Re:LieF ~親愛なるあなたへ~ 日向子ルート

レリーフ、3ルート目は正統派美少女ヒロイン、箒木日向子嬢を攻略です。
読みは「ははきぎ ひなこ」さんですね!
変わった名前の多い二次元ヒロインの中でも、特に珍しい苗字の女の子かも。

CVは、葵ゆり。
ブランド初作品なせいか、新人声優の起用率が高いのもこのゲームの特徴かも。
ぶりっ子寄りな演技には好き嫌いありそうではあるけれど、私はいいと思いますよ!

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「自分は何者なのか。何を求めて、何ができるのか」

進学、就職、転職、人生の分岐点を思ったときに誰もが一度は感じるであろう「将来に対するぼんやりとした不安」。
日向子ルートでは、その普遍的な問いかけに、一つの答えを出している。

「個性」と「協調性」を同時に求められるこの矛盾した社会で、私たちは「出る杭となって打たれないような」「やりたいこと」を見つけなければならないと考えてしまう。
あなたに確固たる将来の夢があって、それに向かって着実に歩んでいるのなら、この社会はさほど悪いものではないのだろう。
けれど、「思ってたのとは違う気もするけど、とりあえず今はこんな感じで……」と、妥協点を探って生きている人のほうがよほど多い気がする。
(実際、私の知り合いの正社員に、定年までそこに勤め続ける意志を持っている人間はゼロだった)

日向子も「やりたいこと」の見つけられない人間だった。
人生への目的意識が希薄だから、壁にぶつかったときに壊れてしまったのだ。
その話を聞いた主人公は、日向子に親近感を抱く。

しかし、日向子にはいつしか「将来の夢」ができ、それに向かって歩みはじめる。
そんな彼女を見て、主人公は一人取り残されたように感じ、ひどく焦る。
夢はどうやったら見つけられる?
このままモラトリアムを過ごした後、自分は何者になれるのだろう?
そう弱音を吐露する主人公に、日向子はこう言うのだ。

「私ね、紗希ちゃんと出会って、斉藤さんに出会って、みんなと出会って、変わっていったの」
「それで、やっと居場所を見つけることができた」
「居場所ができたから安心できて、ようやく自分のことを見直せたんだよ」
「だから……今度はわたしが司くんのそんな居場所になってあげたい」


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主人公は「好きな人を幸せにする」という目的を見つける。
その芯の通った意志と、安心できる居場所があってこそ、目的を達成する手段を知ろうとする余裕ができる――
このシナリオは、そう言っている。

このメッセージ性そのものは、特異なものではないと思う。
実際、職場や仕事内容に不満があっても、「妻子のため」という目的のために手段を犠牲にしている人は数多いのだから。

しかし、弱音を吐いた主人公を抱きしめる日向子ちゃんの包容力こそが、このシナリオのメインだ。
久々に、正しい意味での癒し系ヒロインに出会った気がします!

「司くん、なにがあっても大丈夫だからね」


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さて、ミリャちゃんとのあれこれについては……ごめんなさい、ちょっとよくわかんなかったです。
この件については、アイルートに持ち越しってことで……。

ただ、ミリャちゃんのパンツをギッたところからの、日向子さんにパンツをもらっちゃうあたりは輝いていた。
え、っていうか、女の子って普通ああいう流れでパンツくれたりするものなのかな? かな??
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Re:LieF

Re:LieF ~親愛なるあなたへ~ 流花ルート

レリーフ、2ルート目は姉御肌な年上キャラ、大舘流花嬢を攻略。
しかしまぁ、モニターの向こうの「お姉さん」や「先輩」も、気付けばみんな私より年下なんだよなぁ……。
あ、私は永遠の17歳だった!(それでも18禁ゲームをやります!)

CVは、藤川なつ。
売り出し中の声優さんなのかな?
個人的には好きでも嫌いでもない声だけど、流花のキャラクターには似合っている。
Hシーンにやや不安を感じるよーな気がしなくもない?

