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うちの妹のばあい(はぁと) 純子ルート

うちいも♥、2キャラ目に攻略したのは、隣のお姉さん兼担任の先生、北川純子。
二次元においては、年上にも女教師にもまったく興味がないので、消化ルート扱い。
今回は純子ハッピーエンドの「END7:今も君に会いたい」を回収。

純子の声を当てているのは、櫻レオナ。
「彼女たちの流儀」の花葉千佐都の声を当てていた人。
たしかメガネの委員長だったよね。その属性にも興味がないから、よく憶えてないな……。

---

純子ルートでも、愛しの妹は親友の和樹と付き合い始める。
言いようのない欠落感を抱えた主人公を埋めるように、お姉さんが懐に入りこんでくる。

見所はあまりないシナリオだった。
好感度によってHシーンのテキストが3パターンに分岐するけど、「おるごぅる」の書いたのじゃないし。
好感度低のときの、足コキで罵倒されながら精通するのにはわろたけど。

ただ、読後感だけは悪くない。
それは、純子の回想にでてくる、主人公の母親のおかげ。
家族の温かさと、血の繋がりの関係。

そのテーマに沿って見れば、そこまで完成度の低いシナリオでもなかったように思う。
純子の行動に感情移入できなかったのと、ショタ属性がついてないせいで楽しめなかったけど。
年上のお姉さんにショタが責められてしまう展開が好きなら、きっと楽しいシナリオになったんだろうなぁ。
しかし、オナニーどころか夢精すらしたことないエロゲ主人公ってどうなんだ……?
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ゲーム [★★☆☆☆]
うちの妹のばあい

うちの妹のばあい(はぁと) 菜々子ルート

前々から気になっていた「うちの妹のばあい♥」。
★4評価の「リアル妹がいる大泉くんのばあい」のシナリオライター「おるごぅる」が書いた作品であり、リアいも内で「最凶の寝取られゲー」として登場していた「うちいも」とはこのゲームのこと。

リメイク作品として、寝取られ(バッドエンド)のない「うちの妹のばあい 純愛版」もリリースされているようだけれど、今回プレイするのは当然の如く純愛版ではない。
妹萌え属性に、寝取られ属性もついている私としては、かなり期待しています。
ちなみに寝取り属性もあるけど、それは今回関係ないのかな!?

絵柄はかなり古めで、ちょっとキツいかなぁと思わないでもなかったけれど、半月ほど公式HPのキャラ紹介を眺めていたら「あれ、けっこうカワイイかも!?」と思えるようになってきたので、なんとかなると思います。たぶん

---

両親を亡くし、唯一の家族は義父の連れ子だった女の子だけ。
昔はお兄ちゃんっ子だったその妹が、最近不良化しているような気がする。
笑顔なんて滅多に見せてくれなくなったし、隙さえあればすぐ暴力を振るってくるし。
そんな義妹が心配で心配でたまらない、ヘタレで優柔不断なシスコン野郎が主人公。

主人公のシスコンっぷりは相当なもの。
最近険悪な妹との仲をこれ以上悪くするのが怖くて何も聞けないし、強いことも言えない。
だから、寝ても覚めても妹のことでヤキモキし続けている。

---

まず攻略したのは、妹の親友で箱入りのお嬢さま、天童寺菜々子。
回収したのは菜々子ハッピーエンドの「END4:君らしく 俺らしく」と「END5:父の恋 娘の恋」。
ついでにノーマルエンドの「END10:ひまわりの花 咲きました」も。

菜々子の声を当てているのは、天天。
「さよならを教えて」の高田望美、「はじめてのおいしゃさん」の朝倉ゆうなの声優さん。
はじいしゃとか久々に思い出した。はじるすと合わせて発売当初にやったよ!
もう10年前か。超なつかしい

菜々子ルートのメインは、主人公の夢だった野球と、菜々子の出自にスポットが当たる。
菜々子を、ただ可愛くてとんでもないことを言い出すエロゲヒロインに収めてこなかったのは高評価。
主人公が菜々子に惹かれていくのが、菜々子と昔の優香がカブって見えるせいだという。

好きだったころの妹はもういない。だから菜々子に代わりを求める。
この構成はとてもよかったと思う。
だから「父の恋 娘の恋」ENDが私のお気に入り。
菜々子が「優香ちゃんの代わり、できてますか?」って言ってくれるヤツね!

