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暁の護衛 薫ルート+まとめ

クリアリストが埋まらないなーって思ってたら、薫ルートなんてものがあった。
えっ? 男なんて攻略したくないよ!? と思っていたら、女の子だった。えっ??

とは言え、薫が攻略できるわけではなく、to be contineudな「罪深き終末論」へと続くお話。
つり乙でいうバッドエンドみたいなものだね。

薫ルートは、萌ルートから派生する、海斗が薫を好きになっちゃうお話。
メインは、禁止区域で暮らしていた海斗が佐竹と出会い、憐桜学園へ入り、薫と仲良くなっていく過去編。
そういう一年と少しを経て、薫も女として海斗に惹かれていき――男でいられなくなった薫は、学園を去るのだった。

この「俺たちの戦いはこれからだ!」エンドは、相当アツい。
罪深き終末論がかなり楽しみになってしまいますね!

以下、総評。



この記事は「暁の護衛 トリニティ コンプリートエディション」の「暁の護衛」パートについての総評になります。

シナリオ・テキスト

日常シーンのギャグ重視なバカゲーかと思っていられるのも、最初のうちだけ。
ツキと麗華を攻略しはじめる後半になると、そんじょそこらのシナリオゲーじゃ太刀打ちできない、超一級品のギャルゲーであることに気づくだろう。

ただし、その二人以外のシナリオの完成度は…………。
まぁそのちぐはぐさすらも、ツキ麗華シナリオの完成度の前では、伏線と呼んでもいいでしょう!

そして、そのバカゲーとも言えるギャグ要素がすべらないのも、特筆すべき点。
テキストは面白いけどシナリオは平凡――とか、シナリオは面白いけどギャグ要素は少ない――なんてゲームなら、珍しくない。
けれど、この「日常シーン」と「ヒロインシナリオ」を高い次元で両立させられるゲームって、意外と少ない。
グリザイアの果実くらいしか思いつかなかった。

ルート別評価
  ツキ ≧ 麗華 >> その他

私の攻略順のせいでもあるのだろうけど、ツキルートのインパクトが絶大。
ヒロインとしての魅力は、麗華さまが僅差で優っているけれど、「ヒロイン個別シナリオ」としての完成度は、ツキルートのほうが一枚上手。
ツキちゃんの優しさは魔法だよ、ほんとに。

麗華ルートは、麗華さまの尊大な貫禄と、その魅力を損なわずに麗華を女にする海斗の男らしさが輝く。
もちろん、佐竹のくだりも忘れちゃいけませんね!

妙ルートも、付き合いはじめるまでの萌えゲー要素はすごくよかった。

オススメ攻略順
  (妙 or 彩 or 萌)→(ツキ or 麗華)

ツキと麗華は必ず後回しで。
薫は萌さえ攻略してしまえば、いつでもいいかも。

キャラクター

お気に入りは、「麗華 > ツキ > 妙」。
麗華さまは歴史に残るギャルゲーヒロインだったかもしれない。
妙ちんはFDに期待してます!

そして、日常シーンの魅力は、魅力的な男キャラがいてこそ。
クセはあるけどやっぱりイケメン主人公な海斗はもちろん、デカチン尊徳とか、実はハゲじゃなかった佐竹とか、そういうサブキャラたちがこのゲームの屋台骨を支えている。

声優

麗華役・大波こなみと、ツキ役・大花どんがハマり役。
それ意外も、全体的にハイレベルにまとまっていた。
キャスティングした人をほめてあげたいです!

キャラごとの音量差がやや気になったけれど、それはコンフィグでイジれたのでよしとする。

グラフィック

初出が8年前とは思えないクオリティの高さ。
というか、ヒロインがかわいい。

ただ、表情差分が少ないのはちょっと気になる。
一枚絵のときは仕方がないとしても、立ち絵の表情はもっと豊富でもよかったかなーって。

Hシーン

使えない。
そもそも、分岐で回数を稼ぐこのやり方が気に食わない。
エッチするまでの過程を大事にしろっていつも言ってるでしょ?
このシナリオライターは、AVを見るとき、インタビューパートを飛ばしていきなり女の子を脱がせていくタイプに違いない。
どんだけガッつくの。おまえは尊かよ!