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流花ルートは、同じ資格試験を目指しているうちに、自然に距離が縮まって恋人関係になっちゃうお話。
その後の「転」の部分は、ももルートよりも物語の核心に迫る内容になっていた。
(適当に選んだ攻略順、合ってたみたい。これがギャルゲーマーとしての私のセンス!)

なぜか欠落していた主人公の記憶だけれど、彼の母親もまた人工知能研究の大御所だったらしい。
そのお母さんとAIが、このトライメント計画に大きく関わっていたようだ。
しかし、そのAIに事故が起きたらしく、(なぜか)記憶を取り戻した主人公は、自らの存在理由をそこに見つけるのだ。

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ももルートにおいて、ももちゃんが決断した「やるべきこと」も、まさにこれだったわけだね。
伏線として重要だったのは「無人の第二地区」だったという。

どうやら主人公は自分を犠牲にすることで事故による被害を最小限に抑えられたようである。
その結果、主人公は(今度こそ本当に)昏睡状態に陥っていた。

しかし、ももちゃんが同じプロセスを踏んでいたなら……。
醒めない夢と、来ない待ち人。
あのお話は思っていた以上にバッドエンド寄りっぽいですね?
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Re:LieF

Re:LieF ~親愛なるあなたへ~ ももルート

レリーフ、1ルート目は天才系ロリっ娘な、ももちゃんを攻略。
苗字を呼ぶと怒るので、ここでは省いておきますね!
どうやら重度のケルベロサー(ケルベロスが好きな人のこと)らしい。
世の中にはいろんな人がいるものですねえ……。

CVは、綾瀬あかり。
「死に逝く君、館に芽吹く憎悪」のぐう畜夏花ちゃんの声優さんらしい。
つるペタキャラに似合うアニメ声な演技でした。

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ももちゃんルートは、人工知能の分野で有名な研究者であるらしい彼女の作品「トト」に関するお話。

しかし、なにがなんだかよくわからないうちにお話が終わってしまった。
最初から攻略できる3ヒロインルートが伏線で、ラストのトゥルーでみんな回収してくるパターンっぽい。
今のところの謎は、「主人公の記憶混濁」「というか、もう死んでる?」「街の人たちはNPC?」「感情を持つ人工知能」「つーか、トトが人間になってた!」あたり。

この世界は、死後の世界だとか、昏睡状態の夢とか、そういうアレなのかもしれない。
現実じゃないなら、トトのこととか、アイのいた廃墟のこととか、いろいろ辻褄が合う。
しかし、そうするとヒロイン含めたほかの登場人物たちの生死もアヤシクなってきてしまうのだけど……。

今のところ一番納得できるのは、トライメント計画が「事故や自殺未遂の結果、昏睡状態から醒めようとしない人たちの精神を救済するための仮想現実」という説。
ももは、現実では成せなかった「人工知能・トトを完成させる」という生きる目的を見つけた結果、夢から醒めていくという。
しかしそうなると、夢に取り残された主人公にとっては、ほとんどバッドエンドみたいなもののような……。

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ところで、案の定HCGは非常に良いのですが、テキストがあまりにあっさりじゃないですか?
もっと絵柄みたくドロドロのグチャグチャにやっちゃいましょうよ! ねえ?
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Re:LieF

Re:LieF ~親愛なるあなたへ~ プロローグ

2016年10月枠その2は、「Re:Lief」をプレイ。
(今さらとか言わないで! ここで11月枠をプレイしちゃうと、完全に積みゲーになってたし!)

選んだ理由は、①「OPがすてき」、②「絵柄(特にHCG)が好き」、③「テキストがいいと聞いたから」の3点。

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社会生活で挫折したりうまく適合できなかったりした人たちに、もう一度学園生活を体験させることで、再び社会へと踏み出すきっかけを提供する公的事業――トライメント計画。
物語の舞台は、外界と隔絶された小島で行われる学園での寮生活である。
世界観のわかりやすい例として、物語の導入は、ヒロインの一人・箒木日向子の主観によってなされる。