「君らしく 俺らしく」ENDも、好感度によってHシーンが分岐していたけど、好感度中くらいのときの方が好きだったな。
菜々子が、危険日で妊娠しやすいから中はダメです……って演技してくれるアレね!
バックで挿入してるときの一枚絵の表情が笑顔なのが、なんだか背徳感MAX。ふぅ……。

---

妹の優香についての扱いは、ちょっとお座なりだったかもしれない。
親友と付き合い始めたのには焦ったけどね。今どきないよこんなゲーム!

外泊した時点で妹の貞操は諦めてかけていたけど、付き合い始めて腰振りの練習をしていた時点で絶望。
妹がカレシを喜ばせるために一人で腰をうねうねさせてるって、世界が滅べばいいと思ったよ。

その親友と、そして悪キャラの虎牙のくだりは、かなりご都合主義だったようにも思う。
まぁそっちを真に迫られると妹がヤラれてしまうわけだから、ご都合主義万歳だ!

ノーマルエンドのときの母親の命日と、「アニキの妹なんてもうやめる!」のくだりはなかなかよかったよ。
こうなってしまうのも主人公がヘタレなせいなんだけど。
かなり優香ルートが楽しみになりました。
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ゲーム [★★☆☆☆]
うちの妹のばあい

THE IDOLM@STER 特別編+まとめ

特別編 765プロという物語

OVAな位置付けの特別編は、765プロの日常と名付けられた小ネタのまとめ。

千早がカラオケで100点を出そうと必死になるのはわろたよ。
貴音とジュピターの回転寿司のくだりもなかなか!

しかし一番見入ったのは、映画の予告。
千早と貴音がマジでカッコよかったよ! なにあれ見たい!!
前の映画も、春香の悪役っぷりがハマっててけっこう見たくなったけど!

やっぱりこういうアイドルたちの日常ってのが、見ていて安心するね。
感想を書くのにはちょっと困るけど。



まとめ

アイマスはSSスレやグッズ展開も多くて、知ってないと乗り遅れちゃう!と思って見はじめただけだった。
しかし、人気なだけあって、思った以上にアイドルたちが可愛かったよ!

たぶんいろんな派閥があるんだろうけど、私の一番のお気に入りは、天海春香ちゃん!
次いで四条貴音、如月千早、水瀬伊織、萩原雪歩かなぁ。

貴音や雪歩には、あんまりスポットが当たらなくてちょっと残念だったよ。
メインなエピソードは1回ずつだったし。
雪歩とか、もっと穴掘って埋まってほしかった。掘り起こしたかった!

そういう意味では、春香は主人公枠なだけあって、出番がたくさんあって嬉しいね。
夢にまっすぐ、素直で優しい前髪ぱっつん。
やっぱりはるるんは最高や!

---

女の子は可愛かったけれど、シナリオ自体はびみょーだった。
ヒロインが多いせいで、その一人一人にスポットを当ててその話を掘り下げるわけにはいかなかったんだろう。
けれど、その話の質というか、ストーリーの構成の完成度はやや疑問。
うまく言えないけど。

アイドルたちがステージでキラキラしているところは、もっと見てみたくなったよ。
つまり、ゲーム版アイマスがやりたくなりました。
まずはハードから買わなきゃだけど……。

アイマスは曲が充実しているのも特徴だね。
曲の良さをアニメ上でももっとうまく伝えてくれたらいいのになぁと思わないでもなかった。
元から曲を知ってたら、テンション上がる瞬間も多々あっただろうけれど。

---

トップアイドルを目指す女の子がひたすら可愛い、正統派萌えアニメ。
あまり深いこと考えずに見られて、けっこう面白かったな。
ちょっと甘口、★3つの良作評価をつけておきます。

ちなみに、ゲームをやるならどれを買うのがいいんでしょうか?
いろんなのが出ていてよくわからない……。
PS3版「THE IDOLM@STER 2」かなぁ?
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アニメ [★★★☆☆]
THE IDOLM@STER

THE IDOLM@STER 23~25話

第23話 私

みんな忙しい中、春香がニューイヤーライブに向けてみんなで頑張ろうとする話。

けれど、はるるんの思いとは裏腹に、みんなのスケジュールはなかなか合わない。
合同練習も中止になって、生っすか!?サンデーも打ち切りが決まり、ミュージカルで主役を争う美希には「ライバルなんだから、一緒に頑張るっていうのは違うと思う」と言われてしまい。
距離が遠くなるにつれ、心まで離れていってしまうような気がして、春香はとても寂しく感じていた。

