暁の護衛 麗華ルート

暁の護衛、メインヒロインのラストは、双子シスターズの姉・二階堂麗華を攻略です。
CVは、大波こなみ。
マジメにお世話になったのは初めてだけど、クルル(プリンセスうぃっちぃず)の人なんだね。
クル☆くるSBXでの「抱っこしてー……」が強烈すぎて、同じ人だなんて想像すらしなかった。
なのに、麗華さまの声はこれ以上ないくらいハマってる。なにこれ、奇跡?

麗華お嬢さまを見ていると、「彼女たちの流儀」の白銀鳥羽莉を思い出す。
強気でSっぽい女の子が好みな人には、麗華さまはドストライクに違いないよ。

記号化されやすい二次元界において、麗華さまの大きな魅力は「人間」だということ。
麗華さまみたいな属性を持っている女の子って、魔女だとか吸血鬼だとか神様だとか、人間より上位な存在であることが多い。
そもそもの肉体的(それに付随する精神的)なスペックが人類のそれを上回っていることで生まれる余裕が、「強気」や「傲慢」といった性格を、説得力を持たせつつ強く引き出すのだ。

しかし、麗華お嬢さまは人間である。
身体は発育不良気味だし、おっぱいは小さいし、腕力だって私たち以下だ。
だというのに、やたら傲慢で、ワガママで、ものすごい自信家で――そして、それを私たちに納得させるだけの「なにか」を、彼女は持っている。
その「なにか」こそが、彼女の魅力の根源に他ならない。

では、「なにか」とはなんだろうか。
お金持ちであること? 成績がいいこと? 二階堂財閥の将来を担う長女であること?
……そういうこととは、少し違う気がする。
たぶん、それが麗華お嬢さまの持つ「カリスマ」なのだ。

では、カリスマとは一体なにか。
それを語るのは私の手には余るので、以降は麗華お嬢さまのストーカー・尊に譲ろうと思います。

そんな麗華お嬢さまのお話は、海斗を傍に置いておきたい彼女の想いと、海斗の父親の過去について。

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海斗の過ごしていた「悪くない日常」は、悪意ある中傷によって崩壊する。
中傷の内容の真偽はともかく、そんな噂が立っている人間を娘のボディーガードにしておくことを、麗華の父は認めなかったのだ。

麗華は、自分が探ることのできなかった海斗の過去に、その原因があると考える。
それを海斗本人に問い詰めるが、海斗はのらりくらりと躱すばかりで、自身の過去に触れようとはしない。
そんな海斗に、麗華は――

「なんなの? なにも語ろうとせず、ふらふらと逃げるように関係ないことばっかり言って」
「それじゃあんたを助けるに助けられないでしょ!」
「話せ! あんたが私に逆らうな!」


それでも海斗はなにも話さないまま、屋敷を去る。
悪意の主に禁止区域生まれだとバレているであろう自分が麗華のもとにいても、いいことは何一つないだろうから。

失って、ようやく大切なものに気がつく。
しかし、彼女は上流階級のお嬢さまらしく、去るものを追おうとせず、忘れることに努めていた。
それでも、海斗の居場所を知る機会を得たとき――
彼女は、良家の令嬢であろうとするよりも、恋する女の子であることを選ぶのだった。

「何度も言わせないでよ」
「誰がなにを言っても、あんたは私のボディーガードなのよ」
「だから誓いなさい」
「あんたにとって、私はプリンシパルだと」


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海斗の父親の過去と、それに絡む佐竹と麗華の父親のくだりもかなり興味深かった。
海斗も考察していたように、佐竹は海斗の母親・神田川百合のことを慕っていたか、あるいは神田川家に強い恩義を感じていたのだろう。
だから、佐竹は百合と駆け落ちする雅樹を止められなかったことを悔やんでいた。
止められていれば、百合が禁止区域で生きることも、神田川家が滅びることもなかったのだから。

しかし、(歪だったとはいえ)二人の育んだ愛は、海斗という形を持ってそこにあった。
神田川百合を大切に思うならば、海斗を否定することはできない。
そして、海斗を認めるということは、過去の自分を許すことになるのだ。
(この三段論法は、アマツツミ響子ルートみたい)

しかし、麗華お嬢さまのデレっぷりを前にしたら、そんなイイ話もくすんじゃうね!
まるでツンデレっぽい麗華さまだけれど、ツンじゃなくて素を見せてるだけだし、デレ率だって少なすぎる。
だからこそ、そのカリスマあふれた素からチラリズムする、1割もないデレが輝くんですね!
ツキルートを攻略したときはツキがメインヒロインかと思ったけど、やっぱりヒロインは麗華さまだった。まちがいない!

「あぁ……ムカつく……」
「どうしようもなくムカつくのに……」
「あんたが、好きでたまらない……」

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