シーン自体もかなりの薄味で、あっさり終わる。
一応エロゲーなんだからさ、もっとしっとりしてほしいかなーって。

音楽・システム

特にコメントすることは思いつかず。

総評

あかべぇそふと系・お嬢様お守りADV。
できる系主人公と魅力的なヒロイン、そして豊富なサブキャラたちの織り成す楽しい日常シーン。
これが好きな人は、まじこいなんかのみなとそふと系のゲームも絶対に好きに違いないよ。

ギャグが面白くて、主人公がカッコよくて、ヒロインがかわいくて、おまけにいいシナリオまで備わっている。
私たちがギャルゲーに求めているものの8割を、このゲームは満たしてくれていると思います。

「暁の護衛」時点での私の評価は、★4・傑作評価。
批評空間ベースでは、86点をつけたいと思います!
私にとっては、まさに掘り出し物でした。
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暁の護衛

暁の護衛 麗華ルート

暁の護衛、メインヒロインのラストは、双子シスターズの姉・二階堂麗華を攻略です。
CVは、大波こなみ。
マジメにお世話になったのは初めてだけど、クルル(プリンセスうぃっちぃず)の人なんだね。
クル☆くるSBXでの「抱っこしてー……」が強烈すぎて、同じ人だなんて想像すらしなかった。
なのに、麗華さまの声はこれ以上ないくらいハマってる。なにこれ、奇跡?

麗華お嬢さまを見ていると、「彼女たちの流儀」の白銀鳥羽莉を思い出す。
強気でSっぽい女の子が好みな人には、麗華さまはドストライクに違いないよ。

記号化されやすい二次元界において、麗華さまの大きな魅力は「人間」だということ。
麗華さまみたいな属性を持っている女の子って、魔女だとか吸血鬼だとか神様だとか、人間より上位な存在であることが多い。
そもそもの肉体的(それに付随する精神的)なスペックが人類のそれを上回っていることで生まれる余裕が、「強気」や「傲慢」といった性格を、説得力を持たせつつ強く引き出すのだ。

しかし、麗華お嬢さまは人間である。
身体は発育不良気味だし、おっぱいは小さいし、腕力だって私たち以下だ。
だというのに、やたら傲慢で、ワガママで、ものすごい自信家で――そして、それを私たちに納得させるだけの「なにか」を、彼女は持っている。
その「なにか」こそが、彼女の魅力の根源に他ならない。

では、「なにか」とはなんだろうか。
お金持ちであること? 成績がいいこと? 二階堂財閥の将来を担う長女であること?
……そういうこととは、少し違う気がする。
たぶん、それが麗華お嬢さまの持つ「カリスマ」なのだ。

では、カリスマとは一体なにか。
それを語るのは私の手には余るので、以降は麗華お嬢さまのストーカー・尊に譲ろうと思います。

そんな麗華お嬢さまのお話は、海斗を傍に置いておきたい彼女の想いと、海斗の父親の過去について。

---

海斗の過ごしていた「悪くない日常」は、悪意ある中傷によって崩壊する。
中傷の内容の真偽はともかく、そんな噂が立っている人間を娘のボディーガードにしておくことを、麗華の父は認めなかったのだ。

麗華は、自分が探ることのできなかった海斗の過去に、その原因があると考える。
それを海斗本人に問い詰めるが、海斗はのらりくらりと躱すばかりで、自身の過去に触れようとはしない。
そんな海斗に、麗華は――

「なんなの? なにも語ろうとせず、ふらふらと逃げるように関係ないことばっかり言って」
「それじゃあんたを助けるに助けられないでしょ!」
「話せ! あんたが私に逆らうな!」


それでも海斗はなにも話さないまま、屋敷を去る。
悪意の主に禁止区域生まれだとバレているであろう自分が麗華のもとにいても、いいことは何一つないだろうから。

失って、ようやく大切なものに気がつく。
しかし、彼女は上流階級のお嬢さまらしく、去るものを追おうとせず、忘れることに努めていた。
それでも、海斗の居場所を知る機会を得たとき――
彼女は、良家の令嬢であろうとするよりも、恋する女の子であることを選ぶのだった。

「何度も言わせないでよ」
「誰がなにを言っても、あんたは私のボディーガードなのよ」
「だから誓いなさい」
「あんたにとって、私はプリンシパルだと」


---

海斗の父親の過去と、それに絡む佐竹と麗華の父親のくだりもかなり興味深かった。
海斗も考察していたように、佐竹は海斗の母親・神田川百合のことを慕っていたか、あるいは神田川家に強い恩義を感じていたのだろう。
だから、佐竹は百合と駆け落ちする雅樹を止められなかったことを悔やんでいた。
止められていれば、百合が禁止区域で生きることも、神田川家が滅びることもなかったのだから。

