ワールド・エレクション ファウラルート

ワールド・エレクション、4ルート目には、オオカミっ娘なファウラを攻略。
抑えきれないケモノの本能がほとばしる、姉御肌の女の子です。

CVは、萌花ちょこ。
御桜稟(サクラノ詩)、姫城あげは(この大空に、翼をひろげて)あたりでお世話になってる声優さん。
私はこの人の演技は好きでも嫌いでもないようです。全然印象にない

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ファウラちゃんのお話は、頼りになる獣人のリーダーな彼女と、主人公の子種が欲しくてたまらないメスな彼女のギャップに萌えるルート。
ということで、つまりはエッチばっかりしています。
ファウラちゃんのケモノらしくシンプルで一直線な感情は、見ていてすがすがしさすら覚えそうでした。

シナリオ的には、「人の役に立つ」という目的を達成する過程においての主人公とファウラの方向性の違い、みたいなものにスポットが当たっていたような気がする。
けれど、特に目立ったテーマも山場もなかったと思う。
キャラ萌えな抜きルートですね。
残念な点は、私に姉御属性がなかったところかな。

ラストは、ほわほわな破壊神さんを攻略します!
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ゲーム [★★☆☆☆]
ワールド・エレクション

サクラノ詩 ―櫻の森の上を舞う― 櫻の森の下を歩む(グランドエンド/藍ルート)

サクラノ詩、最終章は(たぶん)5年後くらいのお話。
5章で香奈エンドを迎えた後、大学を卒業した直哉が、弓張学園の美術教師として赴任してきてから。

この章において、作品のテーマである「因果交流」はグランドエンドを迎える。
半ば悪意をもって改変された壁画・櫻達の足跡を、交流の対象として再構築するのだ。
交わるのは、もちろん直哉と教え子の二人であり、里奈と優実の妹たちであり、さらには長山香奈であり、ひいては御桜稟であり。

吹と一つになって世界的芸術家となった稟は、おそらく美のイデアを追及するような創作を続けていたのだろう。
しかし、直哉が構築した芸術は、すでにある価値観を下敷きに、新たな価値観で更新するもの。
芸術は神のためにあるのではない。人のためにあるのである――
そこで最も重要視されたのが、「楽しむ」ということ。
作ることを、見ることを楽しむということだった。
それを実践できるのが直哉の強さであり、天才と言われる由縁なのだろう。

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しかしその長所は、裏返せば「いつも誰かのためにしか生きられない」という弱さにもなりうる。
直哉の奉仕、あるいは博愛の精神は、母を失った悲しみから来ているのかもしれないと稟も言っていたし。
誰かとの繋がりの間でのみ輝ける存在は、その「誰か」がいない場合、ひどくもろい存在となりうるのだ。
そこで現れるのが、この章のヒロイン・夏目藍なのである。

直哉と藍は、たぶんハトコくらいの親戚にあたる。
そんなの遠い親戚なだけで、家族ではないですよね、ふつう。
そんな「ほとんど他人」な人間と、確かな家族になるお話とも感じられる。
そしてその場合の藍は、直哉の姉でも妻でもなく、母親なのだ。

誰かのためにしか生きられないのなら。だったら、私がお前のために生きてやる――
これってやっぱりお母さんですよね?
たぶん、だから藍ちゃんにはHシーンがないんだと思います。
そうだね、私が雷をエッチな目で見てないのとおんなじことだね(真顔)

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さて、この章のテーマには「郷土愛」というものもある模様。
いろんな人のレビューを見ていると、このポイントがかなり共感値が高そうなのだが、私のように卒業するたびに人間関係をリセットしちゃうような人間にはいまいちピンとこなかったので、この点には触れないでおこうと思います。

次回、総評。
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ゲーム [★★★☆☆]
サクラノ詩

サクラノ詩 ―櫻の森の上を舞う― The Happy Prince and Other Tales.(ノーマルエンド)

サクラノ詩も5章に突入。
「幸福な王子」と題されたこの章は、「絵を描くということ」そのものにスポットが当たる。

この章を「長山香奈ルート」とか書いてるサイトがあったので、私はてっきりあのおっぱいサイコ娘とエッチできるのかと思っていた。裏切られた。かなしい
なぜかあの子は藍に次ぐ萌えキャラな気がする。なぜだ。おっぱいか? おっぱいなのか?
たしかに登場シーンの一枚絵のおっぱいっぷりはスゴかったんですけどね。
それよりも、主人公をジャンク呼ばわりしたあの豹変っぷりからエッチしちゃうまでの過程が見たかったんだと思う。
私がこのジャンクを修理して、一人前の絵描きにしてあげる! みたいなね?

一応、藍ルートっぽくはあるのだけれど(Hシーンもあるし)、藍ちゃんといちゃいちゃちゅっちゅするシナリオとは違うので、ノーマルエンドと称しておく。
ただ、お姉さん然とした藍の包容力は、もうそれは大層なものでした。

藍は救われてばかりの人生だった。
家と身柄を健一郎に救われ、愛しい妹を直哉に救われ。
本当は自分がしなければならなかったのに、彼女には決してできないことだった。
それらを否定されたときの、藍の無力感はどれほどのものだったのだろう?

けれど、そんな苦悩は欠片も見せないまま、その小さな身体で大きく抱きしめられる包容力こそが、彼女の魅力に他ならない。
藍が主人公のことを好いているのは(ギャルゲー的観点からも)当たり前なのだが、もし彼女が主人公を男として見ていなかったとしても、彼女は主人公の望むがままに身を差し出しただろう。
無力な彼女にできることは主人公を救うことだけで、それだけが自分も雫も救えなかった彼女の贖罪なのだ。

だから、藍とのシーンは世界一優しい慰めエッチでした。
個人的には、藍ちゃんはイカなくてよかったんだけどね。そっちのが慰め感倍増だったんですけどね!?
雰囲気が悲壮感マシマシになっちゃうからやめたのかな。

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さて、肝心のシナリオについて。
イベントは山あり谷ありだし、なかなかに楽しいお話でした。

「幸福な王子」という童話は、奉仕の心こそが美しく、幸福への道だと説く。
この場合、王子が直哉で、ツバメが圭だね。
王子はいつも他人のために生きていた。ツバメはその心に共感し、自分の命を使い果たす。
これも因果が交わったせいか。私としては、「なんの因果か」とか言いたくなっちゃうんですけども。

エンディング前の、稟と直哉の語る「美について」は、私にはちょっとよくわからなかったので、割愛させていただきます。
たぶん、稟は「絶対的な美」を求め、直哉は「相対的な美」を求める――と、こんな話だったと思うんだけども。

対極的なのが、香奈ちゃんの生き方だね。
自分こそが絶対で、自分の信じるものにならすべてを掛けられる。
ひたすらにエゴイスティックで、まるで狂っているみたいにも思える。
しかし、私は彼女の生き方こそが美しく見えてしまうのだ。

「私には本物が分かる!」
「だから……、自分が何であるかも分かってしまう……」
「自分がどの程度のものか……」
「だから、『われわれはどこから来たのか われわれは何者か われわれはどこへ行くのか』などと問うことは出来ない……」
「けれども、私は、私が望んだ場所に行きたい」
「私だって、何処から来て、何処へ行くべきか、何者であるか。自ら問いたい……」
「月はあんた達だけのものじゃない!」

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ゲーム [★★★☆☆]
サクラノ詩