高卒で就職したものの、度重なるパワハラにより、心が壊れるほど追い込まれてしまった彼女。
大きなプレゼンでの失敗がトラウマとなり、入学時の自己紹介で気絶してしまうほど心に傷を負っていた彼女が、その痛みを乗り越え、一歩を踏み出すまでが、プロローグとなる。

――と、あらすじだけ書いてしまうと、平凡なストーリーではある。
けれど、その「どこにでもあるお話」に説得力を持たせてオチをつけるテキストには、ただならない力を感じる。

たしかに、ブラック企業が存在する社会が悪いのかもしれないし、それを取り締まりきれない政治が悪いのかもしれない。
それだって間違いではないのだろうけれど、では「なぜそういった環境に身を置き続け、自分自身を守ることができなかったのか」という問いに答えなければ、同じ過ちを繰り返しかねない。

同じような体験を持つ友達と傷を舐めあうわけでもなく、他の成功体験で自信を取り戻して過去の傷を癒すわけでもない。
自分自身と向き合い、なにかを変えていかなければならないのだ。
彼女がそれに気づく「卒業アルバム」のエピソードは、私の心をえぐるようでもあった。

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……私が恐れているのは何なのだろうと、あれからずっと考えていた。
失敗が怖い?
みんなに白い目で見られるのが怖い?
失敗したって死にはしないと、大舘さんはよく言っていた。
それはそうだ。この学園は、そういった失敗から生徒を守るためのものでもある。
では、何が?
そう自問して、気付く。
私は、「あのときの私」に戻りたくないのだ。
ボタンを掛け違えたまま、がたんごとんと電車に揺られ、罵倒とプレッシャーと残業にまみれたあの日々に。
私にとって、プレゼンの失敗はその象徴だ。
目的を持たない無味乾燥な歯車が、ぽきりと折れたそのきっかけ。
……だから私が立ち向かう先は、「あのときの私」そのものだった。
まるで失敗したらそのまま、またあの日々に戻されてしまうのではないかという、荒唐無稽な恐怖感。
胸の奥から湧き上がるその嫌悪感は、過去の自分に対する今の自分の感情そのものだ。
私はそれを否定せず、受け入れてなお、一歩、前に進まねばならない。


そうして行われる彼女の「二度目の自己紹介」は、控えめに言って、とても心に響くものになっていた。
このシナリオライターは、ちょっとただ者じゃないよ!

「……当時の私は、何も持っていませんでした」
「目的も、矜持も、信念も。何一つ持っていなくて、けれど歯車になるだけの胆力もなくて、だから私は壊れてしまった」
「たぶん、ここに居る人の中には、私と似た経験をした人も、私よりずっと大変な経験をした人もいると思います」
「それを比べることはしませんし、できないでしょう。でも、だからこそ、私はみなさんとお話したいし、みなさんのお話もお聞きしたい」
「自分は何者なのか。何を求めて、何ができるのか。少なくとも私は、それを探すためにここに来ました」
「それを持っている人は、参考までに教えてほしい。同じものを探している人は、一緒に探しにいきましょう」
「私はこの、2度目の学園生活という不思議で特殊で、とても大事なこの機会を決して無駄にはしたくありません」
「このトライメント計画で、一緒のクラスになったというのも何かの縁です。ほんの1年間ではありますが、精一杯頑張りますので、みなさん、どうぞよろしくお願いします」

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Re:LieF

空のつくりかた -under the same sky, over the rainbow- まとめ

※この総評記事は、「和葉」「ハル」ルートのみプレイ後のものとなります。

シナリオ

選ばれし者系・探偵な主人公が、街のボスな吸血鬼やマフィアたちと渡り合いながらヒロインたちの問題を解決していく、サスペンス風味なシナリオ。

このシナリオの問題点は、「伏線の薄さ」にある。
この問題が一番わかりやすいのが、仰々しい副題までついた「空のつくりかた」というタイトルについて。
舞台となっているのは、一年を通して曇り空な、青空の見えない街。
メインシナリオとも言えるハルルートの山場を経て、街には青空が広がるようになる。

しかし、「雲が晴れたときのカタルシス」が、「青空ってきれいだよね~」しかないのだ。
私なら、物語序盤に青空にまつわる昔話などを伏線としておいて、同時にそれを回収するような構成にする。
(たとえば、青空に浮かぶ月に祈りをささげると願いが叶う伝説があるとか、晴れた日にホウキに乗って飛んできた魔女が街を救った伝説があるとか?)