しかし、(歪だったとはいえ)二人の育んだ愛は、海斗という形を持ってそこにあった。
神田川百合を大切に思うならば、海斗を否定することはできない。
そして、海斗を認めるということは、過去の自分を許すことになるのだ。
(この三段論法は、アマツツミ響子ルートみたい)

しかし、麗華お嬢さまのデレっぷりを前にしたら、そんなイイ話もくすんじゃうね!
まるでツンデレっぽい麗華さまだけれど、ツンじゃなくて素を見せてるだけだし、デレ率だって少なすぎる。
だからこそ、そのカリスマあふれた素からチラリズムする、1割もないデレが輝くんですね!
ツキルートを攻略したときはツキがメインヒロインかと思ったけど、やっぱりヒロインは麗華さまだった。まちがいない!

「あぁ……ムカつく……」
「どうしようもなくムカつくのに……」
「あんたが、好きでたまらない……」

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暁の護衛

ハナヒメ*アブソリュート! メアルート

2016年8月発売枠その1は、miraiより「ハナヒメ*アブソリュート!」です。
ジャンルは、ミニゲーム付きキャラ萌えADVっぽい。
発売日に秋葉原まで行ったら、企画・原画のかんなぎれい先生にサインもらえちゃいました。うれしい!
ハナヒメ*サイン

ハナヒメを選んだポイントは、以下4点。
  ① OPから伝わる色彩設計のセンスが好き
  ② 原画師の描く女の子がタイプ
  ③ ポップな世界観が楽しくなれそう
  ④ バトルミニゲームが面白そう

---

最新のVRシステムを利用した格闘系ソシャゲ「クラウンハーツVR」の大会で、6人の「花姫」を率いる「王」となった主人公は、「女王」が統べる「王子」たちと戦って優勝を目指す――
というのが、おおまかなあらすじ。

クル☆くるに引き続き、ハナヒメの舞台も横浜・みなとみらい。
かんなぎれい氏はハマっ子のようです。

---

まず攻略したのは、メインヒロインっぽい天真爛漫な幼馴染・猫屋敷メアから。

「大胆可憐な剣花姫、ここに推参っ!」

キャンペーンガールもやっちゃうスタイル抜群なアイドルプロゲーマーです。
ところで、猫屋敷メアですよ? このネーミングセンス、すばらしいと思いませんか!

CVは、すもも。水崎来夢の別名義だとか?
女の子らしい愛嬌にあふれたメアちゃんの声は、かなりタイプ。

メアルートは、主人公の過去の女にヤキモチを焼くメアちゃんが、過去を超える現在になるために努力する話。

---

過去の女と言ってもシキは恋人ではないし、メアちゃんがヤキモチを焼くのも、シキという女の子相手にではなく、主人公とシキが格ゲーで対戦することで共有していた時間に対して。
だからメアちゃんは、主人公とラブコメ的にイイカンジになっているっぽいことに気付いても、一線を超えようとはしない。
主人公に100%好きになってもらうには、主人公よりも、そしてシキよりも強くならなくちゃいけない。
そして、シキに勝ったとき、主人公に告白しよう――

このメアちゃんの純情一途なスポコンシナリオは、映画・ピンポンっぽいかも。
2人だけが見ることのできる景色に嫉妬しちゃう――な青春風味とか。

とは言え、なぜかシキに勝つ前に二人は付き合っちゃってましたけどね!
というか、メアちゃんは最後までシキ本人には勝てませんでしたけどね?
でも、努力で流した汗こそが美しいんです。だってそれがスポコンでしょう!?

いろいろ超展開はあったけれど、そういうのにツッコまないのがこのゲームのお約束。

---

さて、猫屋敷メアは、二次元界でも希少な「本物」のピンク髪ヒロインであることが発覚しました。
ピンク・青・緑などに見える、普通ありえない髪色は、実は私たちの目の錯覚なのです。
(ピンク髪がピンク色に見える人は、ここ←を参照ください!)

なのに、主人公はメアちゃんを見て「うすピンクの髪が風になびいて云々」と言っていたのだ。
すなわち、メアちゃんこそが選ばれし本物のピンク髪ヒロインだということ。
だからメアちゃんはあんなにかわいいんです!(納得)
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ゲーム [★★★★☆]
ハナヒメ*アブソリュート!

