空のつくりかた -under the same sky, over the rainbow- まとめ

※この総評記事は、「和葉」「ハル」ルートのみプレイ後のものとなります。

シナリオ

選ばれし者系・探偵な主人公が、街のボスな吸血鬼やマフィアたちと渡り合いながらヒロインたちの問題を解決していく、サスペンス風味なシナリオ。

このシナリオの問題点は、「伏線の薄さ」にある。
この問題が一番わかりやすいのが、仰々しい副題までついた「空のつくりかた」というタイトルについて。
舞台となっているのは、一年を通して曇り空な、青空の見えない街。
メインシナリオとも言えるハルルートの山場を経て、街には青空が広がるようになる。

しかし、「雲が晴れたときのカタルシス」が、「青空ってきれいだよね~」しかないのだ。
私なら、物語序盤に青空にまつわる昔話などを伏線としておいて、同時にそれを回収するような構成にする。
(たとえば、青空に浮かぶ月に祈りをささげると願いが叶う伝説があるとか、晴れた日にホウキに乗って飛んできた魔女が街を救った伝説があるとか?)

平たく言えば、別に街が雲に覆われている必要なんかなかったし、別にハッピーエンドになったからって青空が広がる必要もなかったのだ。
こういった場当たり的なストーリー構成は随所に見られ、このシナリオの完成度を著しく引き下げているような気がする。

主人公が探偵だと言うのに、謎解きミステリー要素がほとんどないのも残念。
このあたりは、カルタグラシリーズを見習っていただきたい。

テキスト

平凡ではあるけれど、おおむね読みやすい。
各章ごとに「次回予告」が入るのは、新しい試み。
これはとてもよいと思います!

キャラクター・グラフィック

上々。
COSMIC CUTEのゲームは、いつもキャラクターがかわいい。

ただし、オズニアさんとイチャイチャできるサブルートがなかったのは減点ですねえ(真顔)

Hシーン

実用。
一枚絵もエロいし、セリフもエロい。
エッチなセリフが好きな人にはなかなかハマったんじゃないでしょーか!

音楽・システム

OPムービーが、この作品で一番完成度が高い。
これはベストOP集に間違いなく入る出来。
(OP詐欺という噂も……?)

次点が、インターフェースのデザイン。
曇り空が多い暗めの背景に、色鮮やかな虹色の配色は、とてもポップでキャッチーですね!
私はこういうのとても好きです。

BGMも私好みなセンス。
HシーンのBGMがとてもよいとか、なかなか珍しいゲームになっていました。

総評

2016年10月発売枠、その1。
ローファンタジーなシナリオゲー風味のキャラゲー。
可愛いヒロインたちとの日常シーンが好物なひとにはオススメです。
あんまりシナリオを重視すると、ちょっと肩透かしを食うかも。

私の評価は★2つ、普通のギャルゲーでした。
このブランドから次回作が出たときは……しばらく様子を見てからにしようと思います。
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ゲーム [★★☆☆☆]
空のつくりかた

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