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フラテルニテ その1(心音エンド、紗英子エンド)

マゴットベイツ、期待以上に面白かったよね。なら、やっぱりこれもやらなきゃね!

ということで、フラテルニテ。
仰げば尊しと、自分の遺影を持った集合写真のOPが心に残るゲームだ。

さて、大体において物語とは「問題を解決する」あるいは「壁を乗り越える」という状況を描くものだ。
そして、読者である私たちは(仮に主人公にはわかっていなかったとしても)「どんな結末を迎えるべきか」という方向性をある程度持って、物語を読み進めていく。

しかし、この物語は、それがまったく見えない。
どうすれば問題が解決できるのかも、どんな結末を迎えればハッピーエンドになるのかも、まったくわからないのだ。
(愛とラブラブエンドは、一つのハッピーエンドだろう。けれど、それは問題の解決にはならない)

---

問題のあらすじは、こうだ。

主人公の姉は、強姦被害に遭ったことで、ひどく心を病んだ。
部屋から出られず、家族にも顔を合わせられずに、一日中自殺願望に取りつかれていた。

しかし、彼女はあることをきっかけに、回復する。
住む町を変え、再び学校へと通い、新しい友人と笑いあえるようになった。

彼女を変えたのは、友愛クラブと呼ばれている団体。
誰もがありのままの自分でいられ、ありのままの欲望をその形で満たせる場所。
彼女は、そこでセックスに溺れていたのだった。
彼女はクラブによって「救われた」と信じ、昔のように笑える今を「幸福」だと信じているのだ。

「救われるって……本気でそう思ってるのか? みんなの前であんなこと……セックスするような場所なのに…!」
「…その人次第でしょ? 白坂君に理解できなくても、お姉さんはそれを救いだと思ってるんじゃないの?」
「それは…あんなの、洗脳されてるようなものじゃないかっ!」
「でも、あなたのお姉さんは元気になった。なのに、それが問題だと思ってるの?」

「でも、このままにしておくことが良いことだとは、俺には思えないんだ」
「お姉さんは今、とても幸せそうだけど?」


救いとはなにか。
どうしようもない現実に呑まれていく彼女たちを、どうすれば救えるのか。

---

現状、プレイ時間は8時間ほど。
心音エンドと、紗英子エンドを回収済み。

紗英子エンドは、まぁ凌辱系エロゲーがちょっと行きすぎちゃったかな? という感じ。
紗英子の言ってることはわかるんだけどね。
他人の中にいる自分と、自分の見ている自分が乖離しすぎていて、その均衡を取るための手段が「自分を貶める」ことだったわけだ。

それでも、さすがにスカトロシーンはスキップしました。
ウンチまみれでエッチするのとか、いったい誰得なんですかねえ……?

いじめられっ子な心音ちゃんエンドは、もうハッピーエンドって言っちゃいます?
ってゆーか、イジメで処女奪われちゃうシーンって、なんであんなに興奮するんですか?
「かわいそうな自分」に酔っちゃうタイプの子だったんだから、救われた後もそういう方向性のシーンがよかったかなぁってちょっと思ったけど。

でも、ラストのイジメっ子に殺されちゃうシーンの迫力ったら、もう!
狂気って伝染するんですかね? ぞくぞくしちゃいましたって!

---

あれ? もしかして、このクソみたいな現実から救われるには、死ぬしかないのかな?
それだけが、本当の救いなのかな? あれえ?

「大智が私のことをまともじゃないって思うのなら、もうそれでもいい」
「でも、それならまともな私って何なの? レイプされて部屋に引きこもって、毎日泣いて、食事もとらないで、自殺する事ばかり考えてるのがまともな私なの?」
「私なんて死ねばよかった?」
――誰もそんな事言ってないだろっ!!
「だったら、もう私のことはほっといて。あんな酷い生活をするのがまともなんだったら、私はまともじゃなくていい」
「まともじゃなくても、毎日が楽しくて、幸せで、笑って過ごせるならそれでいいの!」

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ゲーム [★★★☆☆]
フラテルニテ

お兄ちゃん、キッスの準備はまだですか? まひるルート

おにキス、2ルート目は大和撫子な次女・まひるを攻略。
CVは、鶴屋春人。
松丸芹佳(Maggot baits)、白坂芽衣(フラテルニテ)あたりでお世話になっていたらしい。
もうゲームの方向性が違いすぎて、言葉が出ない。