暁の護衛 ツキルート

暁の護衛、4ルート目は、クーデレ風ツンデレな年下メイド・ツキを攻略。
クールなのかと思いきや、毎朝起こしに来てくれるし、ツンツンなのかと思いきや、夕飯を食べそこねた海斗にカレーを差し入れてくれるし(萌ルート)。
なに、誘ってるの? 押し倒しちゃうよ?
あ、舌噛んで死ぬって? じゃあやめます……。

CVは、大花どん。
川内野優美(サクラノ詩)、華花(乙女理論とその周辺)あたりでお世話になっていた声優さん。
感情が薄いっぽい女の子を演じるのが得意なのかな。
棒読みな演技は、ツキの魅力を二回りくらい上乗せしてくれていました。

さて、もう最初に言ってしまおう、ツキシナリオは最高だと!
もし貴方が雷提督だったり満潮提督だったり霞提督だったりするのなら、迷わずこのゲームをやるべきだ!(艦これ並感)

そんなツキルートは、謎のメイドなツキと、謎の主人公な海斗の過去のお話。

---

ツキが暗い過去を抱えていそうな伏線は張られていた。
暗闇では眠れないこと。メイド仲間からイジメられていること。汚い子。
(それと彼氏の「山田くん」が同じ種類のフラグだったとは予想すらしていなかったのだけれど)

そんな話を知るにつれ、海斗はツキに引かれるようになっていった。
(決して『惹かれて』いたわけではない)
(たが私たちは『惹かれて』いたわけで、よってそれがミスリードとして成立するのだ)

海斗のツキへのストーカー的偏執。突然のキス。
その理由を、私たちは(少なくとも、浅はかな私は)こう納得していた。
ツキの仄暗さへの同情や憐憫によって生まれた好奇心が、いつしか恋心に変わってしまっていたのだ――と。

そして、ツキの暗い過去が語られる。
自分は禁止区域出身で、過去にレイプされかけた経験があり、だから人に好きになってもらう資格なんてないんだと。
不憫萌え属性をぐりぐり押されてしまった私は、海斗とハモって「そんなことは関係ない!」と叫んでいた。

「オレは……あのときの失敗を、悔やんでいた……」
「あのとき、少女を逃がさなければ、僕は完全な強者になれたんだ!」
「お前さえ逃がさなきゃ!」


しかし、ここで「えっ?」ってなる。
待って、そんなつもりでツキちゃんを求めてたワケじゃないんだけど??

今まで3ルート攻略してきたなかで、海斗が性行為に慣れていることはしばしば描写されてきた。
父親の虐待まがいなスパルタ教育を受けていて、そこには弱者からの強奪行為――レイプも含まれていたことも。
そして、ツキこそがその最初の相手であり、未遂に終わったそのレイプは、父親を裏切ったという海斗のトラウマだった。

だからこそ、海斗は理性の外側――深層心理でツキを求めていた。
あのときの失敗を取り返せる。腐っていくだけだったはずの傷を癒やすことができる。悪夢のなかで自分を責め続ける父親に許しを請うことができる。この人生で犯した最大の罪を償うことができる。
そう――この女さえ、ツキさえ犯せたなら!

そう望んでいた自分をようやく自覚し、海斗はただ懺悔する。
取り返しのつかない自らの罪を。許しすら請えない罪深い存在である自分を。
なのに、ツキは海斗の頭を撫で、ほほえんだのだ。

「今私は、怒りや恨みなんて少しも感じてない」
「ただ、あの人が海斗だったことが、嬉しい……」
「そしたら、私は、穢れてなんか無かった……」
「世界でただ一人、海斗と結ばれれば……そうなる」


---

あああああああああああああああああ!!!!!!!!!
ツキちゃんのロリロリしさに溶かされりゅぅううううううううう!!!!!!

ツキは、今の海斗を赦したことで、海斗を縛り付けていた過去からも救った。
そして、その優しさは過去の自分を救い、今の自分を幸せにするのだ。
こんなに包容力たっぷりな優しさって、もう魔法って言ってもいいんじゃないですかね?
えらいひとも言ってたしね、男の子にとって女の子は魔法使いみたいなものだって!