平たく言えば、別に街が雲に覆われている必要なんかなかったし、別にハッピーエンドになったからって青空が広がる必要もなかったのだ。
こういった場当たり的なストーリー構成は随所に見られ、このシナリオの完成度を著しく引き下げているような気がする。

主人公が探偵だと言うのに、謎解きミステリー要素がほとんどないのも残念。
このあたりは、カルタグラシリーズを見習っていただきたい。

テキスト

平凡ではあるけれど、おおむね読みやすい。
各章ごとに「次回予告」が入るのは、新しい試み。
これはとてもよいと思います!

キャラクター・グラフィック

上々。
COSMIC CUTEのゲームは、いつもキャラクターがかわいい。

ただし、オズニアさんとイチャイチャできるサブルートがなかったのは減点ですねえ(真顔)

Hシーン

実用。
一枚絵もエロいし、セリフもエロい。
エッチなセリフが好きな人にはなかなかハマったんじゃないでしょーか!

音楽・システム

OPムービーが、この作品で一番完成度が高い。
これはベストOP集に間違いなく入る出来。
(OP詐欺という噂も……?)

次点が、インターフェースのデザイン。
曇り空が多い暗めの背景に、色鮮やかな虹色の配色は、とてもポップでキャッチーですね!
私はこういうのとても好きです。

BGMも私好みなセンス。
HシーンのBGMがとてもよいとか、なかなか珍しいゲームになっていました。

総評

2016年10月発売枠、その1。
ローファンタジーなシナリオゲー風味のキャラゲー。
可愛いヒロインたちとの日常シーンが好物なひとにはオススメです。
あんまりシナリオを重視すると、ちょっと肩透かしを食うかも。

私の評価は★2つ、普通のギャルゲーでした。
このブランドから次回作が出たときは……しばらく様子を見てからにしようと思います。
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空のつくりかた

空のつくりかた -under the same sky, over the rainbow- ハルルート

どうにもテンションが上がらなくて、分岐できる個別ルート2つはスキップしました。
だって、さすがに時間かかりすぎだよね?
ということで、ラストのメインヒロイン、ハル=クリスを攻略。

CVは、羽鳥いち。
この1~2年でメインヒロインを張るようになった新しい声優さんっぽい?
天真爛漫な残念系ヒロインによく似合う、明るくて元気な演技でした。

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ハルルートは、主人公の厄介な幼馴染・ハーヴィとのいさかいで、つり橋効果な恋に落ちた結果、入ることができる。

個別ルートのメインは、(飛ばしてしまった)ノアルートと同じ「シルク・デー」という世界の変革の日について。
世界の「変革」のためには、ハルの魔力が必要。
つまり、ハルが生贄になるということのようです。
(このあたりの舞台設定についてはあまり理解できてません。たぶんノアルートをちゃんとやる必要があるっぽい?)

死を意識する二人の恋と、彼女が我が身を顧みずに蒔いてきた幸せの種が芽吹いた結果としてのエンディングは、まぁ順当なところ。
ハルのお母さんが救ったリーザルを、もう一度ハルが救う展開になるのかなーっと思っていたけれど、そんなこともなく。
ただし、それは幸せの花が新しい幸せの種になるように、リーザルに救われたハルが今度は身を賭して誰かを救うことになる未来があるわけで。
どっちのほうがよかったとか、そういう話じゃないのかもしれない。

ただし、「空のつくりかた」というタイトルになるはずの山場のインパクトは、やや薄い。
このあたり、このゲームの抱える問題を象徴している気がする。

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それにしても、ハルちゃん意外とおっぱい大きいのね?
どスケベなのはぜんぜん意外じゃなかったけどね!
突然のナース服は、まったく意味が分からなかったけど、これはこれでよいものでした。

次回、いちおうまとめ記事。
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空のつくりかた