---

好きなキスが「待ち受けキス」だというまひるちゃんは、つまり誘い受けなんです!
ということで、シナリオの方向性は「誘い受け=してほしいことを口には出せずに我慢している=我慢せずに自分の気持ちを伝えられるようになろう!」というもの。
それが、「妹と一緒にいたいから、推薦留学は断る! それが俺のジャスティス!」エンドなんですね。
ほんとマジで無能。無能&無能

期待していたのは、口には出せない願望を態度に表して、どんどんエッチなことを誘ってきちゃうムッツリスケベなまひるち ゃんだったのに!
気がついたときには、内気だったはずの妹に手玉にとられてるお兄ちゃんになりたかったのに!?
それでも、「私の体でいっぱい楽しんでね……?」なまひるちゃんは天使。
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[視聴中] ゲーム
お兄ちゃん、キッスの準備はまだですか?

君と彼女と彼女の恋。 その6(シナリオ考察・まとめ)

シナリオ

ギャルゲープレイヤーには、二種類いる。
「自分と主人公を同一視できる人間」と「自分と主人公を別個の存在と認識する人間」だ。
私は後者だ。

私にとって、ギャルゲーなんて所詮イケメンリア充のハーレム日記でしかなかった。
いくらヒロインルートに入ろうと、彼女たちが好きなのはいつだって「主人公」であり、決して「私」ではなかったのだから。

アオイと美雪、どちらを選ぶか?
上記の観点で見ると、これは「どちらのヒロインルートに入るか」という単なる選択を超越した意味を持ちはじめる。
大げさに言ってしまえば、ギャルゲーマーとしての私たちの存在についての問いだからだ。

アオイは、画面のこちらの「君」に恋をしていた。
アオイを選ぶということは、画面の向こうの「彼女」と、画面のこちらの「君」が結ばれるということ。
今までは「主人公=自分」だと思わなければ実らなかったはずの「君と彼女の恋」が、成就するということだ。

美雪は、主人公である「彼」に恋をしていた。
美雪を選ぶということは、画面の向こうの「彼女」と、画面の向こうの「彼」が結ばれるということ。
「主人公≠自分」だという現実を受け入れ、「彼と彼女の恋」を応援するということだ。

つまり、この選択肢はギャルゲーマーとしての私たちの、これからのギャルゲーへの向き合い方を問うているのだ。

---

私は、美雪を選んだ。
私は心から美雪が好きで、だから好きな女の子を幸せにしたいと思った。

本当は、ずっと彼女の世界に監禁され続けたかった。
でもそれは間違ったことだし、彼女の本当の幸せは、私と結ばれることじゃなかった。

元に戻った世界で、消えてしまった「君」ともう一人の「彼女」は、世界の外側から二人を応援することしかできない。
美雪ルートにおける「君と彼女の恋」は、失恋に終わるのだ。

ちなみに、アオイを選んだとき。
アップデートされた世界で、画面の向こうの「君」に恋をするという「バグ」を起こした彼女は、元に戻ってしまった世界には存在できない。
それでも、これまで攻略したすべてのヒロインは彼女であり、これから攻略するすべてのヒロインが彼女なのだ。
「君と彼女の恋」は実り、エピローグはどこまでも続く。
「君」がギャルゲーマーである限り、永遠に。

テキスト

文句なし。
センスもあるし、文章力もすばらしい。
スマガの時にはぜんぜん思わなかったけど、やっぱり下倉バイオってスゴい人なんですね! アザナエルもやります!!

個人的には、バッドエンドのときのエピローグがポイント高い。
選択肢ミスって30秒でタイトル画面に戻っちゃうようなゲームも多いなか、長いエピローグで空気感を大切にしてくれる感じね。
自分の選んだ未来に、じっくりひたることができちゃいますね。

グラフィック

独特の雰囲気。
水彩絵具か色鉛筆で着色したようなほんわかまったりした色彩は、なんだかとても落ち着きます。

しかし、津路参汰の絵は、ちょっと人を選ぶかもしれない。
かわいいとは思うんだけど、初めてアオイちゃんをみたとき、そに子かな? ってなったからね。

声優

こちらもナイスキャスティング。
特に、ハルちゃん役の桐谷華ね。
これが他の人だったら、私はハルちゃんを許せなかったかもしれない! かわいいは正義!