しかしまぁ、このライターには完全にダマされてた。
こんな芯の通ったシナリオが書けるだなんて想像すらしてなかったんだもの。
今まであんなツギハギなシナリオ見せておきながら、いきなりこの完成度をぶつけてくるとか、完全に不意討ちです。
おかげでこの記事のSAN値がヤバい!

ちなみに、尊の株も急上昇です。
ただの短小包茎かと思ってたけど、よくよく見たらデカチンだったわ

---

さて、海斗の「レイプ」フラグはこれで回収したわけですが、まさか「ホモセックス」フラグも回収したりするんでしょうか?
そこまで気を利かせることないからね? フリじゃないんだからね??
押すなよ! 絶対押すなよ!!
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暁の護衛

ハナヒメ*アブソリュート! シナリオ&バトル体験版

5月発売予定を8月まで延期した「ハナヒメ*アブソリュート!」。
怒った私は前作「ティンクル☆くるせいだーす」をプレイしたのですが、それでも待ちきれなかったので体験版とかやっちゃいました。
なので、この記事はハナヒメ発売までトップに表示されます。

---

ゆるーい世界観にアツいバトル! というクルくるのスタンスは継続中。
その魅力溢れるオープニングムービー (Youtube) は、一見の価値あり。

OPの監督は、神OPが伝説のジブリール4をはじめ、グリザイア、クルくる等を手掛けた渡辺明夫。
この人のセンスほんと好き。

そんなゆるゆるなハナヒメ世界では、ソシャゲのプロゲーマーでご飯が食べられちゃって、ゲームのAIキャラがバーチャル・リアリティ・システムで現実に出てきたと思ったら、なぜか仮想世界に戻れなくなっちゃって、さらに主人公と住みはじめて、おまけに一緒に朝ごはんまで食べちゃうんです。
うん、もうこれでいいよねっ♥

このゲームのウリは、通常の学園ADVに加え、ゲーム内でのバトルがミニゲームになっているところ。
単純なミニゲームなんだけど、キュートなキャラがド派手かつ爽快に戦っちゃうハナヒメバトルは、やっぱりハマっちゃいそうです。

ちなみにこのバトルシステム、シナリオ体験版では未完成気味。
バトル体験版なら、なんとかストレスなく遊ぶことができそうでした。

---

さて、シナリオ原理主義者な私は、評価基準のざっくり半分以上をシナリオに割り振っています。
なので、前作「クルくる」だって☆3(良作)という、なんともビミョーな評価。
そして明らかにシナリオゲーではない今作「ハナヒメ」も、私の評価だとおそらく良作か、よくて秀作くらいな雰囲気。
なのにめっちゃ楽しみなんです!

この矛盾をバイクに例えるなら、
「Ninja250? 170kgあって31馬力でしょ? NSR250Rなんて150kgで60馬力出るんやぞ! 2st最高、オイルよ飛び散れ!」
みたいな、90年代の規制前モデルこそが正義だと言っているようなもの。
けど、それはサーキットみたいな狭い世界での話。
実際、イマドキの新しいバイクってメンテはラクだし乗りやすいし、そしてなにより見た目がカッコイイ!!
こういう魅力が「ハナヒメ」にはあるわけですねえ!
(この例え、伝わってるのかな?)

とにかく、ピンク髪ヒロイン最高! 猫屋敷メアちゃんを私だけの花姫にして、思いっきりイチャイチャしたい!
そういうことで、「ハナヒメ*アブソリュート!」応援しています。
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ハナヒメ*アブソリュート!

暁の護衛 萌ルート

暁の護衛、3ルート目は、ポケポケ天然系な巨乳先輩・神崎萌を攻略。
CVは、成瀬未亜。皆神さくや(黄昏のシンセミア)でお世話になっていたようです。

萌ルートは、箱入りで世間知らずな資産家のお嬢様が、自分のできる範囲で格差社会に向きあおうとする話。
スラム街である「禁止区域」のことを知り、過ちを犯さなければ生きていけない人のことを知る。
そんな人たちの道標になればいいと、萌は屋台を作ってクレープを売ることで、労働を知ろうとするのだった。

と、こんな話のはずなんだけれど、ストーリーは屋台を作ったところでおしまい。(なんでっ!?)
途中から、屋台作りという同じ目標へと努力する主人公を、萌が気になっちゃうラブストーリーに変わっていた。
ようやく「プリンシパルとボディーガードの禁断の恋」というところにスポットが当たっていたけどね。

問題は、このシナリオで一番かわいいのがツキだったところ。
道場の清掃でジジイにイビられて、ささくれだった心を癒やしてくれるのが、まさかのツキちゃんなのだ。
こっそりカレーを差し入れてくれたところで、完全に落とされちゃいましたよ!