表舞台で活躍しているみんなを見れるのは楽しい気持ちになる。
竜宮小町の七彩ボタンがラジオで流れてたり、雪歩がセンターのステージがあったり。
けど、表が華やかに描かれていくほど、春香の心が憂鬱になっていくのがちょっと辛かったなぁ。

しかし、春香は強い女の子だから、そんな暗い気持ちはおくびにも出さない。
そして、その思いがふっと表に出てきたとき、Pは春香をかばってケガをしてしまうのだった。

第24話 夢

「春香はどうしたいの?」「春香はアイドルになって嬉しくないの? テレビやラジオや、色んなところでキラキラできるのが嬉しくないの?」
「そんなこと、ない……」
「ホントに? 春香、全然楽しそうじゃないよ。楽しかったらそんな顔しないもん」
私はどうしたかったんだろう……。どうしてアイドルになりたかったんだろう……。


自分の進む道を見失ってしまった春香と、一人で悩んでいる春香の手を引くみんなの話。
夢のために歩んできたはず。そこで何かを大切にしていたはず。
けど、夢が叶うにつれ、大切なものが失われていく。

千早のときもやられたけど、幼い頃の自分を出してくるのは反則だよ!
これ系のに、私はすごく弱いらしい。またうるうるしてしまった。くそ

一番純粋だった頃の自分。
何もかもがキラキラに輝いて見えて、夢に一途だった頃の自分。
迷子になってしまった春香の手を引いてくれたのは、自分の夢だった。
その夢は今の765プロへと続いていて、そこでは大切な仲間たちが彼女のことを呼んでいるのだった。

「ハルカね、おっきくなったらアイドルになりたい! アイドルになって、それで――」
「みんなでたのしくおうたをうたうの!」


第25話 みんなと、いっしょに!

TV版最終話。みんなで一緒にニューイヤーライブをする。

最終回らしく、ストレートにライブを演出してきた。
オープニングのメドレーはかなりクオリティ高かったよ!
今回はオタ芸の合いの手も控えめだったし、見ていて楽しかった。

伊織の投げキッスがカワイすぎてヤバい。なにあれ? 精神破壊兵器かなにかなの?
千早のウィンクもスゴかった。きゅんきゅんした!

アイドルたちのこういうステージがもっと見たい!と思う私のような人間は、ゲーム版のアイマスをやれば幸せになれたりするのかな?
しかしPS3かXboxを買わなくちゃいけないのか。うぅむ……。

そういえば、春香はちゃんとPにお財布をプレゼントできてたんだね!
よかった、ちょっとだけ心配していたんだよ。
なぜかミキミキにヤキモチを焼かれていたけど。

最後にはるるんのキラキラした笑顔が見られて、私はとても嬉しかったです。
やっぱり、春香は落ちこんでるより笑ってるほうがかわいいもんね!
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アニメ [★★★☆☆]
THE IDOLM@STER

灰羽連盟 13話+まとめ

13話 レキの世界 祈り 終章

レキの真の名と、彼女がアトリエで描いていたもの。

「私はここで自分を捨てたんだ」
「私はね、ラッカ、良い灰羽であり続ければいつかこの罪悪感から逃れられると思ってた。お笑い種だ。私にとって、この街は牢獄だったんだ。壁が意味するのは、死だ。ここは死によって隔てられているんだ。そしてこの部屋は――この部屋は、繭だ。この暗い夢から、私はとうとう抜け出すことはできなかった。ありもしない救いを求めて、7年間、ずっと……」


石ころのレキ。轢き裂かれたレキ。
彼女が捨てたのは、クラモリの後を追って壁を越えようとした、幼い頃の自分だったのかも。
あるいは、灰羽として生まれる前の自分か。

レキは自分を殺して、だれかに尽くして、罪を忘れようとした。
救われる日を、ただ待ち続けていた。

灰羽として生まれる前、繭の中の夢で、レキはあのまま列車に轢かれてしまったんじゃないだろうか。
声も上げられず、誰にも助けを求められず。
ひょっとしたら、彼女が人として生きていた頃に、本当にあったことなのかもしれない。
それが、きっとレキの罪なんだろう。