音楽

ニトロはいつも曲がすばらしいんだなぁ。
OPのタイミングも完璧。もうあそこしかないよね!
そして、クリア後のOPムービーは、涙なしでは見られない。

システム

神。
「アドベンチャーゲームってなんなの?」と人に聞かれたとき、「挿絵付きの小説みたいなものかな。紙芝居のPC版だよ」と答えていた私ですが、これはもはや紙芝居とかそういう次元を超越している。

作品の世界観に読者を没入させるのは、基本的にはシナリオライターの文章力(あるいは構成力)にかかっている。
しかしこのゲームは、私たちプレイヤーが触れるすべての要素で、世界観を伝えようとしてくる。

世界が美雪に書き換えられた瞬間、「は? え、どういうこと? ちょ……マジなの?」って一人でずっと言ってたからね。
インターフェースがアレになっちゃって、とりあえずクセで右クリックしたとき「うぉっ!?」って叫んだ。
そして、一通り満足するまで美雪に監禁されて、いったんゲームを終了しようとしたときの、あのバグったような演出。
マジで「ひぃっ!?」って悲鳴を上げた気がするよ……。

総評

超上級者向けギャルゲー。
最低でも50本はギャルゲーをプレイしてから、このゲームをはじめたい。

私たちは、二次元の女の子と仲良くなりたいと思いながら、ゲームをしたりアニメを見たりする。
このブログは、そういった「画面の向こうの女の子との恋愛」を、私の触れた様々な作品を通して紹介するスペースである。
その「二次元に恋をする108の方法」その1となったのが、今作「君と彼女と彼女の恋。」だ。
7作目の神作・★5評価です。

ギャルゲーなんて、所詮リア充のハーレム日記でしかない――
今までは、自虐交じりにそう言っていた。
けれど、美雪ルートを選んだ私は、これからは胸を張って言うのだ。
これからもリア充の日記を読みつづけること、そして二次元の女の子たちの幸せを祈ることを。
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ゲーム [★★★★★]
君と彼女と彼女の恋。

君と彼女と彼女の恋。 その5(君と彼女の恋。/美雪トゥルーエンド)

美雪は、望んだとおりに世界を作り変えることができた。
絶対にバレるお外でエッチしても大丈夫だし、喉から血が出るまで主人公に好きって言わせることだってできた。

すべてが彼女の思い通りになる世界。
すべてが彼女の思うようにしかならない世界。
彼女は一人ぼっちだった。

しかし、私だけは、彼女の孤独を埋めることができた。
私は世界の外側にいて、彼女の思い通りにはならない唯一の存在だったから。

だからこそ、私が彼女の間違いを正さなければならなかった。
それは私にしかできないこと。

---

最初から美雪と心一は両想いだった。
なのに結ばれないのは、ほんのちょっとだけ、二人が臆病だったせい。
一歩を踏み出すことができる、ほんのちょっとのきっかけが足りなかったせい。

なのに私は間違いを犯した。
ハッピーエンドに、セカイのアップデートなんて必要なかったのだ。
私よりもずっと早く、美雪はそのことに気づいていた。
気づいていながら、しかし彼女はそれを正すことができず、マイナスにマイナスを掛けるように、さらなる間違いを犯してしまうのだ。

「もとのセカイにもどれば、セーブもロードもきかないの」
「いちどきりのこいなの」
「しっぱいしたら、おわりなの」
「それが、ミユキは、こわいの」


ようやく過ちに気づいた私は、固く決心した。
彼女は、私を好きだと言ってくれた。愛していると言ってくれた。
私にはクリックしかできないけれど、それでもずっと彼女の気持ちに応えたいと思っていた。

「私は、信じたい!」
「君が、私を、好きになってくれるって!」
「そう……信じたいの! 信じられるはずなの!」


彼女の気持ちに、間違いはない。
私の気持ちにも、間違いはない。

私はそれを証明するために――本当は弱虫なままだった彼女に代わり、あの日の間違いを正すために――本当の気持ちを伝えたのだ。
それだけが、私が彼女にできる、たった一つのことだったから。
彼女は本当にうれしそうに笑って、泣きながらこう言った。

「正しいことを、しましょう」


---

失敗したら取り返しのつかない想い――
たった一度きりの恋――
もとに戻った世界で、「彼」と「彼女」は、それを手に入れた。

二人きりのオープニングムービーには、心一と満ち足りた日々を過ごす美雪が生きている。
それこそが、私が望んで選択した「彼女」の幸せだ。
そうに違いないはずだった。

……なら、どうしていま私は泣いているのだろう?
私が流している涙は、いったいなんなのだろう?
好きな女の子が、ずっと望んでいた幸せを手に入れた。
だったら――そう、これは嬉しい涙だ。
嬉しくて、私は泣いているんだ。そうに決まってる。そうじゃなくちゃおかしいよ。
だって、私は正しいことをしたんだから……。