ということで、次はツキちゃんと仲良くしたいと思います!
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暁の護衛 彩ルート

暁の護衛、2ルート目には、双子シスターズの妹のほう、二階堂彩を攻略。
おっとり引っ込み思案な、巨乳ちゃんです。

CVは、榊原ゆい。
OPも歌ってるし、まぁそうなるよね。

さて、このゲーム、日常シーンのオムニバスだということに気が付きました。
一貫したテーマとか、辻褄のあっているシナリオとか、そういうものは基本的にないみたい。
その日常シーン、なかなかにギャグセン高いし、気楽に進められるし、いいんだけどね!

そのせいで、これは彩ルートというよりも、もはや尊ルートだった。
彩ちゃんよりも、そのボディーガード・尊徳にスポットが当たっていたもの!

犬猿の仲な二人は、手錠で繋がれたり、決闘をしたりしながら、だんだん互いを認め合っていく。
とは言え、尊が海斗を嫌うのもよくわかる。
手錠のときの海斗のオラオラっぷりヤバかったもん。どっちが扉を開けるか? のくだりとかね。
ウンコのくだりでツキに送ったメールには大草原だったけど!

『お前が懸命に掃除している一室、クソまみれの未来』


しかし一番面白かったのは、突然「礼儀を身につけよう」と思い立った海斗をイジりたくてたまらない麗華に対する、海斗のこの返し。
彩に「海斗さんの好きな食べ物はなんですか?」と聞かれたとき。

海斗「自分は――」
麗華「なんでも食べるわよ」
海斗「麗華さまのウンコ食わされましたし」

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暁の護衛 妙ルート

10月には「レミニセンス」のコレクターズエディションが出るらしいですね!
いい機会なので、前々からずっとオススメされていた「暁の護衛」もやっちゃいます。
レミニセンスは、暁の護衛の続編に当たるらしいですね。

プレイするのは、コンプリートエディション。
ファンディスク等3作品が1つになった、お買い得版です。
中身も、コンシューマ版のCG実装とか、ゲームサイズのHD対応化とか、いろいろブラッシュアップがされている模様。

ということで、お嬢様お守りADV「暁の護衛」です。
見習いボディーガードな主人公が、とあるきっかけで良家のお嬢様のお付きを務めるようになることからはじまる、正統派学園ラブコメっぽい。

---

まず攻略したのは、倉屋敷妙から。
無駄にプライドばっかり高い、釣り目のアホの子ツンデレ。かわいい

CVは、如月葵。
あんまりお世話になったことのない声優さんだった。
ちょっと耳障りな甲高いボイスは、ウザかわいい妙ちんによく似合っていると思います。

妙ルートは、事件に巻き込まれた妙を、海斗が颯爽と救い出したことから、おめめにハートが入っちゃって始まるラブストーリー。

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最初は主人公に興味なかったのに、麗華への対抗心から「ボディーガードの交換」を提案し、そこから「海斗がほしい!」になっちゃうプロセスは、本気でギャルゲーしてた。
バウリンガルなお話までのラブコメっぷり、めっちゃ楽しかったもん。

ただしそれ以降、エッチしちゃうようになってからの、アンドロイドな侑祈絡みのシリアスストーリーまでは、なかったことにしたい。
「お嬢様とボディーガードの禁断の恋」的なドキドキとか、仲良くなったカナタとソナタとか、そういうの全部ぶん投げちゃったからね。

あと、唐突にHシーンを入れて、更に分岐で回数稼ぐのはない。
エッチ前後のシチュエーションを大事にしろっていつも言ってるだろ! わかれよ!