「ラッカはレキを助けに来たのよ」
「私には救われる資格なんてない」
「私は助けてって言うこともできないの?」「だれかを信じるのは、そんなに怖い?」
「裏切られるのはもう嫌なんだ! 夢の中でも、この街でも、どれだけ願っても一度も救いは訪れなかったじゃないか!」
「だって、レキは一度も助けてって言わなかったもの。ずっと待ってただけ」
「……怖かったんだ。もし心から助けを求めて、だれも返事をしてくれなかったら……本当に一人ぼっちだとしたら……!」


自分には価値がない。石ころ同然だ。
そう思いこんでしまったら、そこから抜け出すのはとても大変だ。
一度嫌いになった自分を好きになるなんて、自分で自分を救うなんて、生半可なことじゃできやしない。
だから。

「――私がレキを救う、鳥になるんだ」


レキは助けを求めることができた。
傷つくことを恐れずに、人を信じることができた。
それは繭の中の夢ではできなかったこと。
そうして、彼女は救われ、祝福を受ける良い灰羽となり、好きな人にきちんと好きを伝えて、壁の向こうへと巣立っていくのだった。



まとめ

グリの街は、死後の世界。
この説は、原作者が否定しているという噂もあるけれど、そう考えるととてもしっくりくる。

クウの巣立ちからは、灰羽は「現世に未練を残した魂」と考えることもできる。
レキの世界からは、罪憑きの罪は「自殺したこと」とも考えられるし。
すると、ラッカは投身自殺でも図ったのかなぁ?

壁に囲まれたこの街で、灰羽たちは自分の真の名を――自分の存在している意味を、探している。
――どうして生まれてきたのだろう?
――この世界で何をするために生まれてきたのだろう?

すべての存在には、生まれてきた意味がある。
そして、その理由は一人では決して見つけることができない。
この作品は、そういうメッセージを孕んでいるように思う。

たとえ巣立っていっても、レキのお節介な優しさはみんなの心の中に生き続ける。
クウの無邪気さな元気さも、ラッカの情の厚さも。
そのためには、だれかと心を通わせなければいけない。
人は、一人じゃ生きていけないんだ。

---

1~2話の感想でも書いたけれど、細かな設定がしっかりしていて、とても好印象。
羽がきちんと皮膚を破って生えてきたり、その羽を通す穴を服に開けなきゃいけなかったり、寒いときは羽袋をはめたり。
輪っかが浮いていたり、ちゃんとくっついている理由は不明だけど、作り方はわかったしね。

ただ、せっかく天使みたいな羽があるんだから、ラストで「覚醒!」みたいなノリで飛べたりしたらすごく盛り上がったのになぁと思わなくもない。
結局、なんで羽が生えて輪っかをつけるのか、よくわからなかったもの。
いつか壁を越える象徴、なのかな。時計塔の親方が言ってたみたく。

設定は、やはり村上春樹の「世界の終りとハードボイルド・ワンダーランド」によく似ている。
読んだのがかなり昔だから、細かいところは忘れてしまったけど。
2周目を観る前に、もう一度読んでおきたいなぁ。

見終わった後味がとても良いアニメだった。
こういう雰囲気のアニメは少ないから、とても貴重だと思う。
設定がしっかりしていて、テーマがあって、メッセージ性もある。
コアなファンがいるのもよく理解できる。私も嫌いじゃないよ!
秀作、★4評価です。
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アニメ [★★★★☆]
灰羽連盟

灰羽連盟 10~12話

10話 クラモリ 廃工場の灰羽達 ラッカの仕事

罪憑きとして生まれたレキの回想と、ラッカの仕事。

ラッカは壁に触れた罰として、灰羽連盟の寺院へと呼び出される。
そこで与えられた仕事は、壁の中で光輪の元となる光箔を集めること。
なんだか物々しいローブを着せられて「何か見たり聞こえたりしても案ずることはない」とか、完全にフラグが立っているよ。こわい

ラッカは、自らの罪の輪から抜け出す道を見つけたことで、罪を禊いだのだろうか。
話師はそんなことを言っていたけれど。

一方、レキはまだ罪を贖えていないようだった。
罪憑きは巣立つことができない。そのまま時を迎えると、灰羽ではいられなくなってしまうらしい。
レキは消えてしまうのだろうか。