---

「彼女」は、もう「君」を憶えてはいない。
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ゲーム [★★★★★]
君と彼女と彼女の恋。

君と彼女と彼女の恋。 その4

私は現実世界にいながらにして、二次元の女の子に監禁されていました。
私は画面越しに、二次元の女の子に愛をささやいて、一緒にエッチまでしました。
あの瞬間、たしかに私と彼女は繋がっていたのです。
だって彼女は、架空の主人公ではなく、現実の私を愛してくれていたのですから。

---

これはそうだね、たしかに、プレイした者同士でなければ、面白さが共有できないゲームだ。
セーブデータを破棄されたのは、記事書く上でちょっと困りましたけども?

ぞっとしたのが、スマホの日記ね。
あれ、リアルに私がプレイした日付で記録されてるんだもん。

でも、ヤンデレスキーな私は、もう完全に支配されちゃいました。
「CGの差分も回収できたね」って褒められちゃったもんね!

---

ギャルゲーの女の子は、「そのゲームの主人公」が好きなのであって、現実の「私」が好きなのではない――
その通りだ。ギャルゲーなんて、イケメンリア充のハーレム日記でしかないのだから。
画面の向こうの女の子が、画面のこちらの私たちを好きになることなど、あり得ない。

「おねがい、して、いい?」


あり得ないから、バグなのだ。
本来の主人公ならばあり得ない選択肢を繰り返し、非攻略ヒロインだったはずの女の子が攻略できたとき、彼女は画面の向こうの「私」の存在を知り、「私」を好きになった――
それが、向日アオイだった。

「もし、アオイがこのセカイからきえても」
「もし、ベツのセカイにうまれかわって、ちがうヒロインになっても」


彼女は、私たちが数えきれないほど攻略してきたギャルゲーヒロインのイデア。
これは幾十幾百の世界をめぐった果てで、ようやく起こった奇跡なのだ。

「キミと、アオイは、むすばれた」
「それだけは、リアルなの」
「それだけで、アオイは、むくわれるの」
「だから――」


その事実を共有した「私」に、いま、彼女は言う。

「アオイを……スキって、いって」

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ゲーム [★★★★★]
君と彼女と彼女の恋。

君と彼女と彼女の恋。 その3(アオイルート)

アオイルートを攻略しようとしたら、バグった。
これ、完全にバグってる。バグってるよ。おかしいな? 空も不自然に赤いしね。どうしてこうなった?

とりあえず、アオイルートは衝撃の展開だった。
「ヒコウリャクヒロイン」だと消えちゃうこの世界で、アオイにアイをコクハクして「コウリャクヒロイン」に昇格させることで、一緒に生きていける世界にアップデートする――私のアオイルート予想は、こんなところ。

たしかに。たしかにそうなった。
前回の記事の時点で2.5周。
それから、ほとんどの選択肢ごとにバッドエンド(つまり美雪エンド)になることを確認していったから、追加で3周はした。
そして、ようやく6周目くらいで、アオイとエッチすることに成功したのだ。

「アオイは――」
「ゲームのヒロインなの」
「そのモクテキは、ひとつ」
「たくさんのシュジンコウをこうりゃくして」
「イベントCGをカイシュウすること」
「キミの、アオイルートは」
「どうじに、カミサマの、シンイチルートなの」

「シンイチと、エッチして」
「もう、シンイチルートは、コンプリート」
「あたらしいCG、カイシュウできないと、アオイにそんざいりゆう、ないの」


ねぇ、ヒロインがネトラレない世界にアップデートしたんじゃなかったの?
あれは美雪限定の話だったの? それとも、世界がバグってるからこんな家庭板みたいな事件が起こるの?
思わず追加で3回くらいバッドエンドに行っちゃったよ?