とまぁ、シナリオ的には色々ツッコミどころはあったけれど、妙ちんのアホの子っぷりはやっぱりかわいい。
ギャグも面白いし、日常シーンを楽しむギャルゲーとして、全然アリだと思います!
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劇場版 STEINS;GATE 負荷領域のデジャヴ

劇場版は、ゲームのトゥルーエンド及びアニメの続編に当たる。

舞台は一年後。
まゆりも紅莉栖も死なない、「シュタインズゲート」世界線。

アメリカから帰ってきた牧瀬紅莉栖と再会し、平和な夏となるはずだった。
しかし、ある瞬間を境に、岡部倫太郎が「消失」する。

いわゆる「時空の狭間に飲み込まれた」とか「因果律から外れた」とか言われる状態。
彼の持つ「リーディング・シュタイナー」のせいで、過去の世界線の記憶が今いる世界線を圧迫し、現実感を失うようにして世界から「忘れられてしまった」のだ。

タイムトラベラー・阿万音鈴羽は、0.000001%だけ世界線を変えれば、岡部倫太郎は帰ってくるという。
紅莉栖は、オカリンの「もう二度と過去改変はしない!」な倫理観と、自分の気持ちとの板挟みになって、α世界線から脱出しようとしていたオカリンの苦悩を知る。

---

α世界線での「お前が好きだ」なオカリンの告白に、世界線を超えて紅莉栖が応えるお話。
紅莉栖エンドを迎える際の「これが俺のファーストキスではない」なくだりが伏線になっている。

原作での「リアリティ重視なSFストーリー」という大きな魅力は損なわれている。
どちらかと言えば、結論ありきな「ラブストーリー」という風体。
まぁ90分しかないんだから、それはしょうがないのかもしれないけど。

エピローグとして見るなら、まぁアリかな? という感じ。
紅莉栖が鳳凰院凶真になっちゃうシーンは面白かった。
あのノリで、岡部倫太郎救出作戦(てきとーに北欧神話系の当て字をつけて)をやってくれたらよかったのに!
劇場版の評価は、アニメ版と一つにしておきます。
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アニメ [★★☆☆☆]
STEINS;GATE(アニメ)

STEINS;GATE まとめ

シナリオ

タイムマシンをテーマにした、想定科学ADV。
タイムスリップでギャルゲーなお話は、すべてがこの作品のどこかの要素に収束していくような気がする。
もちろん元ネタは他にあるのかもしれないけれど、私がそれを知るまではこれが元ネタなんです!

私は文系人間なので、紅莉栖や鈴羽の語る「科学」の真偽はわからない。
けれど、一番大切なのは真偽じゃない。その理屈が「もっともらしい」かどうか――ということ。
そして、この作品はその想定科学の説得力がすさまじい。
アトラクタフィールド理論とか、もう世界の真理な気すらしてくるしね!
(あえて言うなら、タイムリープマシンの「48時間縛り」と、タイムトラベル時の「タイムパラドックス」についての説得力だけが、やや欠けていた)
(そして、綯が電話レンジ改良型タイムリープマシンを使って15年後から来る設定には無理があると思う。だって、SERNと直通回線が繋がっている上で、LHCが稼働しているのが条件なんでしょう?)

その「理屈の説得力」と同時に、自称シナリオ原理主義者な私が重視しているのが、「辻褄があっているかどうか」という点。
この作品の場合、中に鋼鉄の芯でも入っているかのように、徹頭徹尾ブレない骨太のシナリオが魅力。
私たちが考えつくような主人公の取れる行動の選択肢を、シラミ潰しにやってくれるあたりとかね!
(ルカ子のDメールを取り消すまえに、萌郁のDメールを取り消したら……? とか考えないでもないけれど)

そして、この作品の素晴らしさは、張り巡らされた緻密な伏線が、トゥルーエンドで一気に収束して回収される構成にある。
このシナリオ構成の数学的完成度は、私がプレイしてきたおよそ100作品というゲーム歴において、紛うことなきNo.1だ。

個別ルート別評価
  トゥルー >> まゆり = フェイリス > るか > 鈴羽 > 紅莉栖

トゥルーエンドの神がかり具合は、上記および個別エンド記事を参照。

まゆりエンドは、今までおっとり天然な「被保護者」でしかなかったまゆしぃの持つ、芯の通った強さと包容力を評価。
この子は天使や……。

フェイリスエンドは、個別ルートも悪くない。考えようによっては、トゥルーエンドに次ぐハッピーエンドだとも言える。
しかし私が好きなのは、「個別エンドに入らないフェイリスシナリオ」だ。
というか、フェイリスの送るメールの文面が、ほんと泣きそう。

「誘拐は冗談」「パパ愛してる」「また会おうね」


ルカ子エンドは、袋小路に迷い込んでしまったかのような閉塞感と、暗い空に差す一筋の光明みたいな救いを評価。
エピローグの一枚絵で抱く気持ちは、トゥルーエンドでの「再会」と似ている気がする。