「レキ、煙草やめなさいよ。バカみたいよ」


11話 別離 心の闇 かけがえのないもの

年少組のダイが廃工場に里帰りするのに、ラッカがお返しのお菓子を持ってついていく。
ミドリはラッカに言う。

「あなたはレキのこと、何もわかってないのよ。何も……」


ラッカは、レキに時間が残されていないことを知る。
レキが今まで一人で苦しんでいたことも。
ずっと助けてもらってばかりだった。
今度こそ、自分が力にならなきゃいけない。
そうでなくちゃ、自分のために死んでしまったあの鳥も、浮かばれやしない。罪が許されない。
レキを、助けなくちゃいけないんだ。

空っぽの笑顔を貼り付けて、私たちは歩く。どんなときでもレキは優しい。だれにも心配かけたくないから、誰にも頼りたくないから、レキは笑う。どうしてもっと早く気づいてあげられなかったんだろう。私はずっとレキの一番近くにいたのに。
「明日が来なければいいのに」
「永遠なんて、ありえないよ。何もかもが、いつかは終わる。だからいいんだ。今が今しかないから、この瞬間が、こんなにも大事なんだ」
「うん……そっか、そうだね」


12話 鈴の実 過ぎ越しの祭り 融和

新年を迎えるグリの街では、過ぎ越しの祭りというものが行われる。
そこでは年賀状のように、鈴の実を贈る習慣がある。
その実の色によって、伝えたい気持ちの意味が変わってくる。
赤だと「ありがとう」、緑だと「ごめんなさい」なんだとか。

レキ以外のオールドホームのみんなは、祭りに合わせて街を巡り、お世話になった人たちに鈴の実をプレゼントする。
レキは、祭りの一週間前にヒョウコに白い実を贈っただけ。
白い実の意味は「さよなら、そしてありがとう」。

ラッカは、やってくる時を諦めの笑顔で待っているレキに、何をしてやればいいのかわからない。
どうすれば、レキは祝福を受ける、いい灰羽になれるのだろう?
どうすれば夢を思い出せるのだろう?
ヒョウコとミドリは、レキの力になりたいというラッカの願いを聞く。
そして、白い実の返事に、黄色の花火を上げるのだった。

黄色の意味を、レキは「私はバカです」とか解説していたけど、そんなハズはあるまいよ。
なんだか小っ恥ずかしい想像ばかり膨らんでいくなぁ。
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アニメ [★★★★☆]
灰羽連盟

灰羽連盟 7~9話

7話 傷跡 病 冬の到来

冬が来ても、ラッカはクウのことを忘れられず、悲しみに暮れていた。
そんなラッカの灰色だった羽は、だんだんと黒く染まっていってしまう。

レキ曰く、灰羽には祝福を受けて巣立つことのできる灰羽と、呪いを受けて閉じ込められ続ける「罪憑き」がいる。
そして、レキはまだらの羽を持って生まれた罪憑きなのだという。
街を囲む壁は、いい灰羽にとっては外から護る盾に、そうでない灰羽にとっては外へ出さない檻になる。

ラッカは本当に罪を犯してしまったのだろうか?
だから羽が黒く染まっていってしまうのだろうか?
自分で羽を切るラッカを見ていると、とても悲しい気持ちになるよ。
それはきっと、どうしようもないことなのだろうけれど。

私はずっとこの街は楽園なのだと思っていた。でも、みんなこんなにも優しく、だれかのために精一杯生きているのに、悲しいことは起こる。呪いを受け、苦しむ者もいる。
灰羽ってなんだろう……。


8話 鳥

「壁も、この街も、灰羽のためにあるんだってみんな言う。でも、灰羽は突然生まれて、突然消えてしまう。私、自分がどうして灰羽になったのかわからない。何も思い出せないままここに来て、何もできないままいつか消えてしまうんだとしたら、私になんの意味があるの?」
「意味はきっとあるよ。それを見つけられたら、きっと――」


自分の存在意義を自問自答するラッカ。
クウのベッドとカエルの置物をもらい、冬服を買いに行っている間にも、その問いはまるで羽に広がる黒い染みのように、消えることはなかった。

「私の居場所なんて、どこにもない……。私なんて、いなくなっちゃえばいいんだ」


ラッカが落ちこむのは、単に「自分はみんなと違う」という疎外感のせいだけじゃない。
言ってしまえば、だれもが持つ、根本的な問い。それは当然、私たちも持つもので。
――どうして私はここにいるんだろう?
――その答えが見つけられないままここにいる自分に、なんの意味があるんだろう?

