あきゆめくくる 歩ルート

あきくる、メインヒロインの一人目は、幼馴染な伊橋歩ちゃんを攻略。
「~~だわ」な口癖は、はるくるの静夏にそっくり。
こういう子、好きなの?

CVは、有栖川みや美。
狭霧紫穂(なつくもゆるる)、風戸依瑠(この大空に、翼をひろげて)等々、結構お世話になっている声優さん。
だけれど、今回のみや美さんは、あまり好きじゃないほうのみや美さんだった。
なつくるの紫穂のときはめっちゃお気に入りだったんだけどな。
ジブリール4の葵ちゃんのときみたいな、ちょっと無理しておしとやかさを演じようとしているところが気になったかも。

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「――わたし達は蕾の状態で刈り取られたんだわ」


保持者と非保持者との「闘争」を指揮してきたリーダーだった彼女のお話は、彼女の犯した罪に科された「呪い」について。

「保持者」に限らず、特出した才能を持つ人が「為すべきを成した」結果に後悔する話は、ままある。
(キラ☆キラのきらりも、そのことに悩んでいたと思う)
歩の場合、他人の感情を把握し導くことに長けていたから、必然的にリーダーになった。
その結果、知っている人、知らない人、大勢が死ぬことになる。

「どうして? どうして、わたしは生きているかしら? みんなを死地に向かわせておいてわたしが生きてるなんて……」
「……そんなの絶対に間違っているわよね?」
「わたしのせいでこれ以上、誰かが死ぬなんて……。そんなのもう耐えられない。どうしてこんなことに……。わっ、わたしは……もう限界だわ」


歩の「呪い」は、帰還兵のPTSDと言われるものと同じだ。
主人公が偏執していた「膝から流れる鮮血」の描写は、彼女の心の傷そのもの。
そのPTSDをサトリに利用され、歩は過去を変えたいと願う。
闘争が終わった日に自殺するために、過去に戻りたいと願うのだ。

「わっ、わたしは! わたしはただ、ただ咲きたかっただけだわ! 蕾のままで終わりたくなかっただけだわ! その結果が……。ちはちはの言う通りなら、わたしはやっぱり死ぬべきだわ」


そうして、歩は過去へと戻る。
しかしそれはサトリの作った「運命改変装置」によるものではなく、主人公の能力によるもの。

主人公は「脳が機能を停止しても意識を保つことのできる」不死身の肉体の持ち主。
彼の意識=心は、彼の肉体の外にあるのだ。
彼は肉体の一部を物理的に世界と同化させる(ことを観測する)ことで、精神的にも世界と同化できるようになった。
だから宇宙のどこかを飛んでいる過去も観測できるし、その観測結果によって世界を変えることだってできる。
(この要素は、たぶんなつくるとリンクしている。光人間的な意味で)

そして、主人公は闘争が終わる日の歩に――一緒に死のう、そう誘う歩に言うのだ。

「僕らは後悔する。だけど後悔して生きて行かないか?」
「いいか、よく聞けよ。どんなにつらくても僕らには――ラブコメがある」


このゲームをやってない人にはまるで意味不明なセリフだろう。
これほどまでに頭が悪そうなセリフで、しかしあれほど感動的なシーンが存在できるこの世界の可能性に、私は震えた。
そう、愛とは育むものであり、恋に努力してこそラブコメが成立するのだ。

「僕らがちゃんと生きていくにはラブコメが必要なんだ。好きであることに努力できたら、きっと乗り越えられる」


このセリフの正しさは、これまでの歩ちゃんが証明している。
主人公に女の子として意識してもらいたいがためだけに、マンコを見せることを決意してノーパン登校を決行した歩ちゃんが!
なのに主人公には見せられないまま、なぜかさおりんにびしょ濡れマンコを見られてしまった歩ちゃんが!
そして、まんチラどころかぱいチラまですることになってしまった歩ちゃんが!
嗚呼――過去にこれほど身体を張ったギャルゲーヒロインがいただろうか?

そして、ループから抜け出したルルランで、今の歩ちゃんなら、笑顔で言えるはずなのだ。

「ホント、ラブコメって地獄だわ」


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歩ちゃんが繰り広げてきた闘争のエピソードに興味があったけれど、そこは期待外れ。
けれど、歩ちゃんの感情がさらけ出される「いつ転向した?」からのくだりは神がかっている。
そして、個別ルート冒頭のノーパンエピソードはマジでヤバスギですね!?

なぜループから脱出できたのかは、次回以降にわかるはず。たぶん。
次回、柚月ルート。
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