鈴羽エンドは、ニトロプラスらしい狂気に満ちている。
主人公がオカシくなっていく過程がわかるだけに、胸が詰まる。
ただ、やっぱり「俺達の戦いはこれからだ!」エンドだからね、評価はちょっと低め。

紅莉栖エンドは、紅莉栖の切ない一途さに浸れるという意味では悪くないのだけれど、トゥルーエンドへの演出を考えると、プレイしなくていい。

テキスト

文章そのものは、さほどクセもなく、可もなく不可もなく――といった感じ。
が、「鳳凰院凶真」をはじめとした、キャラが立っている登場人物たちのセリフ回しにはセンスを感じる。
章ごとのサブタイトルはセンスしかない。

お気に入りシーンは、「Dメールを取り消すフェイリス」、「初めてのタイムリープ(跳べよぉぉぉぉっ!)」、「紅莉栖を助けないことを決断した鳳凰院凶真(勝利の時は来た!)」。

キャラクター・声優

オカリンは、「好きな男主人公」ランキングベスト3に入る良主人公。
鳳凰院凶真には名言が多すぎるよ!
声優の演技もすばらしいしね。特に「鳳凰院凶真」と「フゥーハハハ!」の発声。
(ちなみに、ランキングの他には、風見雄二(グリザイア)、時坂玲人(殻ノ少女)、湊斗景明(装甲悪鬼村正)なんかがランクインしていますよ!)

まゆしぃは、垢抜けないオタク少女なビジュアルと、おっとり天然な花澤香菜ボイスの組み合わせが強い。
イモっぽい太眉が似合いすぎてますよね!

紅莉栖は、メインヒロインらしく、ギャルゲーヒロインとしての魅力に溢れている。
頼りになる冷静沈着さと、天才少女らしい理知的な思考ルーチン。
それと対比するのが、トゥルーエンドへ向かう最中の、メールでのツンデレ具合。
これは間違いなくギャップ萌えなんです!

「勝てる気のしない猫娘」なフェイリスは、私もやっぱり勝てる気がしないので、ちょっとニガテ。
でも、ピンク髪巻き巻きツインテなルックスは、やっぱり一番なんですよね……。

ルカ子は、声優だけが残念。
いいんだよオカリン、ルカ子で男の娘に目覚めても!

グラフィック

ニトロプラスらしい、一癖も二癖のある独特な絵柄。特に瞳の書き方ね。
画力はどうなんだろう……もっと上手い絵を描く人はたくさんいるような気がする。
でも、雰囲気は出てる。私は好きです。

特筆すべきは、背景。
(ラジ館は既に移転してしまったけれど)秋葉原の街を忠実にトレースしたこの背景画は、物語のリアリティを深めるのに、一役も二役も買っていそうです!

音楽

BGMは、可もなく不可もなく。
OPを含めたボーカル曲は、良曲揃い。

システム

ニトロプラス系のゲームは、システムがいつも貧弱。
シーンバックをつけろとまでは言わないけど、「次の選択肢までジャンプ」は欲しかった。
まゆりエンドからトゥルーエンドまで回収するときのスキップの遅さにはイライラしますよ……。

ただし、トゥルーへ向かう時のエンディング逆再生は、グリザイアみちるルートの「ED分割」と並ぶ、唯一無二の神演出。

総評

私のギャルゲー史の原点かつ、頂点の一つ。
リアリティを重視したSFアドベンチャーの金字塔。
「記憶を消して何度でもプレイしたい」作品と言われているらしいが、まさにそれ。
なのに、こんなにも忘れっぽい私でも、6年経っても記憶が消えないのには困ったものです。

アニメで済ませるのではなく、ぜひゲームをプレイしてほしい。
私の評価は★5つ、98点な神作評価です。

最初に犯した過ちと、各ヒロインエンドに到達するまでの苦悩、葛藤、そして犠牲。
15年後のオカリンが語った、トゥルーエンドへの軌跡。
散りばめられた膨大な伏線と、すべてがトゥルーエンドへと収束していくカタルシス。
作品に対するクリエイターの姿勢までをも含めて、紅莉栖のこのセリフが、この作品を象徴しているように思う。

「これまでの自分を否定したくないの。例え失敗ばかりだったとしても、それを含めて今の自分があるんだから」

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