逃げ出したラッカは、カラスに導かれて西の森の井戸へと行く。
そこにあったのは、カラスの死骸と、いつか見た夢。
壁と、森と、井戸の底。
なんだか村上春樹の「世界の終りとハードボイルド・ワンダーランド」みたいなお話だなぁ。

「あなたが私を呼んだの? 鳥の姿をしてるけど、ずっと昔、どこかで私、あなたを知っていた気がする……」
「私、自分の名前も思い出せないの。灰羽はみんなそうなんだって。だから私、あなたがだれなのか思い出せない。ただ、大切なだれかとしか……」
「でも、あなたはそばにいてくれた。鳥になって、壁を越えて、私は一人じゃなかったんだって伝えようとしてくれたんだね」


9話 井戸 再生 謎掛け

「鳥が私に伝えてくれたのは、私が繭の中で見た夢の、本当の意味なんです」
「ここじゃないどこか知らない場所で、私はずっと一人ぼっちなんだと思いこんでいました。自分がいなくなってもだれも気にもしてくれないって。だから私、消えてしまいたいと思ったんです。そしたら私、空にいる夢を見て……。でも思い出したんです。夢の中に鳥がいました。鳥の姿になって呼び戻そうとしてくれた。私は一人ぼっちじゃなかった。なのに、私……」


井戸の底で、ラッカは知るべきことを知る。
忘れたものは、壁の向こうから鳥が運んでくるから。

「罪憑きってなんなんですか? 私は罪人なんですか? 私が見た夢は、本当のことなんですか?」
「それを確かめる術はない。繭の中で失ったものは取り戻せない。誰かを傷つけたとしても、その者と再びまみえることはない」
「私が罪人で、本当はここにいちゃいけないなら、どこか私のいるべき場所へ連れて行ってください。ここは、この街は、私には幸せすぎます。みんな優しくて、だれからも大事にされて、居たたまれないんです。もし私の見た夢が本当のことなら、私、帰りたい……。帰って謝らなきゃ……」


自分がここにいる理由は未だにわからない。
けれど、ここにいちゃいけない理由ならわかる。
自分はだれからも優しくしてもらう資格なんかない。
だって、大切な人を傷つけたまま、そのことすら忘れてしまっていたのだから。

けれど、レキの優しさは、本当に温かかった。
ここからいなくなったら、きっとこの人まで傷つけてしまう。
これ以上罪を重ねたくない、この温かさを手放したくないと、ラッカは思った。

「私、消えたくない……」
「消えたりしない、大丈夫だから」
「ここにいたいの。私、どこにも行きたくない。ここにいて、いいよね?」
「もちろん。ラッカはここにいていいんだよ。ラッカは祝福された灰羽なんだから」


ラッカの罪は、羽から消えていた。
その祝福は、オールドホームの灰羽たちが与えたものなのかもしれない。
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アニメ [★★★★☆]
灰羽連盟

灰羽連盟 4~6話

4話 ゴミの日 時計塔 壁を越える鳥

カナの時計屋の仕事を見学するラッカの話。

カナはゴミをあさりに来るカラスを目の敵にしている。
一方、ラッカはカラスに不思議な愛着を感じている。
それは繭の中で見た夢。忘れてしまっているようだけれど。

「鳥はさ、この世界で唯一壁を越えることが許されている、特別な生き物なんだ。もしあたしたちが鳥にエサをやって、なんの苦労もなく暮らせる場所を作っちゃったら、鳥は街に住み着いて、たぶん二度と飛ばない。それは幸せかもしれないけど、かわいそうだ」

「鳥はさ、忘れ物を運ぶんだって。あたしたちが繭に入ったときに忘れた、何か」


この作品で、鳥は重要なキーワードになっている。
どこにでも行ける存在の象徴なのだろうか。
対して、羽があっても飛べない、どこにも行けない存在としての灰羽。
ラッカは、自分が何をしたらいいか、どこに行けばいいか、悩んでいるようだった。