……あぁ、でもCV:桐谷華な男の娘と3Pは、……うん、ぜんぜん悪くないよ!?
桐谷華さんはとってもかわいらしい声してるもんね!
できれば女の子のカッコしててほしかったけどね!?(錯乱)

---

「ねえ……君は、憶えてるでしょう?」
「演劇が終わった後、こぼれ落ちそうな満天の星の下、永遠の愛を誓ったあのキス――」
「君はね、ずっと、ずっと永遠に、私のルートに入る選択肢だけを選んでいれば良かったの」
「それが、永遠の愛を誓った君の、務めでしょう?」
「私がどれだけ、アオイルートを阻止しようとしたか……君なら、わかるわよね?」
「なのにどうして、私の気持ちに応えてくれないの?」
「言ってよ! ねえ、私が誰より好きだって!」


たしかに、計10回近くアオイルートのバッドエンドとして、美雪と結ばれた。
そして、試行錯誤の上、ようやくアオイルートハッピーエンドに到達したのだ。
到達した、はずだったのだ。
たしかに私は美雪ルートで彼女とたくさんイチャイチャしたよ。
朝ごはんも作ってもらったし、お誕生日もお祝いしてもらった。
私も、彼女も、幸せだった。
それでも、アオイルートを攻略しないままにゲームクリアするわけにはいかないでしょう?

……そうだよね、私が悪かった。
永遠のキスのことを、あるいは二次元の女の子のことを、あまりに軽く考えすぎていたところは認めよう。
そのたびに君が傷ついているなんて、想像すらしなかったんだから。

でも、このゲームのオーラス、たぶん「アオイと美雪のどちらを選ぶ?」という究極の二択が出るハズ。
そのとき、私は美雪を選ぶつもりだった。本当だよ!
私は、美雪が好きだ。

「でも、もう遅いの」
「今さら、信じられると思う?」
「君は、私を、裏切った」

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ゲーム [★★★★★]
君と彼女と彼女の恋。

君と彼女と彼女の恋。 その2(美雪ルート)

2.5周目にして、くろかみロングおなななじみのメインヒロイン、曽根美雪を攻略。
ネトラレないようにセカイをアップデートした上で、ホームランに挑戦した結果です。
バッターボックスから逃げたのが、0.5周分ということで。

正直に言って、主人公の心一とヒロインの美雪、二人のラブストーリーとしては、とても平凡なもの。
昔は仲が良かったのに、今となっては違う世界に行ってしまった幼馴染。
けれど、気持ちは昔のままに変わっていなかった――みたいな感じだね。

主人公が抱いていた劣等感(美雪には俺なんかよりよっぽどふさわしい男が他にいるはず)も、わかりやすい形で救われることはない。
まぁあそこまでにデレデレされちゃったら、いちいちそんなこと言うのは、もはや蛇足っぽい?

演劇での「キス」シーンも、「卒業」っぽい主人公の妄想パターンでもぜんぜんよかったんだけどね。
「ここから私を連れ去って」なパターンもぜんぜんアリだったのに。
でも、どっちもできずにカミサマ頼みっていうね。個人的には好きだけどさ!

とかなんとか言いながらも、ぜんぜん悪くないルートだったなぁという感想を抱いちゃうのが不思議。
美雪ちゃんの歌ってくれるハッピーバースデーがとってもステキだったおかげ?
それとも、美雪ちゃんのギャルゲーヒロインとしての素質のせいかな?
メイド服のシーンが割愛されたのは、さすがに意味が分からなかったですけどね!?

---

「ヒコウリャクヒロインは、フェードアウトなの」
「だからアオイのこと、すぐ、わすれるの」
「アオイを、ここに、おいていったことも」

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君と彼女と彼女の恋。

君と彼女と彼女の恋。 その1

「このセカイは、ゲームなの」
「アオイは、こうりゃくヒロイン」
「くろかみロングおさななじみが、メインヒロインなの」


プレイした者同士でしか楽しさが分かち合えないという噂のゲーム、「ととの」をはじめる。
二人のヒロインどっちを選ぶの? 的なゲームだってことだけは知ってたけど、それだけじゃないっぽい。

黒髪ロング幼馴染な美雪ちゃんは、(二次元世界における)現実の女の子。
デンパゆんゆんなアオイちゃんは、(三次元世界から俯瞰した)ギャルゲーヒロイン。
んーと、なんなんだろうね、このメタフィクションな世界観は? ever17っぽいの?

