとなく欲求を満たしていました)

そんな私が初めてOPムービーを見た時から気になっていたのが、この作品。
ということで、推理型奉行活劇「桜花裁き」、2017年2月発売枠です。

ちなみに、同じような枠には、和風サイコミステリィADV「カルタグラ」、本格剣劇浪漫ADV「刃鳴散らす」、大正伝記ADV「月陽炎」などがラインナップされています。
私のような欲求に駆られてしまった諸兄姉はいかがでしょうか。

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確かに舞台は江戸時代で、主人公は町奉行で、ヒロインは同心だったり新選組だったりする。
けれど、この世界の今どきの女の子の『なう』な趣味が洋菓子作りだったり、ヒロインの一人が金髪碧眼の純日本人だったり(しかも完全に洋装)、というかヒロイン全員ミニスカだし、かなりゆるゆるな時代劇。
でも、こういうのもお互い気楽でいいかもしれないですね?

ゲームのシステムは、普段は普通のADVで進んでいき、事件現場の捜索は脱出ゲーム風の背景クリック式、裁きでは矛盾する証言に証拠や情報をぶつけていく、逆転裁判みたいな感じ。
フラグをすべて立てないと次に進まないし、バッドエンドにもならないので、捜査パートの難易度は低め。
(思ってみれば、カルタグラや殻ノ少女の難易度はやはり鬼畜だった……)

4章立ての共通ルートが一つの物語となっていて、一度エンディングが流れた後、それぞれの個別ルートが解放される模様。
その共通ルートでは、主人公が中町奉行所の町奉行となり、いくつかの事件を解決していくうちに、大きな陰謀に巻き込まれていくようなお話。

それぞれの事件の真相そのものはともかく、登場人物の証言に矛盾を突きつけ、真相を暴いていくのは爽快感抜群。
小梅ちゃんが犯人っぽい?(1章)とか、ただの事故?(2章)などといったミスリードの誘い方も上手いしね。
それほどご都合主義も感じなかったし、良シナリオだったでしょう!

個人的にお気に入りなのは、バッテラに萌える沖田ちゃん……もいいのだけれど、ここでは3章での遠山桜をピックアップしたいと思います。

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金髪碧眼な桜ちゃんは、いわゆる反転属性付き勝気娘である。
主人公と同じ町奉行を目指していて、主人公より自分のほうが奉行にふさわしいはずだと思っていた。
だから主人公のやることなすこと気に食わないし、裁きだって自分のほうがもっとうまくやれると信じていたのだ。

こういうタイプのヒロインと仲良くなるには、ヒロインのピンチを主人公が救う――みたいのが一般的な気がする。
つまり、主人公のデキル一面をヒロインが認めることで、主人公を見直させる、つまり主人公のポイントを稼ぐわけだ。
けれど、このシナリオでは逆のやり方を使っていた。
すなわちヒロイン自身に自分のダメな一面を認めさせるイベントを強制的に起こし、普段の主人公を見直させたのだ。

私は桜ちゃんみたいな強気な女の子って、基本的にはあまり得意ではない。だってコミュ障だし。
けれど、この3章での桜ちゃんにはさすがに同情せざるを得なかった。
たしかに自業自得っぽい面もありましたけど、でもこのヤラレっぷり、マジでトラウマモノだと思うんだよなぁ。
私だったら失踪してたね、間違いなく。

ということで、ヒロインルートでは、まずは桜ちゃんから優しくしてあげようと思います!
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