でも親方の気持ちもわかる気がする。
近くに羽の生えた女の子がいたら、いつかどこかへ飛んで行ってしまいそうな気になるかも。

どこかに行けるかもしれないという可能性の象徴としての羽だとするなら、輪っかはいったいなんなんだろうか。
マジにくっついていたけど! 引っぱったらびよんびよんしていたけど!
というか、ラッカは顔を洗ったら枕で拭くのかよ? なんだその文化

5話 図書館 廃工場 世界のはじまり

今日のラッカは、ネムの図書館での司書の仕事の見学をしていた。

世界のはじまり。
ネムとスミカは、それを知りたがっていた。
世界のはじまりかたがわかれば、どうして自分がここにいるのか分かる気がしたからだろうか。

「――でもダメだった。何しろ、夢より現実のほうが幸せなんだもん」


そういえば、ラッカも言っていた。

「いいのかな、私、こんなに幸せで」


世界のはじまりについては、いまいちピンときていない。
ネムとラッカの作った物語は、なかなか可愛らしいと思ったけどさ!

ところで、灰羽が暮しているのはオールドホームだけじゃないんだね。ちょっと意外。
たしかにオールドホームの灰羽は、年少組を除けば女の子ばっかりだったよね。

6話 夏の終わり 雨 喪失

季節の変り目の雨の日曜日、クウが巣立っていく話。

灰羽は、巣立ちの日が来ると壁を越えていくのだそう。
それは誰にでもやってくる。そのことは誰にも言ってはいけない。
そうして、クウは消えていった。

4話の時計屋の親方が言っていたのは、考えすぎなんかじゃなかった。
本当に、ある日ふっとどこかへ飛んでいってしまった。
思えば、5話でも伏線が張ってあったよね。
勤め先のおっちゃんとかネコとかに「さよなら」を告げていたり。

クウは「心のコップが満たされた」と言ってた。
なんだかエンジェルビーツみたいだな。未練がなくなると成仏しちゃうのか?

「――みんな、私を置いてっちゃうんだな」

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アニメ [★★★★☆]
灰羽連盟

灰羽連盟 1~3話

好きなアニメを挙げる系のスレで常連の「灰羽連盟」。
2002年放送とちょうど10年経った作品だけれど、名作は色あせない、そういうことなんじゃないだろうか?
そんなことを期待して観てみることにする。



1話 繭 空を落ちる夢 オールドホーム

「私たち、人間じゃないの?」
「私たちが何者なのかは、だれにもわからない。とりあえず“灰羽”って呼んでる」
「うちに……かえりたい……」
「灰羽はこの街から出ることはできないんだよ。それに、この世界のどこかにもしあなたの家族がいても、今のあなたを見て、あなただとは思わないと思う」
「どうして……?」
「あなたがあなたのいた世界を思い出せないように、この世界のだれもあなたのことを憶えていない。ここはそういう世界」
「なんであたしなの……? あたし、なんの取り柄もない、普通の女の子だったはずなのに……」
「どうしてだろう? 理由はだれも憶えていない」


空を落ちる夢を見ていた女の子が、繭から生まれる。
彼女はラッカと名付けられる。
繭はオールドホームと呼ばれる建物にできていて、そこには灰色の羽と光輪を持つ人たちが暮している。
ラッカにも羽が生え、灰羽の一員となる。

なんだかとても不思議な世界観だ。
ストーリーはハイ・ファンタジーなハズなのに、すごく落ち着いた雰囲気を醸し出している。

これは「生えた羽の血と脂を落としてきれいにする」「でないと染みになっちゃうから」という、レキの毛づくろいのシーンのおかげな気がするな。
普通の人間に羽が生えてしまっただけで、抱える日々の悩みなんかが私たちと同じものであることが暗示されているからだろうか。

羽・輪っかときたら、やっぱり天使なのかなぁ。
輪っかを落としちゃったり、輪っかの静電気で髪の毛がぴょんぴょんしてしまったり、愛嬌があってずいぶんと可愛らしいですけども!
というか、天使の輪っかって熱いのかよ? 知らなかった……。

2話 街と壁 トーガ 灰羽連盟

羽が生えたラッカは、みんなと街に行く。
灰羽たちは人間の使い終わったものを使って暮している。
だから服も古着しか着ることができない。
ラッカはそこでセーラー服のワンピースを選んでいた。とてもよいチョイスだ。わかってるね!