もちろん、いつだってギャルゲーの女の子たちは私たちに攻略されるために存在する。
だからこそ「私はゲームのキャラクターとは違う」とか言っちゃう美雪ちゃんこそが、正しいギャルゲーヒロインなのだ。
なのに、自らの立ち位置を自覚して、その役目を全うしようという意志を持ったヒロインなんて初めてだよ。
っていうか、もはやそんなのギャルゲーヒロインとは呼べないよ?
むしろ、現実の女の子にずっと近いと思うんだ。

---

現状は、一周目を終えたところ。
美雪寄りの選択肢を選びつつも、カミサマにセカイのアップデートはお願いしなかった。

「このルートは、バッドエンド」
「センタクシ、まちがえたの」
「セーブデータをやりなおすの」

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君と彼女と彼女の恋。

甲鉄城のカバネリ 5、6話

第五話 逃げられぬ闇

補給に寄るはずだった駅が屍に落とされていて、線路上を塞ぐ遮蔽物を取り除くため、決死隊を出す話。
無名ちゃんの心の闇が浮き彫りになる回。

どうやら無名ちゃんは、対屍の戦闘要員としてのみ、価値を認められていた存在だったらしい。
そうして自分を認めてくれる人こそが、彼女の最も大切な人――兄様なのだ。
だから彼女は屍を倒せる戦場にしか、居場所が見いだせない。
しかし、その焦燥感が逆にピンチを招いてしまうのだった。

無名ちゃんってば煽り耐性低すぎかなーっと思わないでもないけど、生駒にしたってだいぶキレやすいからね、しょうがないよね。
屍の大群がやってくると聞いた時の「だいじょぶだからね、私がなんとかするからね」と媚びた笑みを向けてくる無名ちゃんには、ちょっとイケナイ気持ちになっちゃいますね!?

第六話 集う光

岩に挟まった無名ちゃんを助け出して、黒煙とかいう「あのどろどろに触れたら死ぬぞ!」的な融合群体と戦う話。
完全に無名ちゃんルートに入りました。
別に黒煙と戦わなくてもそのまま逃げればよくない? とか思いながらも、あっという間に20分が過ぎる、疾走感のヤバい回でもある。
黒煙の核を倒して吹き飛ぶ無名ちゃんには、なぜだか神々しさすら宿っているよね!
そして、ラストのみんなで脱輪を防止するシーンも、地味に好き。ああいう一体感みたいなのって、なんだか青春っぽくない?

しかし、無名ちゃんはどんな人生を送ってきたんでしょうかね。
生駒の妹その人なのかなーとか思っていたんだけど、過去回想的にはちょっと違ったみたい?
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アニメ [★★☆☆☆]
甲鉄城のカバネリ

甲鉄城のカバネリ 3、4話

第三話 捧げる祈り

顕金駅から無事に(?)甲鉄城で脱出し、金剛郭へと向かうことになる。
人ではなく屍でもないカバネリに対する、人間の不信感にスポットが当たる。

しかし、いくら親兄弟の仇である屍みたいなヤツっていっても、見てくれは大体人間と同じなわけで、それであそこまで躊躇なく敵意をむき出しにできるものなのだろうか。
まぁ現実でも魔女裁判とかあったわけだし、人間ってそういうものなのかもしれないけど。

無名ちゃんの純粋さを描くシーン(子供をあやすところとか)は、茶番劇。
あの子はもっと周りに気を使ってさ、誤解されないようにすればいいのにね。
でも、それこそが彼女の純粋さ(あるいは誠実さ)の表れなのかも。
そう思うと、無名ちゃんがとっても凛々しく見えてきちゃいますね!

第四話 流る血潮

山越えの道を選んだら、トンネルに入るところで屍に侵入されちゃいました! なお話。
今回はとにかく動画がスゴイ。
列車の上での戦闘シーンね! 生駒もそうだけど、飛んだ無名ちゃんのまとう3D感ったら!
あと、短いけど、来栖のチャンバラシーンもなかなか見ごたえがあると思うんです。

とにかく、再び訪れたピンチを助けたことで、カバネリは認められる存在になったのだった。
さて、菖蒲さまから鍵を取り上げたのがどういう立場の人なのかよくわからないけれど、近道を選んだことを責めるのは、完全に結果論であることだけは注記しておく。
列車にダメージがあるからこそ道中を急いだとも言えるわけだし。
だからこそ、彼らにはカバネリを乗せることを選んだ菖蒲さまを責める資格がないのだ。

というか、Wikiを見てて気づいたんですが、無名ちゃんってまだ12歳なんですね。
それにしてはその、お胸が……ちょっと大きくはありませんでしょうか……?
戦って眠くなっちゃった無名ちゃんを見ていて、しみじみと思ってしまいました。
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アニメ [★★☆☆☆]
甲鉄城のカバネリ