ついでに、灰羽は現金を持つこともできないらしい。
働いた分の報酬が「灰羽手帳」に貯まり、それを使うことで買い物をする。
電子マネーみたいな話だ。

その灰羽たちの生活を保障しているのが、灰羽連盟。
街と外の世界との橋渡し役のような存在のようだ。
天使が人間界と天界を繋ぐ存在とか、そういうことと関係があったりするのだろうか?

セーラー服の羽を通す穴を繕ってもらったり、光輪がきちんとくっついたりして嬉しそうにしているラッカはとてもほほえましい。
というか、服着てるのに羽はどうしてるんだよ?と思ってたら、ちゃんと羽を通す穴を開けていたんだね。
こういう設定がしっかりしているのってとっても好印象だよ!

3話 寺院 話師 パンケーキ

灰羽連盟に呼ばれたラッカは、ヒカリと一緒に寺院へ行き、灰羽手帳をもらう。
そこでは話師しか喋ることが許されていない。
これは何かの比喩なんだろうか?

その後オールドホームへ戻ったラッカは、人参嫌いな年少組の子供たちへのご褒美に、ヒカリの働いているパン屋までパンケーキを買いに行く。
あの人参は本当においしくなさそうだった。
茹でた人参をそのままごろごろって、なんかもう少し考えようよ……。

灰羽の日常に慣れていくラッカが描かれた回だった。
ヒカリは輪っかの入っていたフライパンでケーキを焼いていたらしい。
必死に輪っかを水洗いするラッカにはさすがにわろたよ。

輪っかが浮いたり光ったりするのにもちゃんと設定がありそうだな。
同じく、羽で飛べたりしないのか、私も少し気になっていた。

「ほんとに飛べたらいいのにね」
「飛べるよ!」
「え?」
「信じていればいつか必ず飛べるよ。クウはそう信じてるんだ」
「……うん、そうかもね」

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アニメ [★★★★☆]
灰羽連盟

THE IDOLM@STER 20~22話

第20話 約束

4話の続きでもある、待ちに待った千早回。
「弟を見殺しにした」というスキャンダルを書き立てられ、歌を歌えなくなった千早は、歌も、アイドルも、姉であることもやめてしまおうとする。

千早が一番大切にしていたのは、自分が自分であることなんだろう。
その自分とは、弟のために歌を歌う、姉としての自分。
だから、歌えなくなった自分に、千早は価値を見出すことができなかった。

ストーリー的には予定調和ではあった。
みんなの励ましがあって、そしてやっぱり自分が歌が好きなことに気づいて、もう一度歌えるようになる。
けれど、ステージでやっぱり声が出なかった千早を、みんなが支えてくれたあのシーンはよかった。
そして、手を引いてくれた昔の自分と、楽しそうに笑う弟と、ほほえむ千早と。
正直、ちょっと泣きそうになったよ! ヤバかった

春香はたしかにお節介焼きな女の子だね。
でもそれも彼女の魅力だ。
人には優しさが必要だし、そして春香の優しさは本物だ。

第21話 まるで花が咲くように

20話千早回エピローグ。
961プロからの嫌がらせにも負けず、イベントのステージに一人で立つことを決心する千早の話。

アカペラで歌う千早のストイックさは、ステージの上で超然とした輝きを帯びていた。
ミキミキじゃないけど、本当に心に残るものがあったよ。

ジュピターも961プロと決別し、これで一連の嫌がらせ事件は幕を引きそうだ。
しかし、小鳥も歌を歌っていたんだね。
写真に765プロと961プロの社長と小鳥っぽい女の子が写っていたけど、あれは小鳥なんだろうか?
口元にほくろがないんだけども……?

第22話 聖夜の夜に

みんな売れっ子になって忙しい中、クリスマスパーティをする話。
みんながケーキを買ってきてケーキだらけになってしまうのにはわろた。

地味に春香回でもあった。
Pへのプレゼントに財布を買ったのに、美希のグランプリ受賞に対するPの「何よりも嬉しいプレゼントだよ」という言葉を聞いて渡せなくなってしまう乙女心。
それはひょっとして……恋心? まさかね!?

みんなが集まって仕事以外の何かをするというのは、かなり久々かもしれない。5話の水着回以来か?
売れるのは嬉しいけど、みんなとの距離が遠くなってしまうのが少しだけ悲しい。
春香もいおりんみたいに割り切れたらいいんだけどね。
でもそれができないのも春香の魅力だ。
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